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出先での情報収集、やはりTwitterが頼りになる!?

 一昨日の地震。出先での情報収集に苦労した。
 テレビは見られず(ワンセグで見られたが電池の消耗が激しく、すぐケータイが使えなくなるので、長い時間は見られない)、ケータイも通じない。
 それならば、インターネット、ということになるが、地下鉄の運行情報を見ようと、東京メトロのホームページを見ても、現在地下鉄が止まっていることと、復旧の見通しが立っていないことしか分からなかった。
 モバイル機器の電池が限られているなか、いかに効率的に情報を収集するかが、大問題だった。

 ITに詳しい友人に聞くと、やはり、Twitterが役に立ったという。
 「Googleが災害用の専用サイトをつくった」「UstreamでNHKの情報が見られる」といった情報だ。

 こうした有用な情報は公式リツイートで提供されることが多い。

 非常時には「公式リツイート」が役に立つ、ということについてはITmediaに分かりやすい記事があった。
 そのまま引用しよう。

情報の拡散、非公式RTではなく公式RTで――Twitterが呼びかけ
「非公式RTを使うと同じようなツイートが重複してタイムラインに表示されるため、重要なツイートが埋もれてしまう」とTwitterは注意を促している。
2011年03月12日 12時22分 更新

 Twitterで情報を拡散する場合は、非公式RTではなく公式RTで――Twitterが呼びかけている。

 3月11日に東北地方で起きた地震を受け、Twitterには多数の地震関連情報が投稿されている。電話が通じにくいこともあって活発に情報共有に利用され、多数のユーザーが地震に関するツイートをRT(ReTweet)で拡散している。

 だが、公式RTではなく非公式RTを利用しているユーザーが多いため、「同じようなツイートが(タイムライン上で)重複し、本当に重要なツイートが埋もれ」てしまうとTwitterは注意を促している。公式RTの場合、複数のユーザーが同じツイートをRTしてもタイムラインには1つしか表示されないようになっているが、非公式RT(頭にRTをつけてツイートをコピーする手法)の場合は重複して表示される。

 Twitterは「正しい情報を拡散し、重複した内容のツイートを省く為にも公式RTをご利用いただけますようお願いします」として、公式RTの利用を求めている。公式RTでツイートを拡散するには、ツイートの下にある「リツイート」ボタンをクリックする。


 公式リツイートは単に、「コメントが付けられない引用」だと思っていたが、大事な話を正確に伝えるために、極めて重要な仕組みだったのだ。最初のツイートの情報がすべて分かるので、いつ、ツイートされて、その後、何人が同じ情報をリツイートしたかも分かる。
 Twitterを使いこなしている人、数人をフォローしておけば、重要情報はリツイートしてくれるだろう。それを公式リツイートすれば、さらに情報に重みが増す。
 Twitterの公式リツイートはまさに助け合いの輪。Twitterは非常時に本当の力を発揮する。

 Twitterによる情報発信、収集は通信に対する負荷も少ない。災害が発生したら、あわててケータイで連絡を取ろうとせず、「Twitterに情報を書き込む」ことを、もう少し推奨すべきではないか。それで無事なことは分かるのだから。
 一斉にケータイやメールなどの1対1のコミュニケーション手段を使っていたら、そりゃ、通信が渋滞して使えなくなるのは当たり前。
 ウチの会社も安否確認メールみたいなやたらトラフィックを増やすようなものを採用するより、Twitterを推奨したほうがいいのではないか。

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