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~特別寄稿~【CPGカントリークラブ=名匠・安田幸吉が残した貴重なパブリックコース。50年の歴史が大樹を育て、数々のドラマ生む】

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(古い樹木が並ぶ光景。このコースの大きな魅力だ)

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(眼前に大きな窪地が待ち構える16番ロングホール)

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(下に落とすとこんな光景。傷口が広がりそうだ)

 地味な名前だ。覚えにくい。「CPG」とは「千葉パブリックゴルフコース」の略で、千葉県市原市のほぼ中央に位置する。周囲は“ゴルフ場銀座”と呼ばれる日本最大の激戦地。そんな厳しい条件を抱えながら1961年(昭和36年)の開場以来、すでに50年余を逞しく生き抜いてきた。何がゴルファーを引き付けているのだろう。ラウンドを始めてみて、その理由が直ぐに分かった。

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(スタート時点では平坦なコースと思っていたが・・・)

 コースが面白いのだ。北風吹く1月下旬の休日とあって眼前の丘陵コースに花木は乏しく殺風景な印象。スタート時点では正直、多くを期待していなかった。「易しいパブリックコースだろう」という勝手な思い込みもあった。

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(スタートホール脇の看板。これだけは妙にお洒落だった)

 OUTコースの1番は緩やかに左にカーブしたロングホール。フェアウエーセンター近くに立つ杉の木が全体の景観にアクセントを付けている。

 コースには巧妙なアンジュレーションがあり、ハンディキャップは「3」。スタートホールにしては厳しい設定だ。

 常連の同伴者さんが「このコースはフェアウエーが馬の背になっていたり、大きく傾斜したりして、思った以上に難しいですよ」と最初の警鐘を鳴らす。

 スライス気味に飛び出たボールは枯れた芝の上をどんどん右に転がり、白杭の手前でかろうじて止まった。なるほど馬の背だ。
 
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(2番ミドルホール。右から左へ下りの傾斜が続く)

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(「コースガイド」は乗用カートのカゴに取り付けてあった)

 続く2番ホールは右側にマウンドがあり、コース全体が左傾斜。ティインググランドから眺めると、グリーン手前まで全体がうねっているように感じる。狭くはないが、起伏に特徴のあるコースのようだ。

 設計・監修は名門「小樽カントリー倶楽部」や「千葉カントリークラブ梅郷コース」など全国で50コース以上を手がけた安田幸吉氏。

 埼玉県の「川口市浮間ゴルフ場」など初心者向きのコースも設計しているが、作品の中には今でも人気を誇る名ゴルフ場が少なくない。

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(約30mの打ち下ろし。距離感の難しい3番ホール)

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(防球ネットでしっかりガードされた3番のティインググランド)

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(ティショットの狙い場所には赤い旗が立つ。ティインググランドからの距離はホールによってマチマチ)

 グッと身が引き締まったのは3番ショートホールだった。30mの大きな打ち下ろし。ベント芝の巨大なワングリーンがはるか下方に見える。

 同伴者さんは「グリーンセンターまでは135ヤードですが、強烈なアゲンストの風が吹いているので、155ヤード打っても大丈夫」と2度目のアドバイス。

 勢い良く打ち出されたボールはピンに向かって真っ直ぐ。が、一瞬、風が止んだのか、グリーンをオーバー。奥からの返しは2m以上の難しい打ち上げとなった。

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(4番はブラインドホール。「打ち込み注意」の看板が目立つ)

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(トリッキーなホールには大きなレイアウト図が置かれていた)

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(木陰には雪が残り、白いボールはとても探しにくかった)

 ホールを重ねるごと、新しい課題を突きつけられる感じだ。4番ミドルホールのティインググランド脇には様々な案内板が並んでいた。
 
 右ドッグレッグのブラインドホールなので、特別にレイアウト図が設置されている。脇には「赤色回転灯が消灯後にティショットして下さい」の注意書き。「打ち込み注意」とも。

 足元には「赤旗まで200Y」の表示。防球ネットの側には「左に工場あり。ティショット注意」の看板。情報を頭に入れるだけでも忙しい。

 回転灯が消えた。ティッショットは左ラフか。稜線の先が下り傾斜になっているので落下地点が見えない。

 行ってみると、グリーンまで200ヤード以上も残っている。目印の赤旗が立っていたのは、ボールの位置とは反対側のフェアウエー右サイド。狙った場所へ正確に打たないと、どんどん難しくなるコース設定である。

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(5番ホールでつかまったバンカー。力量が試される場面だ)

 5番ホールの課題はバンカーだった。深く右傾斜したフェアウエーの中央から放った第2打は明らかなミス。ボールはグリーン右のガードバンカーを直撃。砲台グリーンだったこともあり、アゴが垂直に立っている。

 「あのバンカーは絶対に入れてはダメなんだ」。同伴者さんが3度目のアドバイスをしてくれたが、すでに時遅し。

 「ホールごとに変化があり、どこも丁寧に、しっかり、厳しく設計してある」というのがラウンドしてみての感想。パブリックコースと言えども、お手軽な感じは全くしない。

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(コース売店は簡素。花壇には綺麗な花が咲いていた)

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(グリーン回りに立っている老木。雰囲気が良い)

 6番ホール近くの売店で一服し、少し落ち着く。見渡せば樹木が凄い。どの木も太く、逞しく、風格がある。年輪を重ねた老木がコースを伴走する様には、自然が育んだ懐の深さを感じる。

 特に素晴らしかったのが樅(もみ)の巨木。それも1本や2本ではない。あちらこちらに威容を誇って立ち並ぶ。

 「伊達に50年の歴史を刻んでいませんね。こんなに本格的なコースだとは思いませんでした」とやはり今回が初めての来場という別の同伴者さん。同感だ。

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(7番ショートホールでは「ワンオンチャレンジ」を開催。厳冬の中、女性スタッフが笑顔を振りまいていた)

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(年季の入った巨木の樹皮には迫力がある)

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(遠くを眺めると、かなりの高地に居ることを実感する)

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(大きく打ち上げる8番ミドルホール。ハンディキャップ「1」の難コースだ)

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(屋根付きの休憩所。老朽化が進んでいた)

 コースの紹介ばかりしていてはマズイと思いながらも、午後に回ったINコースに衝撃的なホールがあったので簡単に触れておきたい。10番、13番、17番である。

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(10番ホールではまず、この木を避けなければならない)

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(10番ロングホール。フェアウエーの右サイドが深くえぐれていた)

 10番ロングホールはフェアウエー右側に枝ぶりの美しい2本の立ち木。それだけでも十分に刺激的なのだが、驚いたのはその先のフェアウエー。右半分大きくえぐれ、深い谷になっているのだ。

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(ミスショットと「まむし」のWパンチ)

 うかつにもコースレイアウトを確認せずショット。ボールは谷の最深部に転がり落ちた。側には「まむしに注意!」の看板。設計者の仕掛けたトラップに完全にはまってしまった。

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(当日のピン位置は旗の色で識別。「赤が手前、白が中央、黄色が奥」と乗用カートに掲示)

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(コースが隣接、防球ネットは随所にあった)

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(13番ホールのティショットは谷越え)

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(続く第2打は豪快な打ち下ろし。安全確認のためにフォアキャディさんが待機していた)

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(遥か下に見えるグリーン。印象的な光景だ)

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(13番ホール。振り返ってみると傾斜の厳しさが分かる)

 13番は谷越えのミドルホールだ。4人ともこの谷は難なくクリア。第2打を打とうとすると、黄色い制服を着たフォアキャディさんが「まだダメですよ」と声を張り上げる。

 グリーンに向かって急激に下っていて、前の組へ打ち込む心配があるからだ。午前中に回った3番ホールの打ち下ろしも凄かったが、それを思い起こさせる景観である。

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(最もトリッキーに感じた17番。ここが第2打のベストポジション)

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(長い歴史を重ね、フェアウエーに立つ木の枝ぶりも見事になった)

 17番はレギュラーティからは285ヤードしかない短いミドルホール。同伴者さんの「180ヤードでちょうど良いですよ」とのアドバイスを素直に聞いて、ティショットはフェアウエーセンターへ。

 第2打地点で左を向いてビックリした。山の斜面を整地して、強引に造ったようなグリーンが下の方に見える。

 グリーンの左は山、右は谷、手前はバンカー。ベストポジションからでも難儀な地形だ。このホールでも4者4様のドラマが繰り広げられた。

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(グリーンまでの残り距離を示すヤード表示。ちょっとくたびれた感じも)

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(コース内の売店はひと昔前の造り)

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(「しまったぁ~」。気持は分かる)

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(年輪を重ねた樹木が多い)

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(避雷小屋はコース内に計6つ。ここでも太い樹木が目を引く)

 スタート前、近くにいた男性スタッフさんが「池は殆どないし、普通の丘陵コースですよ」と話していたが、結構トリッキーである。

 数ホールとはいえ、これだけアップダウンがあると、プレーヤーによって好き嫌いが分かれそうだ。

 「挑戦意欲が沸く。面白い」という常連さん。「ボールはなくすし、大変だ。もう少し平坦なコースの方がいい」ともう一人の同伴者さん。

 ただ、50年も続いてきたということは前者のようなゴルファーが多いからに違いない。確かに癖になるというか、妙にはまってしまいそうな不思議な魅力がある。

 「今ならこんな手の込んだコース、造れないですね」という同伴者さんの言葉に一同、うなずく。

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(コースメンテナンスは良好。整備にも力が入っている)

