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新国立劇場の現代舞踊公演「DANCE to the Future 2011」

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 新国立劇場の現代舞踊公演 「DANCE to the Future 2011」を観た。
 公演日は2011年5月28日(土)と29日(日)の2日間。
 会場は新国立劇場の中劇場。
 スタッフ: 芸術監督=デヴィッド・ビントレー
 「Almond Blossoms」 振付=キミホ・ハルバート 音楽=C.ドビュッシー バレエ・マスター=陳秀介
 「QWERTY」 原案・構成=石山雄三 音楽=熊地勇太 映像=樋口徹 バレエ・ミストレス=遠藤睦子
 「ナット・キング・コール組曲 Nat King Cole Suite」 振付=上島雪夫 音楽=ナット・キング・コール ほか バレエ・ミストレス=板橋綾子

 ダンスは、ほとんど観たことがなく、ブログに感想を書くのはあまりに怖いもの知らずだが、楽しかったので、感想を。

 観たのは2階席3列目(一番後ろ)。踊り全体がよく見えた。

 「Almond Blossoms」。以前新国立劇場で観た「白鳥の湖」で見事な黒鳥の舞いを見せてくれた酒井はなさんが出演していた。ダンサーたちがトウシューズをはいていないだけで、雰囲気はバレエ。男女のアーモンドの花の精?の楽しそうな踊りに魅了された。出会い、愛、友情、再会、別れなどの気持ちが伝わってきた。
 
 「QWERTY」。QWERTYとはパソコンなどのキーボードの配列のこと。予想通りテクノ系のダンスだった。大音響と光の中にぶちこまれる観客。近くの中年女性たちのグループは、「大丈夫だった?」「私はくらくらしたわ」などと言いながらも楽しそうだった。
 パソコンの中に住むサイバースペースの住人?たちの時にコミカル、時に激しいダンスは、脳みそに直接刺激を与えてくれた。

 「ナット・キング・コール組曲 Nat King Cole Suite」。ブロードウェイミュージカルのようなジャズダンス。けれどもバレエダンサーが踊るので、ちょっと優雅。ラスベガスのショーのような雰囲気もあり、お酒でも飲みながら観たいダンスだった。これは完全にエンターテインメントだ。

 芸術性の高い美しいダンス、ITイメージを存分に感じさせてくれるヒップホップ系ダンス、くつろいで観る娯楽としてのダンス。ダンスもいろいろあるものだと思った。こんな多彩なダンスを一度に見せてくれる企画はあまりない。

 来年はどんな「未来」を見せてくれるのか、楽しみだ。

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