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若松(東京・銀座、甘味処)~銀座のど真ん中でのんびりできる

 甘味処の老舗、若松(東京都中央区銀座5-8-20 銀座コア1F、03・3571・1672)に行った。
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 銀座コア1階の入り口のほか――。

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 通りから直接入れる入り口がある。もともと古くからこの場所にあり、銀座コアオープン後もこの場所に残った店なのだ。

 同店は、嘉永年間上野忍川のほとりにあった輪王寺宮御用の菓子司「若松」(維新後廃業)の衣鉢を継いだもの。初代森半次郎が銀座尾張町(現在地)に独立したのが明治二十七年、ちょうど日清戦争の鈴の音を聞きながらの開業であった。汁粉一杯一銭五厘で開店当日の売上げが二円五十銭也の好況。その入念な甘味は忽ち評判をとり、今日の盛名の基をきづいた。
 初代没後、二代目が森半次郎を襲名し、その研究熱心さと積極的な経営によって「若松」の名を一段と高らしめている。二代は大正震災後の帝都復興の気運の中で、あんみつを創案して売り出し、これが大ヒットとなって今日では全国的に広がっている。
 この「あんみつ」と「粟ぜんざい」は同店の看板で、銀座を通る甘党ならば誰知らぬ者はない。現在も、三代目森一により、御土産用「あんみつ」の開発など伝統の味を継承し、平成のいま、いつも明るく、品のいい雰囲気にあふれている。いつまでも、懐かしい店である。(「東都のれん会 しおり」から抜粋)。

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 銀座コアを訪れる若い女性ばかりかと思ったら、店内は古くからのファンと思われる年配客が多かった。お土産だけを買っていく人も多い。

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 元祖あんみつ(900円)を食べた。懐かしい味。

 なぜか「食べログ」の評価が低いが、何度もお茶を入れてくれるし、静かでのんびりできる。
 応援したい店だ。
 簡単な食事もできる。

 メニューは以下の通り(クリックすると大きな画像で見られます)。
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 営業時間は11:00~20:00。無休。

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Comments

日本で大先輩のカメラマンと夜、ファミレスで待ち合わせ。食事はしてきたし、おかわり自由のコーヒーもいやだってことで、二人してあんみつを食べた。お茶はいっぱいだけのはずだったけど、バイトの兄ちゃんが気を利かせていれてくれた。

Posted by: さいのめ | 2011.01.17 10:01 PM

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