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川古温泉・浜屋旅館に宿泊その1

 81歳の母親が脚を痛めてしまったので、群馬県の温泉に連れていくことにした。神経痛などにとても効くのが川古温泉の湯だ。浜屋旅館(群馬県利根郡みなかみ町相俣2577、0278・66・0888)に一泊することにした。
 浜屋旅館のホームページによると、~川古のみやげは一つ杖をすて~と古くから詠われるほど、神経痛・関節痛やリウマチ、ムチウチ症などに効能がある名湯として多くの湯治客に愛されてきたという。
 川古温泉は、柔らかな肌触りのぬるめの温泉に長い時間入浴するスタイル。知る人ぞ知る温泉で、固定ファンが多いようだ。

 チェックインの時間より早く来て、早速入浴した。
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 温泉周辺はまだ真冬。雪景色の中の露天風呂。体温と同じくらいの温度の温泉に長く浸かる。
 風雨が強かったが、露天の屋根のあるところでのんびりした。
 ぬる湯は混浴。湯着(650円)があるので、女性も大丈夫だ。

 母親と一緒にお風呂に入った記憶はもう、ない。なんか、とても楽しかった。

 3時間ほど湯に浸かり、部屋へ。
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 この部屋の名前は「仙の蔵」!

 川古温泉に、以前湯治に来たのは、仙の倉山に登り、下山するときに、脚が痛くなったためだ。縁がある(笑)。

 浜屋旅館は、湯治で泊ったことはあるが、今回は一般の宿泊。
 夕食はこだわりの料理だった。

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 自家製生ハムとニジマス(ギンヒカリ)の刺身。

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 養殖しているイワナ。

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 イノシシ料理。山の幸三昧。

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 鹿の肉のシチュー。言われなければ牛肉と思って食べていた。

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 煮物など。

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 デザート。
 山奥の旅館らしい、もてなしの気持ちがあふれた料理だった。
 お年寄りなどは、料理を少なめにもできるという。

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 夜の露天風呂は雪の花が咲いていた。

 今回は母の脚の治療を目的に、川古温泉に来たが、私自身が長く湯につかっている間に頭を空っぽにでき、本当に疲れがとれた。

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岩崎日出俊『自分年金をつくる――今からでも遅くない!』(ベスト新書)

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自分年金をつくる――今からでも遅くない!
 岩崎日出俊『自分年金をつくる――今からでも遅くない!』(ベスト新書、2012年3月20日)を読んだ。

 岩崎氏は、『定年後 年金前』(祥伝社新書)で、「老後には、一般的に言って1億円程度のお金がかかる」ことを明らかにしたうえで、「自分と言うキャリアを活かして起業し、年金では足りない定年後の生活費を自ら生み出そう」と提案する。

 さらに、『マネー大激震 逆境下の資産運用術』(ベスト新書)では、「これまで『資産』だと思っていた不動産は、震災を機に一気に『リスク』となってしまった」「『不動産』『年金』『退職金』。かつてこの3つが揃っていれば老後の生活は安泰、とくに不動産に関しては、『あれば助かる』とだれもが思っていた。しかしこの神話はもはや崩れ去ってしまった」と厳しい現状を指摘。「世界の新興国に足場を築き、新興国の成長を捕捉できる体制を整えているグローバル企業に狙いを定めて投資していく」ことを勧める。

 どちらも、アクティブな提案だったが、今回の『自分年金をつくる』では、早くから取り組めば、比較的容易に老後の生活のグレードアップが図れる、いわば防衛策を提案する。

 何をすればいいのか。
 「不動産でも預金や株などの金融資産でもいいのです。減価しにくい資産を持ちましょう。それも『円ベース』を基本にしてください」。
 「目安として、月額7万円を目標にしてはいかがでしょう。毎月7万円の自分年金を資産としてもつと、老後の生活設計にある程度ゆとりがもてると思います」。
 「仮に日常的な生活費は公的年金でまかなえるとしても、そこに7万円の自分年金がプラスされれば、生活の質もワンステップは確実に上がります」「サラリーマン時代にできなかった趣味や勉強を始めたり、ゴルフや温泉にも行けます。何か月分かキープしておけば、夫婦で海外旅行もできます。友人や元同僚・後輩と飲んだり、レストランで食事することもできるのです」。