 コースメンテナンスもこの時季にしては良好だった。細かいことを言えば切りがないが、アベレージゴルファーが楽しむには支障のないレベルを保っている。

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(ティインググランド近くには、ピン位置を示す青いボードが置かれていた)

 各ティインググランド脇に当日のピン位置を示す青いボードが必ず置かれている。また旗の色でもおおよそのピン位置が分かる仕組み。

 成田国際空港に向かう飛行機が時々上空を通過するが、騒音はまったく聞こえない。高圧線や鉄塔の存在も思ったほどは気にならない。

 常連さんは「方向性よりタテの距離感が問われるコース。砲台グリーンが幾つもあり、ワンクラブ大き目に打つと上手くいくことが多い」と総括、アドバイスを締めくくった。

 ラウンド終了後、キャディマスター室でコースレートを尋ねた。「測っていません」。これはちょっと意外な返事。コース自慢のゴルフ場がどうして――。

 実はこの“節約モード”、コース以外のシーンでは随所で見られた。朝、到着した時のクラブハウスの印象がまさにそうだった。

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(クラブハウスの正面玄関。ゴルフ場の名前が目立つ)

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(スタッフさんの対応にはホスピタリティを感じた)

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(エントランスは、どこか閑散とした印象)

 「平成元年に建て替えた」(受付の女性スタッフさん)建物の外観はシンプルながらまずまず。ところが中に入った途端、「あっ、これは、やっぱり」と思った。
 質素で、気取らない雰囲気というのか、高級感や贅沢感とは明らかに一線を画した内装だ。

 左側に受付。右側に売店。中央の柱の奥に白い平らな椅子が並んでいるが、全体にガランとした印象。

 広いフロアには様々なゴルフ用品が置かれているのに華やかな感じはしない。売店の女性スタッフさんも手持ち無沙汰な様子。

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(天井にたくさんの蛍光灯。ロッカーの間隔は広かった)

 ロッカーは階段を降りた先にある。と言っても敷地自体に大きな段差があり、下のフロアがそのままコースへとつながっている。

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(「1階」のロビーから階段を降りたところにあるラウンジ。もう少し高級感があると嬉しい)

 角にはテーブルとソファーを並べた飾り気のないラウンジ。飲料の自動販売機ばかりが目を引く。
 ロッカーは木製のようなデザインだが、素材はスチール。トイレも一般的なレベルで個室は8つ。

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(コンパクトな造りの洗面所)

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(鳥カゴの練習場。白く見えるのはボールではなく雪)

 一番残念だったのが練習場だ。「ドライバーも使えますよ」と男性スタッフさんに声を掛けられて向かったところは、小さな鳥かごだった。

 打席数8(打ち左利き用が1)。正面のネットまで15ヤード弱。料金は25球で210円。ほとんどが疲れた中古ボールだ。

 パター練習場はOUTコース近くに大型のものが1面、INコース側に小ぶりのものが2面と比較的充実。アプローチやバンカーの専用練習場はない。

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(キャディマスター室周辺。朝はいつも賑わう)

 全体に地味な造りが多い施設の中で、比較的目立ったのがキャディマスター室。
 ただ「グリーンの速さは何フィートくらいですか」と尋ねたところ、「そういう数字は出していません」と言われたのには、内心ガッカリ。

 「ポテトチップスのような所もあるし、ここのグリーンは難しいですよ」とスタッフさんはにこやかに言うのだが・・・

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(レストランは窓が大きく、開放感がある。椅子やテーブルに豪華さはない)

 レストランも大衆的というか、比較的簡素な造りだった。出入り口からは厨房が丸見えで、側のテーブルには「開場50周年フェア焼酎スタンプラリー」の乙類焼酎の大型瓶が30本近く並ぶ。

 昼食メニューは12種類から選べ、選択肢は豊富。特に名物料理と言えそうなものはなく一般的なメニュー。冷えた体を温めたいと注文した「坦々麺セット」は1,500円。意外に高いと感じた。

 メニュー表を見ると、日本酒、焼酎、デザートの品揃えが充実。ビール(生中)は690円。
女性スタッフさんが「美味しいですよ」と勧めてくれた「北海道産ソフトクリーム」(350円)はこの季節、さすがに手が出なかった。

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(レストランからは美しいコースが良く見えた)

 素晴らしかったのは、むしろ外の景観だ。正面と側面の大きな窓から9番、18番ホールのグリーンが見える。10番ホールのティインググランドの様子も眺められ、ティショットに一喜一憂するプレーヤーの様子が楽しい。

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(浴室や脱衣場には、やや古さを感じた)

 施設ついでに浴室についても紹介しておきたい。脱衣場はちょっと狭目で、窓が小さい。天井の蛍光灯の明かりが頼りだ。

 浴場にも大きな窓がない。中央に楕円形の湯船がある、昔の温泉などで良く見られたタイプだ。湯温が熱く感じたのは。寒風の中で1日を過ごし体が冷え切っていたためか。

 ホームページ(HP)を見ると、「女性浴場は改装したばかりです」とPR。「女性洗面台」の写真も掲載されていることから、女性客を増やそうと一生懸命、努力している様子が伺われる。 
 
 ソフト面もまずまずだった。館内のスタッフさんは派手さこそないが、みな丁寧で、きちんとした対応。受付では使い捨てタイプのカイロを無料で渡してくれた。

 レストランでも若いスタッフさんはテキパキと動いていた。宅配便を担当していた年配の男性スタッフさんも愛想が良く好印象。

 HPに「パブリックならではのフレンドリーな運営」と書かれていたが、そうした指導がなされているのだろう。クラブハウス内には終日、静かに音楽が流れていた。

 プレー料金がOFFシーズンを中心に安いのも、利用者にとっては有り難い。プラス3,200円で「キャディ付きプレー」を楽しむことも出来るが、今では「乗用カート利用のセルフプレー」が多い。

 そこで「乗用カート利用のセルフプレー」での料金体系をチェックしてみた。
ラウンドした1月末の休日のプレー代は11,500円。週によって細かく替わり12,500円という週もある。土曜日の方が1,000円高い。

 2月が最も安く、平日は5,900円まで値下がりする。昼食付きで7,000円。休日も概ね11,500円だ。コース内容と都心からの距離を考えると、この価格には割安感がある。

 3月以降、春に向かって徐々に水準が切り上がり、4月の平日料金は9,000円となる。休日は土曜日で17,700円~18,700円とそれなりに高い。

 シニア(60歳以上)とレディースには割引料金が適用される。いずれも平日なのが残念だが、冬場は5,600円(セルフプレー)、4月でも6,800円(同)で可能。キャディ付きはやはりプラス3,200円。

 プレースタイルに対してはかなり柔軟だ。2サムは「混んでいなければ土日曜日でも基本的にはOK」(受付の女性スタッフさん)。特に火曜日と金曜日は「2サム割増料金なし」で営業している。

 バックティからは「比較的空いている日で、事前にキャディマスター室で4人のトータルハンディを申告してもらえればプレーできる」(同)。

 具体的な数字を尋ねたが「オフィシャルハンディを持っていない人もいるので」と、ちょっと曖昧な返事だった。
 
 夏場を中心に、朝6時からの「早朝ハーフプレー」を実施。午後2時からの「薄暮ハーフプレー」は通年実施している。料金は平日で3,500円~4,000円、休日で5,000円。

 コンペプラン(3組9人以上)を利用すれば、平日は1,000円、休日は500円の割引。他の人と同伴になるが、最近人気の出てきた「1人予約」制度もある。
1人でも参加できるオープンコンペは実施していない。

 予約はHPには「2ヶ月前から」とあるが、実質は3ヶ月前から。ただし、休日の場合、「プレー日5日前以降は1人当り5,000円のキャンセル料金が掛かる」から注意が必要である。

 最後に「アクセス」。比較的便利なのはクルマでの来場だ。東京からの場合、首都高→京葉道路経由で館山自動車道の市原ICへ。同ICからは一般道を走って20分と掛からない。同伴者さんの1人は「東京から1時間10分で到着。思ったより近い」と安心した様子だった。

 電車組は3人。うち2人は東京駅発7:15分の「わかしお1号」(安房鴨川行)に乗車。途中、蘇我駅で内房線に乗り換えて8:06分にクラブバスの出ている五井駅に到着。

 もう一人の常連さんは千葉駅発8:06分の内房線(東京駅発7:18分の総武線快速と連絡)に乗車し、五井駅に8:26分に到着した。

 クラブバス(予約制)の出発時間が8:30分。五井駅のロータリーには周辺ゴルフ場行きのクラブバスが密集しているので、初めてだと探すのに戸惑う。

 クラブバスはこの1本しかなく、乗り遅れてタクシーを使うと3,500円は掛かる。慣れるまでは特急電車を利用し、早めに到着した方が無難だろう。

 また15人以上がまとまって大コンペを開催する場合には「バスプラン」を検討しても良いかもしれない。帰りのバスの中で「表彰式」や「反省会」ができ、時間の節約になる。幹事さんも楽だ。

 様々なドラマを体験でき、何かと印象に残るシーンの多いゴルフ場だった。
 「CPG」――。最初、地味で覚えにくいと思っていたゴルフ場の名前が、夕方にはしっかりと脳裏に焼き付けられていた。

(ゴルフジャーナリスト O氏よりの寄稿)

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極寒の市原ゴルフクラブ柿の木台コース(千葉県市原市)で打ち初め

 市原ゴルフクラブ柿の木台コース(千葉県市原市牛久1293、0436・36・1720)で打ち初め。
 1、2月はゴルフは休もうと思っていたが、ゴルフを教えてくれた会社の先輩Kさんのお誘いは断れず、参戦した。極寒のなかのゴルフだったが、昨年最後のゴルフのときのような徹底した防寒対策(6枚着る!)をして、無事18ホールを回った。

