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『ぐんまの産業観光ガイドブック』

Gunma_no_sangyokanko
 群馬県工業振興課、観光物産課は産業観光にスポットを当てたガイドブック『ぐんまの産業観光ガイドブック』を作成した。
 まず、群馬県の産業遺産として繊維、鉄道、水の各ジャンルを紹介している。
 「繊維」は旧富岡製糸場のほか、旧碓井社本社事務所、旧甘楽社小幡組倉庫、旧桐生高等染織学校本館・講堂、桐生織物会館旧館、金善ビル、旧蚕糸試験場事務棟、旧上毛モスリン事務所、桐生倶楽部会館、旧安田銀行担保倉庫、桐生市のノコギリ屋根工場を紹介。
 「鉄道」では、碓氷峠鉄道施設群碓井第三橋梁(めがね橋)、碓氷峠鉄道施設群旧丸山変電所、わたらせ渓谷鉄道・上神梅駅、神戸駅、小中川橋梁、深沢橋梁、上毛電気鉄道・大胡駅、西桐生駅、デハ101形電車、上信電鉄・下仁田駅、デキ1形電気機関車、東武鉄道・館林駅、旧草軽電鉄北軽井沢駅舎をピックアップ。「明治期後半から大正期、昭和初期にかけて、製糸、織物業が基幹産業であった群馬県では、日本の近代化を象徴するもののひとつである鉄道も、それに関連するよう整備されていった」という。
 「水」は、前橋市の旧浄水構場事務所、前橋市浄水場配水塔、桐生市元宿の元宿浄水場・水道施設、急速濾過場、旧事務所、ポンプ室、桐生市堤町の旧配水場事務所、旧水道事務所、高崎市の榛名川上流砂防堰堤、烏川上流砂防堰堤を紹介している。
 水にまつわる産業遺産はまったく知らなかった。
 続いて、工場見学ができる地場企業など(34ヵ所、33企業)を地区別に紹介、見学の事前予約の方法などを記している。
 A4変形判、29ページ、フルカラー。発行部数は1万部。
 問い合わせは工業振興課027・226・3358、観光物産課027・226・3385へ。

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