 自分年金はどうやってつくるのか。
 例えば終身保険が払込期間満了になった時点で、受け取り方法を年金型にする。30歳から65歳まで、月々4万4580円を払い込むと、解約返戻金が1905万円になる。これを元手にすると毎月7万3300円の個人年金ができる。
 30歳から積み立てをしていなかった人は、定年退職金などで60歳に1905万円を払い込めば、65歳以降、毎月7万3300円の年金を終身で受け取ることができるという。

 このほかワンルームマンション、株式への投資など、岩崎氏は本書でさまざまな手段を示す。

 自分年金は精神衛生上も、よいらしい。
 「これまで通帳の預金残高が増えていくのを楽しみにしてきた人は、逆にそれが減っていくこと、切り崩されていくことに大きな不安を感じるようです」「自分が通帳を管理して毎月減っていく残高を確認しながら自分に年金を支払うよりも、預金以外の金融資産や不動産を持つことで、定期的に現金が預金に振り込まれていく方が安心できるという人が多いのです」。

 「自分年金」という言葉は流行語になりつつあるが、単なる金融商品のPRにすぎないものもあるらしい。何が自分年金になり得るのか。それをしっかり見極めるために、本書は役に立ちそうだ。

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源氏山ゴルフクラブでかつての職場のコンペ

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 入社時の職場のOB会コンペ。昨日の練習で開眼、優勝するぞ!という勢いで臨んだ。
 インの4組目でスタート。
 緊張のティーショット。深呼吸をして、打つ。
 あああああ。
 左は広く、とてもOBなど出るようなホールではなかったのだが。
 ボールははるか左に。恐らくOBなので打ち直し。
 
 ペナルティを入れて3打目。あああああ。
 これも左へ。OBかもしれない。

 念のため打ち直し。ペナルティを入れて5打目。
 ああああああ。左へ。
 打ち直し。ペナルティを入れて7打目。
 またもや、左方向。

 どうして左に打ち上げるのだろう??
 
 2打目が見つかったから良かったものの、打ち直しても打ち直しても左に行くボール。

 結局、10番は+5。11番もOB、+2。12番もOB。+4。
 3ホールで+11(涙)。

 開眼したんじゃなかったの?
 うん、目は開いたんだけれど、身体がついていかなくて(笑)。

 結局インは+5+2+4+1+0+4+2+1+2=+21で57。パット数は122212211。

 源氏山ゴルフクラブは2010年のコンペのときもイン56、アウト57で113も打っている。今回も一緒か…。

 アウトは、ドライバーを封印。代わりに、新しいクラブ、23度の4番のユーティリティーのクラブを使った。
 これでも200~230ヤード飛ぶ。

 アウトは+1+1+1+2+1+3+1+1+1=+12で48。パット数は230313212。
 9打改善して、順位も13人中6位に。

 後半のアウトは良い緊張感で回れた。

 ドライバーの不調は、ティーが高すぎたのか、グリップが悪いのか、スイングが悪いのか。
 デカヘッドのドライバーなので、ティーを高くせざるを得ない。ティーを高くすると、すくい打ちのようになることが多い。しかしティーを低くすると、今度はゴロになったりした。

 間違いなく言えるのは、不調のクラブは、使わない方がいい。
 ドライバーの封印は正解だったと思う。

 次の練習ではティーの高さをいろいろ変えて、ドライバーを打ってみよう。
 何が悪いのかを確かめるためには、失敗した状況を再現することも大切だ。 
 

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川口グリーンゴルフ(埼玉県川口市)で練習。ついに開眼!?

 明日のコンペに備え、川口グリーンゴルフ(埼玉県川口市安行領根岸3152、048・286・1010)で練習した。
300打席230ヤードの広いゴルフ練習場。
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 設備も最新鋭で、下半身の動きもチェックできた。

 練習不足で臨んで散々な成績だったシルクカントリー倶楽部でのラウンドの反省をふまえ、今回はしっかり練習した。

 「軸」で打つことを覚えた。プロは軸がぶれない。
 アプローチは左足、ドライバーは真ん中あたりに軸があると考え、あとは軽くスイングすると、きれいな弾道で打てた。これだ!軽くボールを打つと距離は出るのだが、どうしても右方向に球が飛んでいた。軸で体をしっかり回転させると、このボールがまっすぐ飛ぶ。

 ついに開眼!?。明日はがんばろう。

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シルクカントリー倶楽部(群馬県富岡市)

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 群馬県で暮らしたときには回ったことがなかったシルクカントリー倶楽部(群馬県富岡市上丹生3202、0274・60・2411)のオープンコンペに先輩のKさんと参加した。前半9ホールの成績で順位を決める。