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 天気は晴れ。防寒対策をしているとぽかぽか暖かかった。

 アウトのティーショット、ミドルホールはすべてユーティリティーのクラブで練習。
 しかし、いきなりボールは左方向へ。雪の中に入りボールが見つからずロストボール。ダブルボギースタートでそのままダブルボギーペースのハーフになってしまった。

 スコアは∔2+2+1+2+2+3∔0+2+3=+17で53。パット数は132222212。

 4番ロングだけドライバーを使ってみたが、クラブヘッドがやたら重く感じ、距離が出なかった。しかし、これがヒントになった。
 ドライバーは先端が相当重いのだ。この重いものを腕力で制御しようとすると、スピードが乗らず、ボールも飛ばない。ハンマー投げのように遠心力を利用するしかない。ほかのクラブもヘッドの重さを利用することが必要だが、ドライバーはよりそういった意識が必要と今さらながら感じた。

 後半はティーショットにドライバーを使った。ゆっくり振ったところ10番、いきなり280ヤード飛び、これだ!と思った。
 ドライバーで距離を稼ぐとやはり2打目が楽。アプローチはSWばかり使っていたがピンまで平坦なところはPWで転がしてうまく寄せることができた。SWでピン手前を狙うとショートになることが多いが、同じ距離を打つつもりでPWを握るとよく転がり、程よい距離に。

 パットは6枚も着ているともこもこで、腹に両手をつけて打つような感じにならざるを得ないが、腰を回す打ち方となりパットが安定した。

 18番ホールで山越えを狙って失敗。OBを打ったものの、後半はまずまずのラウンドだった。

 スコアは∔1+0+1+1+2+2+0+0+3=+10で46。パット数は321221123。

 99でなんとか100切り。
 実はいっしょに回った他のメンバーのほとんどは一泊して翌日も極寒ラウンド。元気がいいなあ(^_^;)

 少し翌日も回りたい気分にはなったが、寒中見舞いをまだ書いていない。食事をして帰宅した。

 春になって軽装で回れるようになったら、ちょっとスコアがよくなりそうな予感。

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~特別寄稿~【市原ゴルフクラブ柿の木台コース=会員制ゴルフ場と見間違う立派なクラブハウス。距離短めで、好スコアの出やすいコース】

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(美しい水景が印象的)

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(大きく育った木々がグリーンをしっかりガード)

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(派手さこそないが、上質感の漂うクラブハウス)

 「パブリックコースですが、コストパフォーマンスは良いですよ」と紹介されて向かったのは、千葉県市原市にある「市原ゴルフクラブ柿の木台コース」。隣に姉妹コース(市原コース)があるが施設などは別々。1973年(昭和48年)開業の「市原コース」の方が古く、「柿の木台コース」は1996年(平成8年)の開場。訪れた1月のプレー料金(土曜日、セルフ)は昼食代込みで14,800円。さて、実際のパフォーマンスはどうなのだろう。

 前週末に降雪。車中、同伴者さんと「まだ結構、雪が残っていますね」と心配しながらゴルフ場に到着した。入り口に「すてきなパブリック・柿の木台コース」と書かれたユニークな看板が立つ。

 「なかなか立派なじゃないか」というのがクラブハウスの第一印象だった。華やかさには欠けるが、平屋建ての堂々としたデザイン。薄緑色の大きな屋根が日本情緒さえ感じさせる。

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(クラブハウスの受付。パブリックコースとは思えない落ち着きがあった)

 スタッフさんの出迎えを受けてエントランスに入ると、高級会員制クラブのような雰囲気。中央通路が広く、天井も高め。スペース全体にゆとりがある。

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(ロッカールームには窓がない。椅子もない。その代わり、奥にステンドグラスの装飾があった)

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(清潔感のある洗面所)

 左側に受付、右側がロッカールーム。中央右奥にレストラン。その手前にあるラウンジがまた高級感を醸し出す。

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(ゆったりとしたラウンジ。会員制倶楽部のようだ)

 暖炉の前に並んだ黒いソファー。大きな窓。暖炉脇には過去に来場したプロゴルファーやタレントの書いた色紙がズラリ。

 奥の突き当りにはパーティルームが4室。コースに向かう出口近くにはプロショップがあり、キャディバッグの品揃えが目立つ。トイレもまずまずの広さで快適。個室は7つ。

 木を基調にした壁や扉。そして静かに流れる音楽がクラブハウスに上質感を付加している。

 パブリックゴルフ場という言葉のイメージが、「施設は大したことあるまい」という先入観につながっていた。かなり反省。

 キャディマスター室で練習ボール用のコインを購入し、ドライビングレンジへと向かう。料金は30球で315円。

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(練習場は鳥かご)

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(足元のマットが滑りやすいのか、外して練習する人もいた)

 スターティングテラス近くに「練習場」の看板を見つけ、矢印の方向を向いて「あれっ」と思った。鳥かごである。

 クラブハウスが予想以上に立派だったので、練習場にも期待を寄せていた。やはり、あれもこれも高得点というわけにはいかない。
 打席数は10。前方ネットまで約45ヤード。肩慣らし程度で早々と終了。

 パター練習場は2面。バンカーやアプローチ専用の練習場はない。

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(落ち着いた感じのスターティングテラス)

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(乗用カートにはコースガイドが搭載されている)

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(バックティから打つと、池が視覚的に重圧を掛けてくる)

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(コース内に設置されていた簡易型のトイレ)

 スタートはOUTコースの1番ミドルホールから。まずティインググランドの数が多いのに驚く。バックティとレディースティの間にレギュラーティが3面もある。

 近くに立っていた女性スタッフさんが「日によってティマークを移動させ、3面を使い分けているんですよ」と解説してくれた。この日は一番前だ。

 230ヤード先に狙い場所を示す黄色いフラッグが見える。グリーンまでほぼストレート。フェアウエーのうねりが気になったが、比較的スタートしやすいホールと感じた。

 グリーン近くの「花道」も使える。ベント芝のワングリーンは大きいが、ファーストパットの距離感にさえ注意すれば、何とか対処できそうだ。

 スコアカードを見ると、全長距離はバックティから6,508ヤード、レギュラーティから6,154ヤード、レディースティからは5,290ヤード。レギュラーティからだとやや短めで、もの足りなさを感じるかもしれない。

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(「職場のコンペでも良く利用される」という)

 スタート前、クラブハウス近くに「コンペ集合場所」と書かれた案内板があったことを思い出す。

 大人数のコンペの場合、必ず初心者が混じる。難しいコースでは気の毒だ。コンペが盛んということは「初心者にも優しいコース・・・」。今日は良いスコアで回れそうな予感がした。

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(大きく打ち下ろすOUT2番のショート。スリリングなホールだ)

 続く2番はそんな楽観論を戒めるには十分なレイアウトだった。大きな打ち下ろしのショートホール。左サイドに池。手前にはバンカーが口を開けている。

 「高低差26ヤード」と書かれた表示板を見て心が揺れ動く。風はアゲンスト。ピンは中央奥。

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(コース内には「停点」がたくさんあり、乗用カートが必ず停車。安全第一だ)

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(飛距離自慢にはバックティからのプレーを勧めたい)

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(落葉樹が多く、花はツバキくらいしか目に留まらなかった)

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(売店の窓から前の組が演じる「ドラマ」が良く見えた)

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(7番ショート。ハンディキャップは「17」。しっかりパーを取りたい)

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(コース脇に並ぶ切り株。木があると無いとでは難易度がだいぶ違う)

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(端正な造形美を誇る8番ロングホール。面白くも難しいホールだ)

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(コース一番の美景が楽しめる13番ホール)

 このコースにはもう2つ、景観の美しいホールがあった。8番ロングホールと13番ミドルホールである。

 ティインググランドから見た8番ホールは平凡で一見、易しそうに思えた。だが、2打目地点に立ってもまだ、ピンが見えない。

 迷っていると、常連の同伴者さんが「グリーンは左ですが、かなり右に打つのが正解です」とおかしなことを口走る。

 半信半疑でセンター方向に打つ。前進してみて納得した。左サイドに大きな池。その池に向かって急激な下り坂。打ちやすい平らな場所にボールを置くにはフェアウエーの右半分を狙うしかなかったのだ。

 事前にコースレイアウト図はチェック、池の存在や、グリーン手前で左にドッグレッグしていることは承知していた。だが、高低差までは頭に入っていなかった。

 結局、左足下がりの急斜面からアプローチ。距離が短く(パー5、レギュラーティから461ヤード)、易しいはずのホールを自分で勝手に難しくしてしまった。同伴者さんは2オンを狙って、わずかに届かず「池ポチャ」。

 共にスコアは乱れたが、3打目地点から眺めた景観は美しかった。正面に見える高圧線と鉄塔の存在だけが目障りで惜しまれる。

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(所々に設置されていた<残り>50ヤードの距離表示)

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(日陰の斜面にはまだ雪が残っていた)

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(乗用カートで移動中、こんなトンネルを通過する)

 13番ホールも、やはり「池」が箱庭的な美しさ演出していた。フラットなコースに突然、現れる噴水池。グリーンに近く配され、どこから打っても厄介な池越えを強いられる。

 ホールアウト後、グリーン上から振り返った時の光景が最も美しかった。このコースのハイライトシーンと言っても良いだろう。

 「春になり、芝生が青々としてきたらもっと素晴らしいに違いない」と次回への思いを巡らせた。

 もう一人の同伴者さんは「隣の市原コースよりも、こちらの柿の木台コースの方が綺麗で好きだ」と感想を漏らしていた。

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(グリーン50ヤード手前に4本の木が立ちふさがる4番ホール。思わずのけぞる)

