震災後に備え、USB出力付リチウムイオンバッテリー「eneloop mobile booster(エネループ モバイルブースター)」を購入
東日本巨大地震の翌日。テレビで被害の大きさを見て唖然としている。
大津波で岩手、宮城、福島など東北3県の海岸沿岸の都市は壊滅状態。
死者の数がどのくらいに膨れ上がるのか想像がつかない。
東京も通信と交通がマヒし、ケータイの通話やメールはほとんど使えなかった。鉄道もストップ。夜遅く、地下鉄の一部が動き出し、帰宅できたのは夜11時ごろだった。
◇ ◇ ◇
地震が起きた昨日午後2時46分には虎ノ門交差点にいた。揺れが始まった時、地下鉄の電車の走行によるものと思ったが、突然揺れが激しくなり、信号機が大きく揺れ出す。歩いていても左右に蛇行してしまう。そのまま霞が関の官庁街を歩いたが、揺れが止まっても、ふらふらする。船酔いをした時のようだった。
地震直後、ワンセグでニュースを観ると、東北地方太平洋沖が震源地だという。通常は各地の震度が画面に表示されるタイミングだが、盛んに「大津波警報」が発せられている。大変なことになったと思ったが、午後3時の約束があり、アポイント先に行った。
仕事は早めに切り上げ、中央合同庁舎第2号館(東京都千代田区霞が関2-1-2)1階にあるドトールコーヒーショップ霞ケ関メトロピア店のテーブルに座った。店はその時は閉まっていたが、やがて店員が戻ってきた。飲み物を飲んで地下鉄が動くのを待った。
電波免許をつかさどる総務省が入っているビルなのにケータイはまったく使えず。圏外の表示さえ出る。
突然数十通のメールを着信した。こちらからの発信は難しかったが着信したメールは電波がかろうじて通じた瞬間受信していた。
会社の安否確認メールもあった。しかし、安否確認システムにアクセスできなかった。
PCを出してWiMaxルーターにつないだ。WiMaxは普通につながった。会社に「無事」とメールを出した。また、他のメールを処理した。しかし、PCやWiMaxルーターの電池もなくなると、貴重な情報手段が使えなくなるので、すぐにしまい、銀座に移動した。霞が関では食事も取れないからだ。
大地震とは言え、建物が倒壊して、街が燃えているわけではない。街は公衆電話に列ができたり、悲壮感が漂っていたが、あわてる必要はない。待つしかない。翌日は休みだし、一夜飲み明かしてもいい。そんな気分でとりあえず銀座コアの喫茶店で本を読んでいた。
本を読みながら、情報は随時収集していた。通話はできなかったがケータイ、スマートフォンでインターネットをかなり利用。電池が急速に減ってきた。今後ナビゲーションを使って歩いて帰宅することなどを想定すると、電池を無駄にできない。電子機器の使用は控えた。
銀座線が動き出したという情報を店の人から聞いた。少しでも家の近くまで移動しようと駅に行くと、大江戸線も動いているという。ラッキー。銀座線も大江戸線も超満員だったが銀座から乗車。青山一丁目で乗り換え、練馬春日町に到着した。
◇ ◇ ◇
いざという時ケータイの通話、メールはあまり使えない。でもワンセグやインターネットは必須だ。地図ソフトなども役に立つ。しかし。電池の消耗が激しく、すぐに電池は空に近づく。
これを教訓に、三洋電機のUSB出力付リチウムイオンバッテリー「eneloop mobile booster(エネループ モバイルブースター)」を購入した。
充電時間は「満充電」・ACアダプター充電の場合は約7時間、USB充電の場合は約14時間。
出力時間は、内蔵電池が満充電時でDC5V/500mA出力した場合、約4時間(1端子)、内蔵電池が満充電時でDC5V/1A出力した場合、約2時間(1端子)。
iPhoneならば2回くらいは完全に充電できそう。
USB出力用コードとマイクロUSB用アタッチメントを使えば、WiMaxルーターにも充電できる。
この電池は使える!
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Comments
驚愕の状況ですね。まだ全貌がよくわかりませんが、NHKに釘付けで、各紙のHPを確認しています。USBの電池は持っています。ふたつぐらいあった方がよいかもよ。
Posted by: さいのめ | 2011.03.12 08:23 PM