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 打ちっ放しの練習場は狭かったが、アプローチ・バンカー練習場は充実していた。

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 アウトスタート前のグリーンではパターの試打会も開かれていた。

 3月4日の「D社vsN社のゴルフ対抗戦」以来、まったくクラブを握っていなかった。オープンコンペとはいえ、好成績が収めるとは思えず「25日の入社時の職場のOB会コンペの練習」と思っていた。

 コースはレギュラーティーがアウト3019ヤード(パー434345454)、インが3093ヤード(435434544)。

 インスタート。
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 起伏が激しく、ねらいどころが難しいコース。しかも、どのホールも左右ともOB。「こちらはペナルティーですむからこちらに逃げておこう」という作戦が使えない厳しいコースだった。

 練習不足を痛感した。ドライバーはすべて左に。12番ではOB二つ。50cmくらいのパットも入らず、サンザンな成績だった。
 インは+4+2+8+3+1+2+3+3+1=+27で63。パット数は233321212。
 50前後では回れると思っていたが、また、初心者に逆戻りだ。

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 調子が出てきたのは最終2ホール。9番ではバーディー。次につなげたい。

 アウトの成績は+2+1+2+3+3+1+2+1-1=+14で50。パット数は232322221。

 練習しないで回るとこうなる。反省。
 オープンコンペの順位は107位だった。

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本田桂子著『その死に方は、迷惑です ―遺言書と生前三点契約書』(集英社新書)、『書くだけで安心 あなたと家族のための エンディングノート』(日本実業出版社)

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その死に方は、迷惑です

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書くだけで安心 あなたと家族のための エンディングノート

 本田桂子著『その死に方は、迷惑です ―遺言書と生前三点契約書』(集英社新書、2007年5月22日発行)、『書くだけで安心 あなたと家族のための エンディングノート』(日本実業出版社、2010年2月1日発行)を読んだ。

 映画『エンディングノート』を観て、エンディングノートの書き方、遺言書との違いなどを学びたいと思い、この2冊の本を手に取った。

 まず、『書くだけで安心 あなたと家族のための エンディングノート』より――。 
 なぜエンディングノートがあるといいのか。
 ①家族を悩ませずにすむ
 ●治療が難しい重病のとき、本人に告知するのかしないのか
 ●認知症になったとき、誰がどのような介護をするのか
 ●脳死状態になったときに延命措置を行なうのか、行なわずに自然死(尊厳死)を望むのか
 このような決断を迫られると、家族はおおいに迷い苦しむはずです。そんなときに本人の希望が書かれているノートがあれば、家族はそれを参考にして決断できるので、精神的な負担が少なくてすみます。

 ②自分の希望をかなえられる
 あなたが意思疎通できない状態になったときでも、万一のときはこのようにしたいというあなたの希望をまわりに伝えられます。ノートに記入しただけでは強制力はありませんが、家族があなたの思いを尊重してくれることが期待できます。
 
 ③財産を整理してマネープランを立てられる
 いまある財産を整理して一覧にすることで、現在の財産状況が把握でき、将来のマネープランを立てやすくなります。また、これから使う予定のお金と残すべきお金が区別でき、将来の相続に際して「誰にいくら残すのか」を把握しやすくなります。
 
 ④家族へのメッセージが残せる
 いつかあなたがこの世にいなくなったとき、家族はノートの中にあなたの自筆の文字を読んでなぐさめられ、普段のあなたを思い出すことでしょう。そのノートは子どもや孫たちにとって、あなたの生きざまを知ることができる、特別な贈り物になるはずです。

 なぜ遺言書をつくったほうがいいのか。
 エンディングノートをもとに、法的効力のある遺言書を作成すれば、あなたの願いを確実に実現できます。
 遺言書をつくるメリットは遺産争いを未然に防ぐことだけではありません。遺族にとっては、むしろ相続手続きが簡略化されて負担が軽くなったり、高齢や病気で生活に不安を抱える家族が確実に財産を相続できるなど、それ以外のメリットのほうが大きいのです。


 エンディングノートを書こうと思うと、財産について、自分がいかに無頓着であったかが分かる。
 自分はどんな保険に入っていて、どんな場合にどのくらいの保険金を受けられるのか。ローンはどのくらい残っていて、いつ払い終わるのか。複数の銀行に、それぞれいくら預金があるのか。ほかに価値のあるものはないのか・・・財産に関することをまったく把握していない。
 このまま突然死んだら、残された人間は預金通帳を探し、保険証書を探し、ローン残高の証明書を探し…と、大変な手間だろうと思う。本人でさえ、何も把握していないのだから。

