心に沁みた今日の『ゲゲゲの女房』
NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』も来週1週間で終了する。
漫画家・水木しげるの夫人・武良布枝さんが著した自伝を原案としたこの連続テレビ小説、欠かさず見ていたが、今日の父・茂の娘・藍子への励ましの言葉は心に沁みた。
茂が示したゲーテの格言は、厳しい時代、だれにでも当てはまる格言ではないか。水木しげるもこの格言を胸に、苦しい時代を耐え抜いたのだろう。
(NHKホームページより)
教師の仕事をがんばっていた藍子だったが、しだいに元気のない様子を見せはじめ、梅雨に入ったころにはかなり追い詰められたような言葉を口にする。目立たない子供のいいところをクラス中に紹介しようとしたことが、えこひいきをしているととられてしまったのが原因だった。藍子は深く落ち込んでいた。受け持ちのクラスはガタガタ。父兄たちからも批判される始末。
藍子はある日、布美枝に弱音を吐く。喜子は茂に藍子を励ましてくれるように依頼する。藍子は『頑張った藍子を見ていて感心していた。だから早急に答えを出さずによく考えるように』と話していた布美枝の言葉を思い起こしていた。そのとき茂が子供部屋にやってきて、自分の仕事場にも張ってあるゲーテの格言を藍子に手渡す。
意志の力で成功
しない時には好機の
到来を待つほかない。
人は努力している間は
迷うに極まったもので
ある。
茂:好きなことをして生きるのはえー。けど、好きと、楽することとは、ちょっこし違う
藍子:・・・
茂:苦しいことや嫌なことがあっても、それでもやらずにはおられんのが、本当に好きなことだ
藍子:・・・
喜子:・・・
茂:だけん、迷ったり悩んだり、落ち込んだり、苦い思いもしてみんことには、好きなことはなんなのか、本当はわからんのだよ
藍子:・・・
茂:人は神さんではないけん、世の中を思い通りには動かせん。やるだけやってもうまくいかないときは、好機の到来を待つほかない。・・・人間にできるのは、それだけだ
(茂、藍子の方をポンとたたき、)
茂:戦わずして土俵を下りるのが、いちばんつまらんぞ
藍子:うん・・・
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Comments
ぐんぐんぐんまさんも戦ってください。
Posted by: さいのめ | 2010.09.20 02:13 AM