『「上毛かるた」で見つける群馬のすがた ~知れば、もっとぐんまが好きになる!~』
群馬県は『「上毛かるた」で見つける群馬のすがた ~知れば、もっとぐんまが好きになる!~』を発行した。小学4年生用の副読本として作成したものだが、読み札全44枚の由来や歴史がよくわかる。
「はじめに」によると、「『上毛かるた』は、戦争が終わって間もない1947(昭和22)年に作られました。・・・この本は、みなさんのよく知っている『上毛かるた』について、かるたの札だけでは伝えきれない思いや、かるたによまれたふるさと群馬のよさをもっと知ってもらうために作りました。かるたの絵札、読み札が書かれた左側のページは、それぞれの札に描かれたことがらや札にこめられた願いなどをのせています。・・・また、右側のページでは、かるたの札によまれた歴史、自然、人物や産業などに関する解説や関係する情報などをのせています」。
たとえば――。
い 伊香保温泉日本の名湯
『上毛かるた』が作られたのは、人びとの心に悲しみや苦しみが深く残っていた、戦争が終わって間もないころです。
『上毛かるた』を作った人たちには、荒廃した日本が元気を取りもどすための活力を、群馬県から発信したいという強い思いがありました。そこで、「いろはかるた」の最初の文字に、伊香保温泉を置いて、証として読み札を赤く染めました。
単なる伊香保のPRかと思っていたが、そんな思いがあったとは。
ち 力あわせる200万
これまでの人口増加にともなって、初版「160万」の数を4回改め、1993(平成5)年に現在の200万になりました。
右ページに、「市町村の様子も変わりました」として、群馬県の市町村数の移り変わりを紹介している。
1888(明治21)年 1213
1889(明治22)年 206(明治の大合併)
1967(昭和42)年 70(昭和の大合併)
2010(平成22)年 35(平成の大合併)
つ つる舞う形の群馬県
群馬県は1876年(明治9)年に現在の鶴舞う形になりました。
A4判 96ページ、380円(税込み)。
県庁県民センター(郵送可)や、各行政事務所、行政県税事務所で購入できる。また、県内の一部書店(以下)や、ぐんまちゃん家(ぐんま総合情報センター)でも販売。
問い合わせは群馬県生活文化部文化振興課(027・226・2593、bunshinka@pref.gunma.jp)へ。
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