 自分が死んだ時に備え、このブログに最後の挨拶を入れておき、死んだ後に、家族か友人に反映してもらえば面白いと思うのだが、仮に“ブログ遺言”を残していても、ブログのID、パスワードを知らせておかなければ、実現できない。ブログがプロバイダーへの料金未払いで、突然消えてしまったら寂しい。エンディングノートの一つとして残しておきたい。どうすればいいか?
 ブログのことだけでも、エンディングノートに書くべきことは、いろいろある。

 エンディングノートは本当に1冊でいいのか。これは家族に頼みたい、これは友人に頼みたい…。個別の案件ごとに頼みたい相手が違うような気がする。“エンディングメール”があればいいのではないか。

 エンディングノートは想像力を刺激してくれる。


 自分が死んだり、寝たきりになったり、認知症になったりしたときにどうするのか…。こうしたリスクにしっかり対処しておくことが、「大人」という気がする。
 
 そのためには遺言書と、“生前三点契約書”を作る必要がある。
 『その死に方は、迷惑です ―遺言書と生前三点契約書』からポイントを拾ってみよう。

 ・死後のトラブルを防ぐ……遺言書
 ・高齢期のトラブルを防ぐ……財産管理等の委任契約書、任意後見契約書、尊厳死の宣言書―便宜上、この三つの書類を「生前三点セット」と呼ぶことにする。

 「これらはいずれも公正証書にする必要性が高く、準備すべき書類も共通するものがあるため、一緒につくれば手間がかからないというメリットもある」。
 「もし、あなたが人生の最終章を不本意な状態で終えるのではなく、最後まで自分らしく生き、周囲に迷惑をかけずにこの世に別れを告げたいと願うのなら、ぜひ、いまのうちにこれらの方法を活用してそなえていただきたい」。

 遺言書は「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」がある。
▼自筆証書遺言
 名前のとおり、遺言書の全文を自筆で書くものだ。紙とペンさえあればいつでも作成できるので、内容を誰にも知られずにすみ、費用がかからないというメリットがある。
 その反面、書き方に不備があって遺言が無効になったり、遺言書を紛失したり、第三者が遺言書を破棄・隠匿・変造するおそれがある。また、本人の死後、相続人が相続手続きをするためには、その前に家庭裁判所で遺言書の検認を受けなければならず、手間と時間がかかる。

▼公正証書遺言
 公正証書による遺言のこと。遺言をする人が、公証役場で公証人に遺言の内容を話して文面を作成してもらう。その際に、証人二人が立ち会う必要がある。遺言書の原本は半永久的に公証役場で保管されるので、紛失のおそれがない。
 多少の手間と費用がかかるが、法律の専門家が作成するので様式不備によって無効となる可能性が低く、遺言書の紛失や偽造、隠匿などのおそれもない。また、本人の死後、検認手続をしないですぐに相続手続をすることができる。それ以外にも、次のようなメリットがある。
 ・自分で文面を作成する手間がかからない
 ・公証人から、遺言書の内容について法的なアドバイスが受けられる
 ・証人が立ち会うので、あとで遺言書の有効性が問題になったときに立証しやすい


 財産管理等の委任契約書とは「財産管理や日常的な事務手続きをかわりにやってもらえるように、家族や信頼できる第三者と包括的な契約を結んでおくというものだ。この契約書があれば、原則としていちいち委任者(本人)が委任状を渡さなくても、受任者(契約を結んだ相手)が手続きを代行できるようになる」

 委任契約の内容として、次のようなことが考えられる。
 ・預貯金や不動産などの財産管理(所有するアパートの家賃回収や、不動産の売却など)
 ・生活費、療養費、介護費用などのための金銭の引き出し
 ・ヘルパーとの契約、福祉関連施設・病院への入退院手続、介護保険の手続など


 「財産管理等の委任契約書は体が不自由になったときのものだが、任意後見契約書は病気や精神障害などで、判断能力が低下したときのためのものである」。
 「判断能力が低下している人を守るための制度として、『成年後見制度』がある。これは、後見人が本人の代わりに金融機関との取引や病院での手続きを行うなど、日常のさまざまな場面においてサポートしてくれるというものだ」

