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伊香保カントリークラブで、「群馬の友人」たちとゴルフ

 東日本大震災の翌日3月12日に、恒例となった群馬のゴルフの師匠、Sさんと、伊香保在住の宿命のライバル、Mさんとの伊香保カントリークラブでのゴルフを予定していた。群馬県に一泊し、2日間、群馬でくつろぐ予定だったが、延期になった。

 そのゴルフを2日にすることになった。

 ただ、メンバーは昨年12月4日と同じメンバーになった。群馬のお二人に加え、ゴルフの世界に引き入れてくれた東京の“師匠”Kさんだ。

 8時前スタートのスループレー。7時に伊香保カントリークラブに着いた。

 震災以降、ゴルフは練習もしていなかった。ゴルフ場の練習場で久しぶりにクラブを振る。

 ゴルフ場は閑散としていて、前も後ろも隣のコースも人はおらず、貸し切りのようだった。

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 ティーショットは会心のショット。ところが2打目、5Wで右に打ちOB。+3。
 しかし、173ヤードの長いショートの2番を+1とし、落ち着いた。

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 いつ、自分の身に振るかかるか分からない災厄。こうして、親しい人と楽しむ一時を持てることは幸せだと思った。
 
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 大事な時間だと思うと、ゴルフも丁寧になる。崩れそうで大きくは崩れなかった。
 アウトのスコアは+3+1+1+2+1+0+2+1+2=+13で49。パット数は212222222。
 アウトのスコアはKさん47、Sさん39、Mさん57。東京組の合計は96。群馬組も96。東京組と群馬組のチーム戦をしたら面白いのではないかという話になり、負けたほうが昼食のうどんをおごるということで、インはチーム戦となった。

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 Mさんと、ボールを打つ前の気持ちの持ち方で、うまく打てるか打てないか大きく結果が異なるので、なにか、精神統一、集中ができてしかも緊張しない精神状態の維持ができないかと話していた。

 「一球入魂」などいうと逆に力が入ってしまう。

 そうだ。剣道の前、蹲踞(そんきょ)をする。あの精神状態はどうだろうとMさんに話した。
 それはいい、千葉道場みたいな感じでやろう、ということになった。
 これが意外に効いた。

 うどんを賭けたという勝ち負けもあるが、私もMさんも急にゴルフが締まった。

 4人のスコア。
 私。 +1+0+1+1+0+2+2+0+1=+8で44。パット数は122313222。
 Kさん 0+1+1+0+1+2+0-1+1=+5で41。
 Sさん+1+1+0-1+0+0+1+1-1=+2で38。
 Mさん+1+1+2+2+3+1+0+1+1=+12で48。

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 見違えるような好成績。やればできるじゃないか。別のグループのようだった(笑)。
 14番までで東京組が4打差をつけてリード。しかし16番で同点にされる。
 17番ショート。群馬組は二人ボギーだが、東京組みはバーディとパー。3打差をつけた。
 最終18番ロング。Sさんがバーディー。Kさん、Mさんがボギー。最後に打つ私は4オン。2パットならば勝利だが、ロングパットをたとえば大きくオーバーして返しのパットが入らないと同点になってしまう状況。
 「OK」の位置まで転がしてボギー。なんと1打差で勝利した。

 Sさんは17番ショートでKさんのバーディの後、珍しく簡単なパットを外してボギーにしたことを敗因と話していた。

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 もうひとつ、惜しい一打があった。13番ショート(149ヤード)だ。ボールは一直線にピンに向かった。もしや…。
 惜しい!ホールインワンまであとちょっとだった。

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 山香うどんで天ざるうどん大盛を頼む。おいしい!(笑)。

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