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(9番ホールは左サイドから谷が食い込む。自然をうまく戦略化している)

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(18番のティインググランドは芝を養生中。ティショットでは人工マットを使用)

 美しさより「戦略性の高さ」で印象に残ったのは、グリーン手前に4本の立ち木が待ち構える4番、2段グリーンに悩まされた5番、左サイドの谷がプレッシャーを掛ける9番、池に面し、直角に右ドッグレッグする最終18番など。

 この中で、同伴者さんは「面白さで言えば18番がトップ」と強調していた。「ドライバーがしっかり当れば(ボールが正面の)池に入ってしまう。右の山越えはOBが怖い。狙い場所近くにはバンカーもあり、一打目の落とし所が難しい」というのがその理由。

 完全なブラインドホールなので、このホールには特別にキャディさんがいて、無線でフォアキャディさんと連絡を取り合いながら安全確認をしていた。

 せっかくなので、そのキャディさんにコース戦略を尋ねると「右側の山スレスレを真っ直ぐ230ヤード打って」という。そこまでの腕はない。聞かなくても良かった。

 みんな「どこに打つか、クラブ選択は」と悩む。この時、乗用カートが3台並ぶほど渋滞していたが、待ち時間を持て余すことはなかった。

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(ティインググランドも良く整備されていた)

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(綺麗だが、ちょっと刺激の少ないホールもあった)

 こうした印象に残るホールがある半面、プレー終了後にまったく思い出せないホールもあった。全18ホールの中で半分は印象が薄い。

 その多くが比較的フラットで、厳しいハザードもなく、一般的な丘陵コースの佇まいだったためだろう。

 確かに所々、個性的なホールが配されているが、全体としては「景色が綺麗でラウンドしやすいコース」という印象た。

139
(INコースの売店は窓が大きく快適だった)

142
(雪をかぶった「パンジー」の花。「最近は(学名の)ビオラと呼ぶようです」とスタッフさん)

146
(大型のワングリーンで、パットは距離感の勝負になる)

148
(暖かい房総半島で“残雪ゴルフ”は珍しい)

151
(コース周辺に立つ高圧線の鉄塔。自然美を損ねるシーンも)

152
(女性や初心者でも比較的楽しみやすいコースだ)

 結果、スコアも良かった。理由は幾つか考えられる。距離が短く、多くのホールで広い花道が用意されているのは、最初に記した通り。

120
(バンカーのアゴは総じて低く、脱出しやすい)

059
(真冬の割りにコースの状態は良かった)

134
(OBゾーンが多く「前進4打」の特設ティも目立った)

 第2にフェアウエーを含め、アゴの高いバンカーがほとんどないこと。第3に冬場の割にコースメンテナンスが良好。第4に一部を除きグリーンが比較的素直。第5にOBゾーンはあるが「前4」で救済されることが多く、スコアが大きく崩れない――などだ。

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(レディースティはかなり前に置かれていた)

 同伴した女性はさらに「レディースティがかなり前だった」ことを好スコアの理由に加えていた。

 プレー終了後、キャディマスター室の男性スタッフにコースレートを聞くと「バックティから69.1、レギュラーティから67.7。ここは結構、易しいですよ」という返事。

 「雪のため、この3日間は(芝を)刈っていません。グリーンも遅かったでしょう。普段は毎日刈っているので速いのですが、この天気では(遅いのも)しょうがないですね」とも。

 ちなみに、ここでのプレースタイルは「乗用カート利用のセルフ」が中心。キャディ付プレーを選択することもできるが、その場合、キャディフィとして3,150円(4バッグ)が必要となる。

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(外観が目立つコース売店。女性スタッフさんは感じが良かった)

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(避雷小屋は普通のデザインのものが多かった)

 コース内の売店は綺麗で、女性スタッフの対応も丁寧だった。「防雷セルター」と呼ばれる避雷小屋も売店以外に4ヶ所設置。

 また、希望者は事前にキャディマスター室に申し出れば、ハンディキャップ制限なしでバックティからプレーできる。距離に不満のある人でも、それなら手ごたえを感じるはずだ。

 2サムは「混雑する週末は難しいかもしれませんが、基本的にはOK」(受付の女性スタッフさん)という。

 ホームページ(HP)を見ると、誰でも参加可能な「オープンコンペ」は毎週のように開催され、3組9人以上なら「コンペパック」(平日500円引き、休日1,000円引き)も利用できる。

 「親会社がサンヨー食品なので、(賞品用に)ラーメンを提供させていただいております。カップ入りか袋入りかはその時の在庫次第で変わります」と受付の女性スタッフさん。

 改めて「カレンダー料金」を見ると、冬季のプレー代(セルフ、3~4バッグ)は昼食付きで平日8,800円、土日曜日14,800円。2月はこれより各300円安い。
 逆に12月は中旬までは昼食なしで平日9,000円、土曜日17,800円、日曜日16,800円と高くなる。

 ハイシーズンに入る4月の料金は平日9,000円、土曜日18,000円、日曜日17,300円。「昨年よりやや安い」そうだが、平日と土曜日の価格差が2倍もあるのは、利用者からすれば首をひねりたくなる。

 毎週金曜日が「レディースデー」。火曜日の「サービスデー」は同じ9,000円で昼食が付く。シニア向けには「70歳以上の方に利用税400円の割引がある以外は特にない」。

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(スイング写真を販売。1枚1,300円、木枠は200円)

 ホールアウト後、冷え切った体を温めたいと浴室に急いだ。脱衣場は一般的な広さ、デザイン。ゴザ感覚の床が気持良い。

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(内装は一般的だが、外の景色は良く見えた)

 浴室もコンパクトな設計。黒い石で縁取った四角い浴槽が窓に面して置かれている。洗い場にはやはり黒い花崗岩(御影石)で出来た仕切り板が並ぶ。黒い石を多く使うことで高級なイメージを出そうというわけだ。

 ただし、外の景色は期待外れ。手前に見えるのは従業員用の駐車場。遠くの山並みはごくありふれた景観。

 順序が逆になってしまったが、昼食時のレストランについてもここで触れておきたい。

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(傾斜の付いた天井が印象的なレストラン。外の景色は意外に平凡だった)

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(家族に喜ばれそうな土産品が多い)

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(ラウンジには来場した有名人の色紙がズラリ。宮本勝昌プロ、ラサール石井、布施明、陣内智則・・・)

 内装ではまず、傾斜を付けた天井のデザインが印象的。椅子などの調度品は木で統一。明るく落ち着いた感じに仕上がっている。

 外の庭は雪に覆われ、遠くの山並みも平凡で、特に景観を楽しむという状況ではなかった。女性スタッフさんの対応にも特筆するような言動は見られなかった。

 昼食時に選べるメニューは11種類と豊富。昼食付プランだったのでカレーや麺類など7品目は追加料金なしで注文できた。
 残り4品目は210円、320円、525円、630円をプラスすれば注文可能。特に珍しいメニューはない。

 ビール(生中)は680円。ツマミ類は420円の品が10種類、525円の品が4種類。

 窓際には2月2日に開催されるオープンコンペ「節分杯」の賞品と思われる日本酒などの一升瓶がズラリと並べられ、人目を引いていた。

 出入り口近くの一角には、良く言えばシックな雰囲気のラウンジ。その側には「お土産にどうぞ」と書かれた大型パネルが立つ。

 「フルーツパイ」(1,680円)、「胡麻団子」(1,050円)、「和風ロールケーキ」(1,575円)。おいしそうな写真に思わず食指が動く。

 都心からクルマで来場する場合のアクセスはまずまず。京葉道路などを通り館山自動車道の市原ICから国道297号線へ。ゴルフ場までは約70km、所要時間は1時間15分程度。

 問題は電車利用の場合だ。今回の同伴者さんは東京駅を7:15分発の特急電車「わかしお1号」(安房鴨川行)に乗車。蘇我駅で内房線の普通電車に乗り換えて、8:06分に五井駅に到着。そこからタクシーで30分近く、5,000円以上かかったという。

 実はこのゴルフ場、駅から遠いにもかかわらずクラブバスがないのだ。「以前は運行していたが、数年前に止めてしまった」という。恐らく経費削減のためだろう。誠に残念だ。

 同伴者さんは「クルマだとプレー終了後に飲めないので、最近は電車を利用する機会が多い。クラブバスがないと、タクシー代がかさんで大変だ。コストパフォーマンスが良いコースなのに、この点は玉にキズ」と不満タラタラだった。

 帰りにクルマで五井駅まで送り、次回のピックアップを約束して、みんなでなだめ続けたことは言うまでもない。

(ゴルフジャーナリスト O氏よりの寄稿)

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白澤卓二著『決定版 100歳まで大病しない108の習慣』(角川SSC新書)

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決定版 100歳まで大病しない 108の習慣

 白澤卓二著『決定版 100歳まで大病しない108の習慣』(角川SSC新書、2011年7月24日発行)を読んだ。
 『100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング』(文春新書)、『ボケない100歳 2309人がやっていること』 (アスコムBOOKS)を既に読んだが、これらは認知症や生活習慣病の“予防策”の記述がメイン。これに対して『決定版 100歳まで大病しない108の習慣』は、「大病」ついての解説にかなりの紙数を割いているので読むことにした。