 遺言書やエンディングノートは、会社にたとえれば、予算と中長期計画。それをしっかり立案することが、充実した老後を送る秘訣だ。

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香山リカ著『しがみつかない死に方―― 孤独死時代を豊かに生きるヒント』 (角川oneテーマ21)

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しがみつかない死に方

 香山 リカ著『しがみつかない死に方―― 孤独死時代を豊かに生きるヒント』 (角川oneテーマ21、2010年4月10日発行)を読んだ。

 この本は高齢者向けの本かと思ったら、30代、40代のひとり暮らしの女性の心に影を落とす、孤独死の問題を取り上げた本だった。

 「ちょっと考えれば、高齢でひとり暮らしをしている人たちのほうが、孤独死に対する恐怖は大きそうなものである。しかしこの人たちは、長くそこで暮らしてきて地域のつながりがあった、介護保険サービスでヘルパーや看護師が訪問したり、いっしょに生活していなくても子どもがどこかにいてときどき連絡してきたり、と完全な孤立状況ではない場合も少なくないようだ」「むしろそれよりも、にぎやかな都会でひとり暮らしをする30代、40代の比較的、若い単身者が、エアポケットに落ち込んだかのように孤立し、孤独死を迎えるケースが目につく」。
 
 「とくにシングル生活者にとって衝撃を与えたのは、08年暮れの、タレントの飯島愛さんの孤独死であった」。

 飯島愛の死以来、香山リカさんの精神科診療室を訪れる女性たちは、「飯島愛さんのことを想像しているうちに、『自分もそうなったらどうしよう』『いや、“なったら”ではなくてそうなるのだ』と思うようになり、その恐怖に耐えられなくて不眠、動悸などのお現実的な症状に襲われるまでになっている」という。

 「もし、自分が突然死を迎えることになったときには、いつ誰に気づいてもらえばよいのか。ひとり暮らしの人にとっては、切実な問題である」。
 「一般的には、遺体の傷みもそれほどではなく、倒れたままの姿で発見されるのはせいぜい『死後、3日以内』。それを超えると、人間の遺体とはいえいわゆる“生もの”なのだから、当然、腐敗が進んだりムシがわいたりする」。

 「遺体の傷みの程度により、発見してくれた人のショックの大きさが違ってくるのではないか、と思う」。

 
 「片付いていない部屋や台所、冷蔵庫、机、タンスなどを残して突然、主がこの世を去ったら、その後はどうなるのか」「家族、友人、恋人、同僚といった身近な仲間が片づける場合が、いちばん多いだろう」「しかし、そういった片づけを引きうけてくれる家族や知人がまったくいない、あるいはいても高齢だったり病弱だったりして、とてもやっかいな片づけなどできそうにない、という場合はどうするのか」「今はそういうケースのために、『遺品整理』を代行してくれる業者がいる。その草分けが、キーパーズ有限会社だ」。

 「パソコンのハードディスクに入っているデータやバックアップを取ったCD-R、携帯電話や過去のメモリはどうすればよいのか」。

 葬儀、尊厳死、遺言書・・・。孤独死の問題から、話題はどんどん広がっていく。

 しかし、たくさんの材料を検討した後の、香山さんの結論は意外にシンプルだった。
 「もしかすると、孤独死こそ、何にもしがみつかず、何からも解放された、究極の『自由死』なのかもしれない」「死に方なんて、その人とは何の関係もない。死に方にしがみつくのは、やめておこう」。

 死ぬことを当人があまり考えても仕方がない。人間は、いつ死んでもおかしくないのだから、「今を精いっぱい生きよう」と考えるのが正しいのだろう。ただ、死に方にしても死んだ後にしても、残された人が困らないように配慮しておくということは、最低の礼儀として必要なのではないだろうか。

 孤独死問題からスタートし、「死に方にしがみつくのはやめよう」と結んだ本書だが、エンディングノートなどはきちんと書いておき、いつ死んでも残された家族や友人たちに迷惑がかからないように生きたいと思った。
 
 「死に方=生き方」を考えるきっかけとしてとても参考になる本だった。

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香山 リカ著『老後がこわい』(講談社現代新書)

