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"ゴルフのテーマパーク"で、日本ゴルフツアー選手権を観戦

 宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県笠間市南小泉1340)西コースで開かれた男子プロゴルフ界の国内三大メジャーのひとつ「日本ゴルフツアー選手権」の最終日を観戦した。「ギャラリー」になったのは初めて。プロの技を目の前で見られたのは本当に良かった。「百聞は一見にしかず」ということわざはゴルフ観戦のためにあるのではないかとさえ思った。

 朝5時8分発の地下鉄有楽町線始発に乗り、日暮里から常磐線に乗って友部駅に7時29分に着いた。茨城交通の大きなバスが駅に迎えに来ていてくれて、すぐに会場に向かった。

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 宍戸ヒルズカントリークラブは2009年に東コースをラウンドしたことがあるが、今日の宍戸ヒルズカントリークラブは別世界だった。クラブハウスは選手用で、ギャラリーは仮設テントで飲み物などを買うので、同じ場所とは思えなかったのもあるが、西コースの観戦エリアならば、どこへでも自由に、どんな順番でも行け、そこで信じられないくらいゴルフのうまい人たちがプレーしている。こういうゴルフ場の姿もあるのだ。「これはまさにゴルフのテーマパーク」と思った。

 バスを降りた。テントで物販などもしていたが、まっすぐ1番ホールへ。第5組の諸藤将次、室田淳、河村雅之がスタートするところだった。

 豪快なティーショットが終わり、選手とともに2打地点へ急ごうと思ったが、1番ホールは、ギャラリーはフェアウエーを横切らねばならない。選手が通過した後に通してくれるのだが、フェアウエーを早足で歩く選手たちには簡単には追いつけない。2打地点に着いたときには、選手たちは打ち終わって、グリーンの方に歩き始めていた。
 
 はじめは石川遼の追っかけをするつもりだったが、石川遼が予選落ち。だから、あまり特定の選手を追いかけずに、いろいろな選手の技を見ようと思ってはいたのだが、選手とともに動くということが結構大変というのがいきなり分かった。
 
 2打地点にとどまり、次の第6組の選手たち( 久保谷健一、小田龍一、岩井、亮磨)を待った。
 ラフからだと選手もピンにぴたりとはつけられないようだが、条件の良いフェアウエーから打つとぴたりと寄せる。そういう人たちなのだなと実感した。

 2番ロングはグリーン周りが面白い。なかなか2オンはできず、グリーン周りからのアプローチが見られる。
 グリーン近くのアプローチショットがうまく打てないので、真剣に見ていたが、ピンが近い場合はバックスイングはほんの少しクラブを引くだけ。フォローはそのまま地面を滑らせるような感じ。自由に距離をコントロールしている。
 
 2番グリーン周辺にそのままいて、第8組を待った。池田勇太のいる組だ。
 3番から6番まで池田の組と一緒に回った。5番までは先に2打地点に行って観戦した。この組は大勢のギャラリーを抱えていて、移動にも時間がかかるのだ。
 6番のティーイングラウンド。前の組がまだフェアウェー上にいるのをみて池田は「なんでこんなに遅いの」とぶつぶつ言っていたが、すぐ、後ろのほうで談笑を始めていた。われわれも前が詰まるといらいらするが、池田も前をみているといらいらするのだろう。完全にゴルフの世界から離れている。

 ところが順番が来ると、池田勇太は速い。アドレスを決め、ものすごい集中力でバシッと打つ。打つ瞬間、池田の周りに炎が見えた。

 6番からは選手はカートで7番へ。もう池田勇太の追っかけは間に合わないと観念し、第二クラブハウスを見ると、なんとギャラリーも食事できるという。冷房の効いたレストランがある。まだ早かったのですいていた。
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 生ビール(600円)とビーフカレー(サラダ、スープ付き、1000円)を頼んだ。
 6番グリーンも見える絶好の場所。ゆっくり食事をした。

 6番グリーンと10番ティーイングラウンドはすぐ近く。まず10番で何人かのティーショットを見た。ちょうど第6組が現れた。

 ティーショットはどのプロも軸がしっかりしている。左右になどまったくぶれない。バックスイングとフォロースイングを同じ場所でしている。それが当たり前なのだろうが、きちっとそのように打っている人ばかりを見ると印象が強くなる。

 6番グリーンに戻り、第12組を待った。小田孔明を見たかったのだ。小田孔明の追っかけで7~9番を回った。
 7番は池越えの狭いエリアにピンがある。その手前のラフ、もう少しで池ポチャのところにつけた小田だが、なんとチップインバーディー。プロたちは、パットと同様、寄せると言うよりは、カップに入れようと思って打っているようだ。
 
 10番まで小田と付き合い、また6番グリーンへ。そこで、最終組まで観戦した。グリーンは速く、パットはほんのわずかしか後ろに引かない。5mのパットでも1mくらい打つ強さなので、ギャラリーは最初のころはショートと思う人が多かったようだが、だんだんそのくらいでいいと理解したようだ。こんな速いグリーンで素人が打つことはないから、ほかのストロークほどは参考にならないのだが、ほとんど「当てるだけ」の急な下りのパットも、良く見ると「振り子」で打っている。その振り幅をどこまでも小さくするかという問題であることが分かった。
 
 そして、10番にやってきた19組の宮本勝昌を最終ホールまで追いかけることにした。宮本勝昌は今大会のディフェンディングチャンピオン。大会のパンフレットの表紙も宮本だ。明るいキャラクターが好きだ。

 宮本は初日78で、2日目67、3日目68と挽回。最終日は+1の72でトータルも+1。10位で333万円の賞金を獲得している。

 決して調子は良くなかったようだ。しかし、ティーショットが右に曲がって、急斜面から池越えでグリーンを狙ったときなどは、決して無理をせずグリーン中央に乗せる。パーは必ず確保する。

 11番ミドル、宮本と一緒に回る二人が見せた。矢野東がチップインバーディーを決めると、続けて上田諭尉もチップインバーディー。グリーンが速いと、同じ距離ならば、プロにとっては、むしろグリーンの外からの方が易しいのではと思わせるような出来事だった。

 傾斜も強く、うねっていて、しかも速いグリーン。しかし、プロたちは、われわれだと「OK」と言われる距離にまでぴたりと寄せる。カップインするかしないかで大きな差がつくわけだが、グリーン上から3打打つプロは見ているときにはいなかった。

 この大会、優勝は、韓国のJ・B・パク選手だった。しかし、終盤、丸山大輔が16番でバーディーで奪ったあと、パクが17番でダブルボギーをたたき、1打差で18番を迎え、グリーンは盛り上がった。
 が、パクがもう少し先に転がればグリーン下のラフまで転がり落ちるというところでボールを止めたのが強運だった。そこからパターで打って「OK」の距離。ここで丸山がワンパットで沈めればプレーオフだったが、やはり「OK」の距離。共にパーで、パクが通算6アンダーで逃げ切った。
 
 夢中になって観戦していたのであまり気にならなかったが、良く歩いた。フェアウェーは歩けないので、周りの山道あるいは道のない坂を歩く。18ホール分以上歩いているわけだ。来週の山歩きの脚慣らしになった。

 プロのレベルの高さを感じたが、その中では池田、宮本、藤田あたりに存在感、個性を感じた。石川遼もきっと技術を超えるなにかを持っているのだろう。次は石川遼の追っかけをぜひしたいと思った。 

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