谷中七福神めぐり番外編~谷根千“せんべい七福神めぐり”
谷中七福神めぐりの計画を立てる時に参考にした『散歩の達人』2007年10月号「志ん生一家に愛された町 谷中・根津・千駄木」に「せんべい屋ローラー作戦」という記事があった。読むと、ちょうど7軒のせんべい屋が紹介されている。それでは、この7軒も回ってみよう!ということで「谷中七福神めぐり番外編~谷根千“せんべい七福神めぐり”」を敢行した。
修性院の頼り甲斐のありそうな大きな布袋様を拝観してから天王寺に向かう途中、「谷中せんべい」の看板を見つけた。
谷中せんべい 信泉堂(台東区谷中7-18-18、03・3821・6421)だ。
『散歩の達人』で薦めていた堅丸(65円)を買った。
オーソドックスなおいしいせんべい。堅さも、厚さも、醤油の味も好きだった。次はたくさん買って帰ろう。
営業時間は9:30〜18:20、火曜定休。
2件目は谷中せんべいのすぐ近くだったが――。
なんとも味わいのある路地にあった。
都せんべい(東京都台東区谷中7丁目18-13、03・3828・4435)。
『散歩の達人』で薦めていた堅焼(70円)を買った。
醤油の味が谷中せんべいとちょっと違う。こちらの方が個性的。
営業時間は9:00~18:30。月曜定休だが、祝日なので営業していた。
さて、順調に進み始めたと思ったせんべい店めぐり。その後、つまづいた。
いせ辰に行った後、加賀屋谷中店(台東区谷中3-13-16)に向かったのだが――。
住所の場所ではインフォメーションセンターの工事が進んでいた。電話は通じず。
工事していた方に聞くと、「ここ、せんべい屋さんだったんだよ」。
う~ん。“せんべい七福神めぐり”のはずだったのだが、「6」になってしまった。
気を取り直して、菊見煎餅総本店(文京区千駄木3-37-16、03・3821・1215)に向かったが、この店は月曜日が定休。しかし、都せんべいも営業していた。三連休の最終日。七福神めぐりの客も多いので、当然開いていると思って行ったのだが――。
閉まっていました。(゚Д゚)ハァ?
そして…。次のせんべい屋「八重垣煎餅」がなかなか見つからなかった(表通りだったのに…)。
所在地が文京区根津1-23-9-102。102というところで、マンションの1階か…などと思ったのが間違い。分かりやすいところにあった。近くの鯛焼きの店には列ができていた。ちょっと気になったが、八重垣煎餅(03・3828・7228)に入った。
入るとお茶を出してくれた。サービス満点。
ゆっくりできた。
店頭でせんべいを焼いていた。楽しい。
「江戸の堅焼」(150円)。観光化されているためか、他店よりは値段が高い。
「煎餅」という漢字の通り、もちもちの厚いせんべい。焼きたてだから、もちもちなのかもしれない。
いろいろなせんべいを扱っているのでお土産ならば、この店かもしれない。
無休。
次の店は昔せんべい大黒屋(東京都台東区谷中1-3-4、03・3821・7000)。
大黒様が飾ってある、まさに七福神せんべい。
商店街のホームページの中に大黒屋のページもあって、作りにこだわっていることが分かる。
「いらっしゃいませ、昔せんべい大黒屋でございます。当店の炭火手焼きは厳選されたお米と香り豊かな本醸醤油、炭は紀州備長炭にて一枚一枚丁寧に昔ながらの味と伝統を守り続けております。谷中・根津の散策の折に、慶弔、各種ご進物に。お電話にて発送も承っております。ご来店お待ち申し上げます」。
店頭でせんべいを焼いている。名人芸。
1枚売りは売り切れていたので、10枚入りを買った。
「醤油」10枚入り1200円。
八重垣煎餅比べて厚くはないが、しっかりした醤油味。こだわりが感じられるせんべいだ。
営業時間は10:30~18:30。木曜定休。
最後の店は、嵯峨の家(東京都台東区谷中6-1-27、03・3821・6317)。
しゃれたせんべい、あられを売る店。
秋の夜(47円)を買った。
食べやすい大きさだし、とてもおいしかった。
この店は弁天様、という感じか。
営業時間は9:00~19:00。水曜定休。
最後の2店を回って七福神とせんべいがオーバーラップした。
最初の谷中せんべいは布袋様か。
八重垣は商売熱心なので恵比寿様?
楽しいせんべい店めぐりだった。
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