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老後がこわい

 香山 リカ著『老後がこわい』(講談社現代新書、2006年7月20日発行) を読んだ。

 「あとがきに代えて」で、香山さんは、こんなことを書いている。
 「本書は、私の中では『就職がこわい』『結婚がこわい』と続いた“こわいシリーズ”の第三弾として書かれたものだ」「『こわい』シリーズ前二作を作ってくれた講談社現代新書出版部の岡部ひとみさんにお願いしていざ正式に取り組み出すと、なかなか執筆が進まなかった」。
 「実は私は、これまで『老後問題? ああ、私の場合はどうでもいいんだよ』と思っていた」「『今日いちにちをクリアできればそれでよし』という性格なので、考えられる未来はせいぜい『明日もチコクしないで出勤できるか?』まで、老後の自分などというところまでとても想像が働かないのだ。老後に関係したことで関心があるのは、少し執着のある両親のことと、かなり執着があるペットのことくらいであろうか……」。
 「ところが今回、『老人ホームとは』『ローンか賃貸か』『医療はどうなる』などひとつひとつ検討していく中で、私は本当の自分の老後問題について『考えられない』のではなくて、やはり『考えたくない』のではないか、ということに気づいた」。

 これは、多くの人に共通する心情ではないか。老後のことを考える作業は、あまり前向きな感じはしないし、普通は黙っていても社会や子どもが考えてくれると思いたい。

 それでも、仕事だからと書き進めていくうちに、「すべての問題はいま過渡期にあり、どんどん変わりつつあるのだから、今からあれこれ心配したって、なるようにしかならないのだ」と悟る。
 「ただ、『なるようにしかならない』ということは、『どうなってもよい』『ひどいことになっても仕方ない』という意味ではない」「『勝ち組』と『負け組』の峻別をよしとし、格差や差別もやむなしとする世の中では、『女性』であり『高齢者』であることはそれだけで二重の差別の対象になる可能性がある、ということがわかる。つまり私たちは、…差別される側として、世の中の動きをしっかり見つめていかなければならないということだ」。

 香山さんは、老後のいろいろな問題について、ほとんどの場合、「いますぐ、こうすべき」と言う方向が見えないので焦っても仕方がないと思う半面、ひどいことになるという心配もあるようだ。

 この本ではいろいろな老後の問題を取り上げているが、香山さんがそんな気持ちになるのも良く分かる。
 高齢社会をシニアがどう生きるか、という道筋が、どの問題をとっても見えていないのだ。

 たとえば、“終の棲家”。
 「実は平成13年4月には『高齢者の居住の安定確保に関する法律』という法律が制定され、高齢者の入居を拒まない『高齢者円滑入居賃貸住宅』の整備が各自治体に義務づけられた」「たしかにここに暮せばすばらしい日々が待っていそうな気もするが、ではこのマンションの場合、お金はいくらくらいかかるのだろう」「入居一時金が2210万円~7500万円、健康管理費が525万円。つまり、入居時に最低でも3000万円近いお金がかかるのだ」。
 いろいろ検討してみるが、「持家のないシニアシングル女性の住まいに関して、『これだ』という回答はないのだ」「『現状では住まいに関して多くを期待することはできなさそうだ』と割り切って、さっさと低価格老人ホームにでも居をかまえ、お金や心のゆとりを住まいの外での活動にあてる、という生き方もあるのではないだろうか」というのが本書執筆時点での結論だ。

 「いつまで働けるか」の結論も「『フリーになってこれをしたい』という強い希望がなく『でも何か仕事はしていたい』と思うなら、『もう○○歳なのにいつまでもいるのはおかしいのでは』などと体面を気にしたりせずに、とりあえず今の会社にい続けるほうがいいのだ」ということになる。

 介護についてもしかり。
 「介護保険制度と雨後のタケノコのように増殖した介護ビジネスは、いまだに試行錯誤の段階にあるとも言われている」「そもそも介護保険制度自体が本人や家族が情報を集めて申請し、自分で選ぶ自己責任を原則とするものだ。・・・そのため、介護保険の存在すら知らなかった、知ってはいたが、いったいどうすればいいのかわからない、といまだ申請に至らない人さえ少なくないという」。
 「たとえば、将来、介護の対象になる親を持ったすべての人に、ある年齢になった時点で介護に関する講習の受講を義務づける、といった措置は考えられないのだろうか」。

 医療について。
 「自分で払える医療費まで国や保険制度でまかなってくれ、と言うつもりはない。最高級医療を国民全員が等しく受けられるようにすべきだ、とも言わない。コストダウンは社会全体の傾向なのだから、それが医療の世界にも適用されるのは当然だ」「しかし、医療や介護を本当に必要としている人くらい、あまり無理のない自己負担でそれを受けられるようにはできないものなのか」。
 「一方では、都会を中心に自由診療を掲げる美容外科やアンチエイジングクリニックが林立し、数十万、数百万のお金を投じて“生き死ににかかわりない医療”を受けようとする人もいる」。

  香山さんが「なるようになるしかない」と達観するのも良く分かるが、放っておいても自然に解決する問題ではない。やはり、そろそろ手を打たなければいけない、と強く思った。

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埼玉県の秋が瀬公園でソフトボール開幕戦、ひやひやドキドキの守備で最後に名誉挽回!

