いろり家 東銀座店(東京・東銀座、居酒屋)
「おしぼりは熱いのがいいですか、冷たいのがいいですか、それとも人肌?」。
ふつうはおしぼりを3種類も用意しない。よく行くゴルフ練習場は2種類用意しているが、「人肌」はない。
「人肌」を頼んだ。
おしぼりで、まず楽しい気分にさせてくれる。
いろり家 東銀座店(東京都中央区銀座3-11-11 銀座参番館2 B1、03・3547・7901)だ。
今日のおススメは、サバの2点盛り(生サバ、〆サバ、880円)だという。
松輪漁港の朝獲りの魚貝類を、漁師さんから手渡しで仕入れ、お店でさばく。
さっそく注文すると、カウンターの向こうからも声がかかる。
「届いたばかりの淡路島の玉ねぎが美味しいですよ」。
料理長のお薦めだ。
野菜の炉端炙り。
こちらは料理長にまかせて、盛り合わせにしてもらうことにした。
サバ2点盛り。確かにうまい! 店の人たちも釣好きが多く、釣りの話をすると盛り上がる。漁師さん直伝の食べ方なども勧めてくれる。トイレにも松輪漁港の朝獲りの魚貝類を紹介する写真と記事があった。
刺身はその日のおススメを聞いて、選ぶと確実だ。
炉端炙り、まずは高知の赤ピーマンと、群馬・月夜野のしいたけ。しいたけはいしづきの部分までおいしかった。
真黒に焦がした大きな淡路島産たまねぎ。甘味が生きて、おいしい。特製玉ねぎソースか、海藻(クロメ)を原料に、昔ながらの手作りで作った「黒め塩」をつけて食べる。
食材にこだわった店。鶏ならば、山梨県健美鶏。豚は千葉県旭市の『いも豚』。牛は山形牛。
松松輪漁港より直送の鮮魚を干物にした「自家製干物」も自慢のメニューだ。
お酒が飲みたいと言うと、ひやおろし(夏の間に熟成させて9月から出荷する日本酒)を勧めてくれた。
ひやおろしがあるとはうれしい。「開運」(880円)を頼んだが、「この2種類も飲んでみてください」、とほかの銘柄の試飲もさせてくれた。
お酒は焼酎が充実しているが、今後、日本酒も40種類くらい常時そろえるようにするという。楽しみだ。
〆のご飯もいろいろ。自家製昆布醤油のおにぎり(280円)。おにぎりと焼きおにぎりのいいとこどりをしたようなおいしいおにぎり。
掘りごたつ式テーブル席の方から、店の人の元気な掛け声。見ると、「船上めし」のイベント。いくらをお客がストップするまで丼に盛るイベントだ。
店の人のチームワークの良さ、明るさ、そして食材を重視した料理が印象的だった。
銀座にこんな居酒屋があったのか、と思ういい店だった。
営業時間は――。
月~木…18:00~3:00
金………18:00~4:00
土………17:00~23:00
日・祝定休。
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