 日本人の大病①がん
 「日本人の男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんにかかるといわれています」。
 「がんは、生活習慣や紫外線、排気ガスなどの環境要因と遺伝子が絡み合って発生すると考えられています」。
 「がん遺伝子は、もともとは正常な遺伝子なのですが、何かのきっかけで傷つけられると細胞をがん化する遺伝子になります。一方、がん抑制遺伝子が傷つけられたり、一部が欠けてしまうと活性が失われてしまい、正常細胞のがん化を止められなくなってしまいます」。

 初めて知ったのは、「普通、一つの遺伝子が変異を起こしただけで、がんが発生するわけではありません。20年、30年という長い月日をかけて、一つの細胞内で複数のがん遺伝子が活性化し、複数のがん抑制遺伝子が活性を失ってはじめて正常細胞ががん細胞になるのです」ということ。
 「がん検診などでがんが発見されるのは、早期発見であってもがんの発生から20~25年くらいたっています」「私たちの体に備わった免疫システムは、がんが発生したときから微小ながん細胞を見つけ出し、押さえ込んでいるのです」。
 「私たちの体の中では、いろいろなところでがんが発生し、がん検診で発見されるほどの大きさになる前に、免疫システムが押さえ込むという死闘が行われているのです。それだけに、がんに対してとても強い攻撃力を持っているNK細胞を活性化させることが、がん予防にいかに重要かということがおわかりいただけたと思います」。

 では、どうやってNK細胞(ナチュラル・キラー細胞、リンパ球の一つ)を活性化させるか。
 「私は、川遊びや沢登りなどの自然体験がNK細胞を活性化させるのに最も効果があると考えています」。

 なるほど。がん予防などとまったく意識していない自然体験が役に立ったりするのだ。

 がんの原因の一つであるタバコについては、次の事実に驚いた。
 「タバコを吸わない人が、家族や職場の人間が吸うタバコの先から立ち上る煙(副流煙)を吸うこと(受動喫煙)で健康被害を受けています。喫煙者が吸い込む煙(主流煙)に比べて、副流煙には有害物質が2~50倍多いとされています」。
 
 よく分煙で、喫煙コーナーの人たちが群れてタバコを吸っているが、おそらく相当な副流煙を吸っている。彼らは相当危ない。

 日本人の大病②心臓と脳の病気
 「心筋梗塞や脳梗塞、脳出血のリスクになる動脈硬化は、糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病が主な原因になります」。

 日本人の大病③糖尿病
 「霜降り肉のように脂肪細胞が筋肉や肝臓などに入り込んだり、心臓の胸側にたまる『内臓脂肪型肥満』によって脂肪細胞が増加してインスリン作用傷害が起こります」「脂肪細胞が増えると、炎症を起こす化学物質が分泌されて、インスリンの作用を低下させます。そうすると、ブドウ糖を使って細胞や筋肉組織でエネルギーをつくったり、ブドウ糖を肝臓に蓄積することがスムーズにできなくなってしまいます。その結果、血液中にブドウ糖が増えて血糖値が高くなるのです」。
 
 日本人の大病④高血圧
 「なんらかの原因で緊張したり、ストレスを強いられると、交感神経の緊張が高まり、心臓か送り出される血液量が増えます。また、毛細血管が収縮して血圧が上昇します」。
 「食塩をとりすぎて体内にナトリウムが増加すると、体内を循環する血液量が増え、心臓から送り出される血液量が増加して血圧が上昇します」、

 日本人の大病⑤脂質異常症
 「血液中の余分なLDLコレステロールが血管壁の内部に入り込み、強い酸化作用をもつ『活性酸素』によって酸化されて『酸化LDL』になると異物とみなされて、免疫細胞の一種である『マクロファージ(貪食細胞)』に取り込まれます。酸化LDLをおなかいっぱいに取り込んだマクロファージは死滅して、血管内の内部に付着します。その結果、血管壁は徐々に厚くなり、血管の内腔が狭くなって、動脈硬化が進行します」。

 日本人の大病⑥メタボ
 「内臓脂肪型肥満(腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上)に加えて、血糖値、HDLコレステロール値または中性脂肪値、血圧のうち二つ以上が異常値を示した場合、メタボリックシンドロームと診断されます」。
 「メタボリックシンドロームとは、糖質や脂質、たんぱく質が正常に代謝されないこと(代謝異常)によって、過剰な内臓脂肪が蓄積され、生活習慣病や命にかかわる重大な病気を引き起こすことを言い表しています」。

 日本人の大病⑦認知症
 アルツハイマー病の「発症の原因は『アミロイドβたんぱく質』と呼ばれる物質が脳に蓄積されることにあります」「アミロイドβたんぱく質は脳全体にたまりますが、特に側頭葉に多く蓄積します。側頭葉には海馬があり、その神経細胞が障害されることで、短期記憶の機能が著しく低下します」。


 これらの大病を防ぐために必ず必要になるのがカロリー制限。カロリー制限によって寿命が延びることもわかっているという。
  
 以上の基礎知識を得たうえで、『100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング』(文春新書)などを読むとより、理解が進む。

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伊集院静著『大人の流儀』(講談社)

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大人の流儀

 伊集院静著『大人の流儀』(講談社、2011年3月18日発行)を読んだ。大変売れた本らしい。故夏目雅子さんの夫ということでお名前は存じ上げているが、伊集院氏の小説を読ませていただいたことはない(今度、読まなければ)。
 その男気が受けるのか、それとも「子どもばかりになってしまった」(自分も含め(-_-))日本に対して鋭い考察をされているのかが気になって手にとった。

 「大人」というものを考えるのに、とてもよい本だった。

 「大人しい」という言葉があるように、品行方正で、思慮分別のある人を指すような気がしていたが、そんな大人は皆無だろう。伊集院氏は、酒、競馬、競輪、賭け麻雀、ゴルフ、何でもやって、お金はすぐにどこかへ行ってしまう。作家という実績がなければ、決して、尊敬されなかったかもしれない。

 そんな人だからこそ、何が大人か、という本当の大人の要素が見えてくる。

 たとえば。

 「人が人を叱るのに、空気を読む必要などさらさらない」。
 空気が読めない、KYなどと言われるのが怖くて女子社員の注意をできない上司。がみがみ言わないのが、「大人の対応」などと言われるが、言うべきときに物が言えないのは本当に大人だろうかと思う。
 
 「不安は新しい出口を見つけてくれる唯一の感情の在り方」。
 物事に動じていたら、大人じゃないように言われたりするが、やるだけやったうえで、それでも不安が残り、それをつぶす。その徹底した姿勢は大人だと思う。「まあ大丈夫だろう」「そんなことまで気にしていたら先に進まない」と言っていると大惨事になるのだ。

 「ただ金を儲けるだけが目的なら企業とは呼べない。企業の素晴らしい点はそこで働く人々の人生も背負っていることだ」。
 「若い人たちは給与で企業を判断するが、己の半生を預け、そこで懸命に働くことが人間形成につながるかということこそが肝心なのだ」。

 「大人の男が掲げる目標と言うのは、やはり実現可能なレベルのものを口にするのが当たり前なのではないか」。「日本のCO2を25%削減します」と発言した鳩山元首相は、この尺度で言うと、大人ではない。

 「大人になって初めて物の値段は理解できる」「物の値段とは正当な労働と同じ価値のものなのだ」。

 「或るパリジェンヌが言った『仕事を忘れて、普段の時間とはまったく違う時間を過ごすのよ。それがすべて』 何をするか、というのは二の次と言う。 『働きどおしの1年なんて最悪でしょう。1年の内にまったく違う1ヵ月がなければこの世に生まれた意味がないでしょう』」「作家の城山三郎氏は、それを“無所属の時間”と呼んで、大切にした」。

 これは勝手な解釈だが、妻・夏目雅子さんの死が彼を大人にしたのではないだろうか。
 「妻と死別した日のこと」の項。正午に夏目雅子さんと死別。夕刻、彼女の実家に戻ろうとして、タクシーを拾おうとした。ようやくタクシーが来て、タクシーをとめたが、手前にやはりタクシーを待っている母と少年がいた。伊集院氏はタクシーを二人に譲った。動転しているという「他人の事情」など、関係ない。そう考えて、彼はルールを守った。

 お互いを尊重する。「自分の事情」に周りを巻き込まない。何に価値を置くべきかが分かっている。次第に伊集院氏の言う「大人の流儀」が見えてくる。

 「ギャンブルの最大の弱みは、己でしかない点である」「私は若い時、何を思ったのか、当代一の打ち手を目指して、その当時、一、二と呼ばれた車券師とともに過ごした。数ヵ月つっついた挙句言われた。 『何の得もありまぜんぜ。一から百まで博奕打ちは手前が勝ては、それでいいんです。…考えてみて下さい。八百屋だって豆腐屋だって懸命にいいものを仕入れたり、こしらえれば喜ぶ人がいるでしょう。…ギャンブラーはいっさい他人の為には生きません。初めっから死ぬまで自分さえよければいいんですよ。どう考えても最低でしょう。無駄です』」。

 自分さえよければいい、ギャンブラーのような人、増えていないだろうか。人のため、という視点は大人に不可欠なのだと思う。

 「“身嗜み”でまず必要なのは、体調だ」「髪、髯、爪……匂いにいたるまで整えておく必要がある」「服装、髪型、態度は何を基準にするか。それは潔い容姿である」。

 「人はどこかで己と対峙し、自分を取り巻く、世界と時間を見つめ、自分は何なのかを考えてみるべきだ」
 「まず個、孤独の時間。独りになる時間と場所をこしらえ、じっとすることだ」。