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 埼玉県の秋が瀬公園で所属しているソフトボールチームの開幕戦があった。
 平均年齢が相当高くなっているチームだが、今日の相手は女性が4人もいる。負けるはずはないと思っていたが、手強かった。

 1番ライト。
 初球、高い球を大根切り。結構当たりは良かったが、レフトフライ。
 2打席目。会心のあたりでレフトオーバー。ホームランになるかと思ったが、グラウンドがすべるのと、前の走者が3塁で止まってしまい、結局2塁打。3塁までは楽々行けたのに(涙)。

 しかし、その後、妙にレフトが後ろに守るようになり、力が入ってまともな当たりがなかった。
 3打席目、ボテボテのピッチャーゴロ。
 4打席目、力のないショートフライ。

 2試合目。
 1打席目は、後ろの守っているレフトのずっと前に落ちるヒット(笑)。
 2打席目はライトにふらふら上がるポテンヒット(笑)。
 3打席目は当たりは良かったが、センターフライ。
 
 7打数3安打。結果オーライ。

 問題は守備だった。雨でグラウンドが濡れていて滑る。ライトを守っていて、最初のフライは難なく処理したが、2本目滑って、取れず。そこから足元を気にし過ぎて、前進できずにいくつかのフライがヒットになってしまった。おまけに左に走って間に合ったフライもグラブのドテに当たって落球。顔が真っ赤になったのが自分で分かった。

 でも、ソフトボールは、全力で走ったり、失敗して赤面したり、守っているときに弱気になったり…。ふだんとは違う体と心の動きを体験できるから面白い。

 エラーもしたが打ち勝ち、8-7。

 2試合目は名誉挽回したいと、はりきって守備をした。「守備」とはいうが攻撃的気持ちで守っていないとうまくいかない。失敗したらどうしようという弱気な気持ちばかりが湧いてくる。

 最終回。同点で迎えた後攻の相手チーム。2アウト1塁で、今日、長打を続けている相手チーム一番の強打者がバッターボックス。ライトの定位置から後ろに守る。
 なぜか2試合目はライトにボールが飛んでこなかったが、来た!強烈なライナー。ボールを取る位置に止まった瞬間少し滑ったものの、ボールはしっかりグラブへ。
 アウト。ゲームセット。7-7。

 結構難しい当たりだったが、アウトにできた。これは大きかった!エラーすればサヨナラ負けだった。
 ボールを取った後、どっと疲れが出た。本当に良かった。

 ひやひやドキドキの童心に戻ったようなソフトボール開幕戦だった。

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ITの未来像を示す小池良次著『クラウドの未来─超集中と超分散の世界』(講談社現代新書)

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クラウドの未来―超集中と超分散の世界

 小池良次著『クラウドの未来─超集中と超分散の世界』(講談社現代新書、2012年1月20日)を読んだ。
 2009年に小池良次著『クラウド~グーグルの次世代戦略で読み解く2015年のIT産業地図』(インプレスR&D、2009年3月1日発行)を読んだが、「クラウド」は単なる流行語ではなく、いまのITの世界の当たり前のインフラになっている。ちょうど、「次」が気になっているときに、小池氏は「クラウドの未来」を提示してくれた。
 しかし、この本が単なるクラウド解説本ではない。この本が示しているのは「IT全体の未来像」だ。とても刺激的な本だった。

第一章
 まず、クラウドの位置づけが明確にされる。
 「クラウドは『脱パソコン時代』のビジネスモデルです。体にたとえれば、頭脳はクラウド・データ・センターであり、パソコンや携帯電話などは全身の筋肉や感覚器官と考えてください。インターネットは、両者を結びつける神経回路です」。
 「いろいろなコンテンツやアプリケーションは、データ・センターと呼ばれるクラウドに集約(超集中)される一方、それを利用する端末はパソコンだけでなく、家電や自動車などあらゆる機器に広がります。しかも、移動先でも利用できるモバイル時代になり、場所と機器を問わない世界(超分散)に向かっています」。

