香取神宮と鹿島神宮 その2)香取神宮表参道・和茶房 うの
表参道の中ほどにある和茶房 うの(千葉県香取市香取1892、0478・57・3581)は、感じの良い、落ち着ける店だった。
草だんごと抹茶のセット(650円)を頼んだ。
あんこがおいしい!
メニューの説明に、こだわりが感じられる。
水…地下40メートルの自家井戸水です。
だんご…100%国産の上しん粉です。
よもぎ…春、手摘みしたよもぎをゆで、1年分冷凍保存しています
(草だんごは夏季、暑さの為お休みします。代わりに黒みつきなこ団子をお楽しみください)
あんこ…北海道産あずき。銅釜でコトコト…自家製です。
珈琲豆…自家焙煎。いつでも挽きたてです。
!注文を受けてからお作りしていますので、混雑時はお待たせする事もございますが、ご了承ください。
助かったのはガイドブックが読めること。
Pen (ペン) 2010年 5/15号の特集「神社とは何か? お寺とは何か? 2」が役に立った。
「平安時代につくられた法典『延喜式』によると、当時から『神宮』と呼ばれていたのは伊勢神宮と鹿島神宮、香取神宮の三社だけだったそうだ」「鹿島神宮は、関東最大の神社であり常陸国一之宮だ。…社伝によれば創建は約2670年前、神武天皇即位の年だ。御祭神のタケミカヅチノオオカミは、アマテラスオオミカミの使者として出雲に赴き、国譲りの交渉をした神として有名」「香取神宮とは、利根川を挟んで鹿島神宮の対岸、千葉県香取市にある下総国一之宮。ここには、国家創世期に活躍したタケミカヅチの盟友ともいうべき神が祀られている」「その神の名はフツヌシノオオカミ。国譲り神話の中で、タケミカヅチと連れ立って出雲に赴いた神である」「創建は2650年前の神武天皇18年と、鹿島神宮とほぼ同時期」。
「このふたつの神宮は、なにかと共通する点が多い。境内にはそれぞれ『大地震を抑えている』と口伝される『要石』があり『双方の石を水戸光圀の配下が何日も寝ずに掘り続けたが、根元を見ることができなかった』という伝説が残る」「また、神の使いとして鹿を大事にしているところも同様で、ともに鹿園を併設する」「12年に1度の午年にはともに祭を行うが、それぞれの神が船に乗って利根川を進み、12年に1度の邂逅を果たす」。
「国の創世期に拠点を守り続けた二柱の神に、混迷の時代を乗り越える力をいただきに訪れてみたい」。
鹿島神宮との深い縁は知らなかった。この後、鹿島神宮に行くことにした。
和茶房 うのの営業時間は10時ごろから17時ごろまで。平日不定休。
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