 愛する人との死別。解雇や定年。被災。人間はなんらかの喪失体験をしなければ、なかなか大人になれないのかもしれない。

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映画『エンディングノート』

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 映画『エンディングノート』を銀座シネパトスで観た。映画の題名になっている「エンディングノート」に関心があるのと、面白かったという友人の声も多く、観に行きたいと思っていた。

 ウィキペディアによると――。
 エンディングノートとは、高齢者が人生の終末期に自身に生じる万一のことに備えて自身の希望を書き留めておくノート」。自身が死亡したときや、判断力・意思疎通能力の喪失を伴う病気にかかったときに希望する内容を記す。書かれる事柄は特に決まっているわけではなく任意であるが、主に

病気になったときの延命措置を望むか望まないか
自身に介護が必要になった際に希望すること
財産・貴重品に関する情報
葬儀に対する希望
相続に対する考え方
プロフィール・自分史
家系図

 などがある。

 遺言と異なり法的効力を有する性格の文書ではない。存命中や死後の家族の負担を減らすことを目的としている。

 とのことだ。


 映画のパンフレットの体裁が「エンディングノート」になっている!
 そのパンフレットによると、主人公砂田知昭氏は「1940年(昭和15年)愛知県出身。岐阜の小さなな町で開業する医師の父・知一と、母・美佐子の元で育つ。 医学部受験を念頭に、15歳で単身上京し都立高校へ入学。 しかし、『サラリーマンのほうが向いていると思う』という突然 の心がわりで、慶應義塾大学経済学部に進学。 ユースホステル部に所属し、仲間とともに日本中を旅してまわった。卒業後の1964年(昭和39年)、丸の内に本社を置く化学メーカーへ入社。一貫して営業畑を歩み、2007年に引退。第二の青春を謳歌していた矢先、定期健診で胃癌が発覚。癌告知から半年後の2009年12月29日、死去。享年69。家族構成は、妻、長女、長男、次女と先立たれた犬一匹。特技は『段取り』と『空気を読む事』」。

 次女でこの映画の監督である砂田麻美さんが、カメラで父、知昭氏を追いまわす。会社勤めをしているころの映像もある。定年退職の歓送会の場面あたりから、いつしか、自分の体験、考えとオーバーラップさせながら、映画を見るようになっていた。

 日本の葬式よりも、教会のほうがシンプルで合理的と思ったこと、親族のみで式を執り行った点は我が家と同じ。

 なぜか死の直前になると孫がものすごい生命のパワーを発揮するというところも私の親と一緒だ。

 長男自らは「自分が一番冷静になって仕切らなければならない」と思っているのだが、傍からみると、一番、動揺しているように見えた。これも父が亡くなった昨年春のころの自分と酷似していると感じた。

 つらいテーマのはずなのだが、いろいろな場面で共感しながら、自然に、いろいろなことを考えさせてくれる映画だった。エンディングノートを書きたいと思った。

 このジャンル、特に家族との最後のコミュニケーションの場面などは、親族しかなかなか撮れないのだろう。しかし、次女のキャメラは娘の優しい目線だけではなく映画監督としての冷静な視点を併せ持っていた。すばらしいドキュメンタリー映画だった。

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白澤卓二著『100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング』(文春新書)、『ボケない100歳 2309人がやっていること』 (アスコムBOOKS)

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100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング

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ボケない100歳 2309人がやっていること

 白澤卓二著『100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング』(文春新書、2010年9月20日発行)、『ボケない100歳 2309人がやっていること』 (アスコムBOOKS、2011年7月6日)を読んだ。

 『100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング』はレッスン1が食事編、レッスン2が習慣編、レッスン3が運動編。
 
 食事編はすっかり影響を受けて、朝食に納豆を食べることが多くなった。

 こういう理屈だ。
 「納豆、オクラ、長芋などに含まれているネバネバしたものはムチンといわれるものです。ムチンは、糖質と結びついて糖質の吸収を遅らせます」。
 「朝食には、糖質が欠かせないと述べました。糖質は体の中に入ると、最終的にブドウ糖に分解されて吸収されていきます。血液中にブドウ糖が入ってくると、ブドウ糖を細胞に取り込むためにインスリンというホルモンが出てきます」「このときに、急激に大量に血液中にブドウ糖が入ってくるとインスリンの分泌も当然さかんになります。こうしたインスリンが一気に大量に必要になる状態がくり返されると、インスリンを分泌している膵臓が疲弊してきます」。
 「長寿者ほど、インスリンの血液中の濃度が低い状態に保たれていることがわかっています。インスリンが一気に大量に必要になるような事態を避けなければなりません」「そのためには納豆が非常に有効なのです。ムチンは糖質にからみついて、糖質が分解されるのを少し抑えてくれるからです」。

 このレベルで認知症予防に効く食品が一つひとつ解説される中身の濃い本だ。

 全体を読んでいると、生活習慣病予防とどう違うの?という疑問も生じたりするが、カロリーを抑えようと、朝食を抜くことがいかにまずいかを解説する以下のようなくだりを読むと、「痩せることができても認知症になってしまう」ことがあると理解。「さらにかえって肥満になる」恐れさえあると知らされる。

 「寝ている間も働いている基礎代謝で失われたエネルギーを補うのが朝食です。とくに脳にとって、栄養不足は致命的といってもいいでしょう」「脳の栄養不足の状態が頻繁に起これば、認知症を確実に呼び込みます」。

 「朝食を抜いたまま昼食を食べると、血糖値が一気に上がります。空きっ腹に甘いものを食べたと同じ状況になるからです。…そして、砂糖をたっぷり使ったお菓子のような食べもの(実際には違うのですが)で上がった血糖値は2時間から4時間で急降下するのです」「血糖値が急降下すると、お腹がすいたことになりますから、何か食べたくなります。今度は本当に甘いものが食べたくなります。甘いものをここで食べると血糖値はまた急上昇します。そして再び2~4時間後に急降下する。これがくり返されます」「これが習慣になってしまうと、血糖値を下げる(血糖をエネルギーとして体の中に取り込む)インスリンが脳に糖分をとるように指示をひんぱんに送るようになります。そして、ついには脳が暴走をはじめ、肥満街道をまっしぐらという状態になります」。 

 中年になるとメタボに注意しろと言われ、とにかくカロリーを抑えるようlに言われるが、白澤氏は「年齢によって防ぎたい病気の中身が変わってくる」と言う。

 「70歳までは、防ぎたい病気は、がん、心臓病、脳卒中です。いわゆる生活習慣病の予防が目的になります」。 「しかし、70歳以降はどうでしょう。70歳以上で防ぎたいのは、介護が必要になるような事態です。寝たきりまでいかなくとも、体を動かすことがおぼつかなくなり、その結果、外出するのがおっくうになったりするのはたいへんよくありません」「そのためには栄養不足にならないことです」。
 「肉と魚を1日おきにとることをお勧めします」。

 カロリー制限は無理なことをするのではなく「腹七分で十分」と思うことが肝心だという。そうすると、体重は自然に減ってくる。
 「すぐに腹七分にするのはむずかしいという方は、まずいま食べている量の1割減を心がけることです」。

 「やせるというより太らない。これが健康長寿の基本的な考え方です」。
 「食べたいとおもったときに、5分だけ我慢するというのもあります。…5分我慢すると食べたいという欲求がかなりおさまってくるはずです」。

 早食いもよくないらしい。なぜか。
 「満腹中枢にそろそろおなかがいっぱいだという信号が届くのに、20分くらいかかります。満腹中枢が動き出す前に食べ終わってしまうようでは、食べ過ぎてしまう結果になります」「ゆっくり食べるコツは、よく噛むこと、途中で休むようにすること、味わってたべることです」。

 やせようと無理をするのではなく、夕方、おなかが減って、お菓子をつまみ食いしたり、寝坊して朝を抜いたり、早食いしたり(これは、もう癖になっている^^;)しないだけでも、だいぶ、生活習慣病対策はでき、しかも、認知症や寝たきりの原因になるような栄養不足も防げることが分かった。

 すばらしい!食事編。

 習慣編で印象に残ったのはコミュニケーションの重要性。共感を生むことが必要。嫌いな人に会うのはマイナスとのことだ。付き合いも考えなければ。

 「新聞を読み、世界に関心を持つ」「なんでもやってみようという精神」、笑顔、カラオケ、挨拶、料理、すべて、認知症予防にいいという。
 
 麻雀もいい!「4人ひと組になって、ゲームについて、またいろいろな会話をしながら行う」からだという。「麻雀に限らず、トランプのブリッジ、将棋、囲碁といった、相手があって先を読むゲームは脳の活性化には十分役立ちます」。

 運動編で印象的だったのは、足腰を鍛えることの重要性。私の母は81歳でもすこぶる元気だが、その原因は趣味の日本舞踊のようだ。
 「日本舞踊では、腰を落とし、やや中腰の姿勢で踊ります。足腰だけでなく、頭から手の先まで体全体に気を配らなければなりません。骨や筋肉が丈夫でなければ、スムーズに踊ることはできないでしょう」。
 「百寿者を目指すには、まず足腰を鍛えることです」。
 「足腰を鍛えておくこと、バランス感覚がいいことは、高齢者にとって非常に重要なことです。この二つがしっかりしていれば、まず転ばないと思われます。寝たきりになりません」。


 白澤氏はたくさんの著書があるが、『100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング』の後に出たということで、別の情報がないかと思い、『ボケない100歳 2309人がやっていること』を読んだ。

