さぼうる(東京・神田神保町、喫茶・食事・洋酒)
久しぶりにさぼうる(東京都千代田区神田神保町1-11、03・3291・8404)に来た。モーニングセットを頼んだ。
学生時代によくコーヒーを飲みに来た。食事をするのはさぼうる2だった。
夜になるとお酒とおつまみも楽しめるが、やはり昼間に、この暗い隠れ家のような喫茶店に来るのが楽しい。
窓際の席。
入り口から入ってすぐ左が1階席。その奥に中2階と半地下の席がある。
小物が味わいがあっていい。
さぼうる店主の鈴木文雄さんは、いつも入り口にいて、客を案内する。その鈴木文雄さんの談話が『古本 神田神保町ガイド』(毎日新聞社、2003年11月15日)に載っている。
「この店をはじめたのは昭和30(1955)年のことでした。30年代は神保町に、たくさんの喫茶店が生まれた頃でね。今の5倍、10倍くらいの数はあったのではないでしょうか」
「当時はまだ食べるのがやっとの時代でした。もりそばが一杯30円、銭湯が10円だった頃に、コーヒーは一杯50円。ずいぶん贅沢な飲み物でしたね」
「授業をサボって来るから『さぼうる』だと信じている人がいらっしゃいますが」
その一人だ(笑)。
「実はスペイン語で『味』という意味です」
営業時間は午前9時から午後11時まで。
日曜定休、祝日不定休。
| Permalink | 0
The comments to this entry are closed.
Comments