 大きな話の流れはもちろん、変わらないが、そうなのか!と思った部分をほんの少し引用したい。

 第1章 食
 「寿命に及ぼす遺伝の影響は25%で、その恩恵は40歳までにほぼ使いきる」「40歳からの寿命は、日々の心がけと生活習慣で決まります」。

 「原子力発電所の安全性が見直される今、放射性物質の解毒に働く食品としても、みそが脚光を浴びています。ジピコリン酸という成分には、放射性ストロンチウムなどの重金属を吸着、排出する力が認められています」。

 聖路加国際病院理事長の日野原重明さん。「毎朝リンゴやオレンジなどの果汁100%ジュース200ccに、スプーン1杯(15cc)のオリーブオイルを入れて、『グッと飲んでいる』と、対談のときにうかがいました」「オリーブオイルの悪玉コレステロール値を下げる効果を知り、飲み始めたそうです」。

 「100歳を超えて元気な人の好物ナンバーワンは果物」「果物にたっぷり含まれるビタミンCやポリフェノール類や食物繊維の健康効果を、スーパー長寿者たちは本能的に知っているのかもしれませんね」。

 「世の中には『~を食べない』健康法やダイエット法があふれています。朝食は抜いたほうがいい、たまに断食したほうがいい、炭水化物を抜くといい、肉はやめたほうがいい、牛乳はよくない……。でも、…元気な百寿者1907人調査では、男女とも『3食きちんと食べる』人が9割を占め」、『1日2食』という人は、5~7%しかいませんでした」。

 「私が所属していた東京都老人総合研究所の、秋田県の高齢者調査でも『乳製品を習慣的にとる人は、とらない人に比べて寝たきりなどの介護状態になりにくい』という結果が出ています」。

 「実はカカオ豆から作られるチョコレートは、赤ワインに負けないほど、ポリフェノールが多量に含まれています」 「細胞の酸化が関係すると考えられる病気は、がん、シミやシワをはじめとする老化現象、さまざまな炎症、胃潰瘍、アレルギー疾患、パーキンソン病、アルツハイマー病、痛風、リウマチなど大変多いんです。カカオポリフェノールは、その酸化の害を抑えるだけでなく、血中の悪玉コレステロールを減らす作用も認められています」。
 「カカオ分70%以上のダークチョコレートを、1日の総摂取カロリーを増やさずに毎日100gとると、15日間で血圧、空腹時血糖値、血中インスリン濃度がすべて下がり、体重やコレステロール値は変わらない……つまり『ダークチョコレートは高血圧・糖尿病を改善する』ことが、世界各国で実証されています」。
  
 「イギリスの10年がかりの調査では、『お酒を楽しみながら寿命を延ばせる量は、1習慣に14杯まで』という、わかりやすい目安が示されました」「ちなみに、『1週間14杯以下のあるコール摂取』の目安は、ビールでいえば1日に中瓶1本、日本酒なら1合、ワイングラスなら2杯」。
 
 第2章 心
 ユーモアが言えることは長寿の秘訣のようだ――。

 「女性はどういうタイプがお好きですか?」。
 泉重千代さんが世界最長寿になったとき、アメリカCNNのリポーターにそう聞かれました。返事がふるっていました。
 120歳翁の答えは「やっぱり、年上の女かのぉ」。

 双子姉妹、きんさん、ぎんさんが国民的アイドルになってCDを出したり、テレビに出演したりしていたころ、キャスターが「最近テレビの出演料がいっぱい入ると思いますが、なにに使われますか?」。
 105歳になっていた姉妹はすまして、「稼いだお金は、老後に備えています」。

 第3章 趣味、習慣、運動
 「旅行好きな人は、できるかぎり旅をたくさんしてください。ここに行きたい、見てみたい、食べてみたい、体験してみたい……。まず、そのときめきと好奇心が脳と長寿遺伝子を活気づけます」。
 「いろいろと情報を調べて行き先を決めて、スケジュールを作って、旅路支度をして……という準備の一つひとつが最高の脳トレーニング」。

 あとがき
 「人の細胞の中には、老化や寿命をつかさどる長寿遺伝子が、50個以上あると言われています。この遺伝子が活性化して“オン”になれば、実年齢より若々しい外見や、健康長寿が可能になります」
 「私は心にこう決めています。『一生チャレンジするだけの生きがいと出あうこと、未来にときめくチャレンジスピリッツに燃え続けることが、きっと長寿遺伝子を一番元気にする。そのことを、医学的に実証しよう』と」。

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art Bar Koenji 天(天よしねや、東京・高円寺、バー、コミュニティスペース)

 友人の芳根聡さんがプロデュースする店「天 よしねや」に行った。
 Facebookでこの店の存在を知った。

 毎週(金)と(土)夜は「天」で、「よしねや」やってます(笑)
 【行き方】
 高円寺南口パル商店街を直進し
 右にヴィレッジヴァンガードがある次の角を右折し
 富士川食堂並びの、西友の手前「五明堂ビル」地下1階。
 階段降りてすぐ右のドアが「天」です。
 (金)19:00〜終電まで。(土)18:00〜終電まで。

 プラっと寄ってくれても嬉しいし、
 誕生日会、クラス会、忘年会、家族のお祝い会、など
 あらかじめ言ってくれたら、お料理用意して待ってます!

 ご利用ください~(´∀`*)

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 正式な住所を知らなかったが、無事店に到着。

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 地下におりた。

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 飲み屋を居抜きで新しい店に。手づくりの内装。

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 芳根さん登場。

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 まずは芳根さんが作ったポップコーンを。七味がきいていておいしい。

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(クリックすると大きな画像で見られます)

 正式にはart Bar Koenji 天(東京都杉並区高円寺南3-46-3)と言う。地元のコミュニティスペースとして、いろいろな使い方を考えていて、芳根氏の奥様の手料理が食べられる金曜日夜、土曜日夜が、「天 よしねや」になる。

 「天 よしねや」というので天婦羅の店かと思ったが、お酒と軽いおつまみながら、個性あふれる料理がいろいろ出てきた。

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 オリーブアンチョビクラッカー(700円)。

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 これがうまい!たません(300円)。紙芝居のせんべいに玉子がのっている。

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 かぶのさっぱりレモンづけ(300円)。

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 枝豆(300円)。

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 干し生姜春雨スープ(500円)。

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 食べ物メニューはこんな感じ。

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 飲み物メニューはこんな感じ。

 しかし、パーティーなどを開く場合は、飲み物の持ち込みあり。食べ物も、たとえば鍋とか、要望に応じていろいろ考えてくれる。

 日曜日の昼間はライブ演奏が入っていることが多い。

 この店、実は多目的に使える、いわばコミュニティサロン。「新しい使い方を言ってくれれば対応します」と芳根さん。芳根さんはさまざまな空間、企画を作ってきたプロデューサー。規模は小さいけれど、名前は「天」。志は高いのだ。

 ひと工夫した誕生パーティー、お別れ会、打ち上げ…。アイデア次第でいろんな会が開けそうだ。
 プロジェクターもあるし、楽器演奏もできるし、USTREAM中継だってあり。

 1年後、どんな空間になっているのか。楽しみだ。
 
 店に固定電話はないので問い合わせは芳根氏のケータイへ(080-5418-3322)。

 金土以外は予約などに応じて不定期のオープン。

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追記2012.2.22)遅い新年会を天よしねやで貸し切りで開いた。
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 この日は昼間のライブ演奏を延長してもらい、ライブ付き!

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 パーティー用に料理を用意してもらったが、これが圧巻。佐賀・嬉野温泉の名物・湯豆腐。
 温泉豆腐と調理水を鍋に入れると白濁してくる。豆腐が溶け出すのだ。

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 とろけるような豆腐がおいしい!そのままでも、肉やうどんを入れてもおいしい。天よしのやの名物鍋になりそうだ。

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iPhoneのカレンダーに日本の祝日を表示させる方法

 朝、電車がやけに、すいていた。
 会社についたが、だれもいない。
 え。今日は休みか!
 成人の日!いつ9日になったんだ!
 Googleカレンダー使っていると国民の祝日が表示されないからなあ・・・。(汗)

 そんな人のためのテクニック。
 webでいろいろやり方を紹介していたが、これが一番簡単だと思う。

 iPhoneのブラウザーでhttp://www.apple.com/downloads/macosx/calendars/index_abc5.html
へ行き、Japanese Holiday Calendarをダウンロード。
 これだけ。

 終日のところに例えば
 終日 成人の日(Coming of Age Day)と表示される。

 もう休みの日に間違って出勤してしまうことはなくなるだろう。

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小四喜和!

 負けが込んでいたが、前向きに打っていたらツキがきた!

Tetsuya_shosushi120107
(クリックすると大きな画像で見られます)

===== 哲也@東風荘 122卓 開始 2012/01/07 19:37 =====
持点27000 [1]フーテンの中 R1722 [2]km0077 R1892 [3]rickytetsuya R1852 [4]chuo4753 R1913
東1局 0本場(リーチ0) chuo4753 12000 フーテンの中 -12000
ハネ満貫ロン 発 中 対々和 混一色
[1西]2m7m1p2p3p9p5s5s6s8s東南白
[2北]6m4p4p5P8p1s2s4s6s7s東西中
[3東]2m2m2m3m5m6m2p3p4p7p7p9p3s
[4南]1m6m9m4p1s5s5s西西発発中中
[表ドラ]9s [裏ドラ]6p
* 3G6p 3d9p 4G北 4d9m 1G南 1d南 2G7p 2d西 4N 4d1m 1G4m 1d南 2G西 2D西 3G8s
* 3D8s 4G8p 4d6m 1G白 1d東 2G3m 2d東 3G6s 3D6s 4G北 4d4p 1G1m 1d9p 2G5m
* 2d中 4N 4d8p 1G8m 1d1m 2G1p 2d1s 3G1m 3d7p 4G7m 4D7m 1G8s 1d2m 2G1s 2D1s
* 3G9s 3D9s 4G8m 4D8m 1G7s 1d4m 2G8p 2d1p 3G9m 3D9m 4G3m 4D3m 1G5p 1D5p
* 2G6p 2d3m 3G7s 3D7s 4G5m 4D5m 1G7m 1d5s 4N 4d1s 1G発 1D発 4A

東2局 0本場(リーチ0) フーテンの中 32000 km0077 -32000
役満ロン 小四喜和
[1南]3p5P7p8p9p5s南南西北北白中
[2西]3m7m8m9m3p5p8p8p8p2s7s9s東
[3北]1m2m3m6m8m6p1s5s7s8s9s東白
[4東]6m7m8m1p2p2p5p6p1s4s5s5s南
[表ドラ]1m [裏ドラ]北
* 4G6s 4d南 1N 1d5s 2G3p 2d東 3G白 3d東 4G4m 4d1s 1G5m 1D5m 2G9s 2d2s 3G9m
* 3d6m 4G1m 4d1p 1G西 1d白 3N 3d5s 4G8m 4d1m 1G4m 1D4m 2G4m 2d7s 3G1s 3d6p
* 4G1m 4D1m 1G2m 1D2m 2G北 2D北 1N 1d中 2G8s 2D8s 3G7p 3D7p 4G1p 4D1p 1G東
* 1d3p 2G8s 2D8s 3G6p 3D6p 4G9p 4d8m 1G3s 1D3s 2G2s 2D2s 3G4s 3D4s 4G2m
* 4d9p 1G7p 1D7p 2G発 2D発 3G4p 3D4p 4G4s 4d2m 1G中 1D中 2G6s 2D6s 3G発
* 3D発 4G2p 4d4m 1G西 1d5P 2G2s 2D2s 3G4p 3D4p 4G3m 4D3m 1G5m 1D5m 2G発
* 2D発 3G3p 3D3p 4G9m 4D9m 1G1m 1D1m 2G東 2D東 1A

---- 試合結果 ----
1位 フーテンの中 +37
2位 chuo4753 +13
3位 rickytetsuya -7
4位 km0077 -43
----- 122卓 終了 2012/01/07 19:40 -----

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負けているときこそが力をつけるチャンス

Tetsuya20120105


 成績が落ちたまま、まったく浮上できず。
 勝てないときは面白いほど勝てない。
 いい手ができそうだとイーシャンテンから手が進まず、テンパった瞬間に他家があがるか、そのつぎの牌で振り込む。
 ツキのある対戦者に圧倒され、何もできないで負けることが多い。
 役満をテンパっても、絶対にあがれない。
 ヤミテンの手に振りまくる。
 3面待ちなのに間チャン待ちに負ける。

 こんなときはどうするか。
 とてもつらいけれど、そんなときこそが力をつけるチャンスかもしれない。

 たとえて言えば、大不況の時に新しいビジネスを立ち上げるようなものだ。
 好況のときは、多少プランが甘くても、ビジネスになったりするが、財布のひもが固くなった不況のときは、甘いビジネスはすぐ破綻する。

 丁寧に打とう。緻密に打とう。
 あがれなくても安上がりせず、高い手作りを心がけよう。
 
 良い手をきちっとあがるための練習を積んでおこう。

 負けるときはツキがないと、運のせいにしがちだが、実は荒い打ち方で墓穴を掘っていることが多い。
 病気のときに、規則正しい生活をするように
 負けているときは、定石に従った打ち方をしよう。

 さて、いつ、勝利の女神が大笑いしてくれるか?

追記2012.1.14)丁寧に打っていたら、上昇気流に乗ってきた。麻雀でも、ゴルフでも、仕事でも、“自然体”というか、流れに乗りながら流れを作っていくような、力を入れないで力を乗せていくような境地が大事だと思った。
Tetsuya20120114


追記2012.1.15)所持金10032圓、R1838に。やっと1万圓超に戻った。
Tetsuya20120115
Rが1850に。キャラの背景の色が黄色になった。

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2012年1月1日に思うこと。

 昨年1月1日に何を思っていたのか。このブログの2011年1月1日を見たのだが、なぜかその日は記載がない。

 Googleカレンダーを見て、昨年4月20日に亡くなった父が一昨年末に癌研有明病院から退院。自宅に戻っていて介護が大変だったことだけは思い出した。だが、1月1日に、どんな心境で何を思ったかは、どうしても思い出せない。

 3月11日が日本人にとって、あまりに衝撃的な1日だったことも手伝って、それ以前のプライベートな記憶がごっそり失われたのかもしれない。去年の1月1日はどうしても思い出せない過去になってしまった。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇

 水戸には友人がいたため、震災後、見舞いのつもりで会いに行ったりしたが、友人、知人のいない東北に対しては、わずかばかりの義援金を出すこと以外は何もできていない。震災後、すっかり変わってしまった東北の姿は、テレビでしか見ていない。

 東北の人たちに対して、何かをしなければならないとは今も感じている。
 しかし、まず、自分がやるべきことは別にある、とも思っている。
 歩く道は異なるが、行き着く先で合流できると信じて、別の道を歩もうと思う。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇

 震災がきっかけで、日本の政治・経済システムの劣化を痛感した。

 原発への対処、原発問題に関する広報の仕方。
 
 原発の安全神話のウソ。

 原発で儲けた人たちのモラル。

 国が滅びるかどうかにかかわる重大問題でさえ、この程度の対応なのだ。

 それを見ると、社会のほかの問題に対しても、政府はきちんとやってくれないのではないか、という不信感が芽生えてくる。企業も結局は儲けが前提だから、企業で取り組めるジャンルはおのずから限りがある。「政府も企業の取り組まない大問題」が必ず残ってしまうのではないか。そんな不安を感じる。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇

 たまたま高齢の父親が亡くなり、その間、介護の大変さ、介護制度の頼りなさを味わった。
 
 超高齢社会。このまま黙って政府に任せていたら、高齢者は幸せに死ねないし、最後で情けない思いを味わうことになるのではないか。

 国の財政が破綻しようとしているのに、いまだに幼稚な議論で消費税反対を唱える国会議員や地方議員。彼らは口をそろえて、「増税の前にやるべきことがあるでしょう」と言う。
 
 「増税の前にやるべきことがある」というのは正しい。
 しかし、彼らが決まって言うのは、「行政改革」「節約」だ。行政改革は「その前にやるべきもの」ではなくて「常にやるべきもの」なのだ。

 増税の前にやるべきこととは、例えば、次のような議論だ。

 おひとりさまになった母の身体が動かなくなったり認知症になっても、ぎりぎりまで自宅で人間らしい暮らしができるのか。
 そのためには、どんな介護・医療のシステムが必要なのか。
 
 なぜ、特別養護老人ホームへの入所希望者が何十万人もいるのに、そのニーズを満たせないのか。
 
 一方で仕事がないと言って失業者があふれ、他方で、人手が足りないと言って介護サービスなどでは、まったく消費者ニーズを満たせないでいる謎の国、ニッポン。

 団塊の世代が高齢者となり、貯蓄を取り崩し始めている。政府が膨大な借金をしていても、お金の貸し手がいたのは、庶民の膨大な貯蓄があったからだが、時間の問題で政府の借金を賄えなくなる。そうなれば、今の低金利は維持できなくなり、経済が狂い始め、財政は破綻する。

 そうならないようにするための対策、あるいは増税を無駄にしないための増税後のきちんとした政策は増税の前に考えておくべきだ。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇

 国民が正しい判断をするための情報は、マスメディアがこんなにたくさんあっても、ソーシャルメディアがこれだけ普及していても、なぜか、ちゃんと流れていない。

 これをどうにかしないと、と思って、とりあえず、超高齢社会の諸問題をクローズアップ、個々人がどう生き抜くべきかを提案する仕事を始めつつある。

 この仕事をきちんと永続的な仕事にできるかどうかが、今年の自分にとっての最大の課題だ。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇

 困っている人を助ける。易しくはないが、だれもが取り組むべきことだ。
 だが、困る人が出てくるまえに、いろいろな協力関係を作っておくことはできないのだろうか。

 家族や地域社会が担ってきた共同体としての仕事を学校や企業が一部担うようになっていた。しかし、学校にも企業にも、もう頼れなくなってきた。

 大企業はヤル気のある50代後半から60代のシニアを、もはや活かすことができない。

 「試験術」は進学塾で教えるが、本来学校が教えるべきことの多くが教えられていない。
 ITも年金も介護も、学校ではちゃんと教えてくれない。

 ネットなどで同世代の結びつきは強まっているが、他の世代との溝は深まり、会話が成り立たない。

 こうした問題を解決できる連帯の形、新しい共同体ともいうべきものがあるのではないだろうか。
 
 それも、今年、模索したい。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇
 
 エコノミックアニマルと言われ(古いか?)、マネーゲームに興じてきた日本人が、震災以降、助け合い、支え合うことを思い出したのは、不幸中の幸いだ。けれど、一歩間違えると、「自粛ムードの嵐」のようなことが起きる。

 世の中のトレンドやムードや感情(勘定?)に流されないで、自分で考え、行動する。

 そのためには古今東西のあらゆる文化、英知を学び、しっかりと自分の血肉にしたいと思う。

 世の中で本当に必要な行動とは、「まだ誰も気づいていないことを、説くこと」と最近強く感じている。
 つまり、それは流行らないので、政治家は関心がないし、企業ももちろん手をつけない。

 キリストはエライ、と感じる今日このごろだ。

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