 「クラウドでは仮想化(バーチャライゼーション)という新しい技術を利用しています」「仮想化技術は、論理構成と物理的構成を自由に替えることができます」「物理的に100台あるサーバーを1台のようにまとめて利用することもできれば、1台の大型サーバーを100台のサーバーに分割することもできるわけです」。

 クラウドは、ソーシャルメディアを支えている。 
 「米国の巨大ソーシャル・ネットワーク・サービスは、通信事業者が整備しているブロードバンド網に依存しているわけですが、それでも億人単位のサービスは人類の経験したことのない領域と言えます」「過去、これだけ大規模なITサービスは、技術的に存在できませんでした。こうした技術の壁を破るためには、さまざまな技術革新があります。俗に『ビッグ・データ』と呼ばれる技術分野もそのひとつです」「クラウド・コンピューティングの醍醐味と言えば、このビッグ・データを取り扱う世界でしょう。現段階では、だいたい10万台以上のサーバー群を使ったサービスがビッグ・データの領域に属します」。
 「ソーシャル・ネットワーク・サービスに飛び交う情報量はたった4日分だけで、人類が書籍や写真などに蓄積してきた情報の総量と同じと言われ、人類の経験したことがない新領域に入っています」。
 「検索サービスやソーシャル・ネットワーク・サービスでビッグ・データを駆使する事業者は、米国が大きくリードしています」。

 面白いのは、日本人が「最先端」「流行の先端」と思っているスマートフォンが、クラウドという観点から見ると、逆にかつてのパソコンの世界に先祖がえりしていると言う筆者の指摘だ。
 「パソコンでは最近、ブラウザーでさまざまなアプリケーションを動かしています。利用者には見えませんが、そこではブラウザーの中にある仮想マシーンと呼ばれるソフトウェアをOSにかぶせています。そのため、アプリケーションは仮想マシーンが同じなら違うOSでも動きます。つまりOSに依存しない動作環境です。こうしたタイプのアプリケーションをウェブ・アプリケーションとか、ウェブ・サービスと呼びます」「残念ながら、iPhoneやアンドロイド携帯は大部分がネイティブ・プログラムに依存しており、昔のパソコンの不便さを継承してしまいました」「現状のネイティブ・アプリケーションを基本とするモバイル・ディバイスの世界は、5年程度で変化することを視野に入れるべきです」。

 「あと5年もすれば、私たちはいくつものモバイル・ディバイスを持ち歩き、家の中にはネットワーク家電があふれることになるでしょう。それを通じて流れ込んでくる情報は、もはや人の認知力を超える量に達します」「日頃、ユーザーがどのような行動をとり、どのようなテレビ番組や書籍・雑誌を好むか。また、どのような友人や知人と、どのような情報をやり取りしているかなどをクラウドに蓄積し、そのプロファイル情報をベースにクラウド・アプリケーションが適切な情報サービスを提供する。これがクラウド・サービスであり、クラウドが担う時代の要請なのです」。

第二章
 アマゾンの一人勝ちを食い止めようと言う動きが広がっていることが紹介される。
 「ユーザーの選択肢を増やし、データの互換性を確保するためのパブリック・クラウドにおいて『スタンダード化や標準推奨モデルを決めていこう』との動きが広がっています。これが…クラウド・エコシステムです」。

 「このクラウド・エコシステムが成功するかどうかは、日本の情報通信業界にとっても大きな意味を持つでしょう」「もしアマゾンが一人勝ちを続ければ、これからはパブリック・クラウドを目指す日本のベンダーも淘汰される可能j性があります。逆に、クラウド・エコシステムに相乗りできれば、新たなクラウド・ビジネスを開拓できるでしょう」。

第三章
 今後、無線ブロードバンドの整備が最重要課題となると筆者は主張する。
 「通信は、世界中で同じサービスを享受できるところにメリットがあります。国際競争とはいえ、日本だけが独走すれば世界から孤立した通信ネットワークを生み出し、ガラパゴス化という弊害が生まれます。クラウド・コンピューティングからクラウド・コミュニケーションへと徐々に進化する過程で、世界的な動向を見ながら着実にネットワークの次世代化を進めないと、大変なトラブルになってしまいます」

 「私たちはアプリケーション大量消費時代に足を踏み入れているのですが、そこにはモバイル・ブロードバンドというボトルネックが立ちはだかっています。無線LANやDSL、光ブロードバンドなどは、すべて数十から数百メガビット秒クラスの伝送スピードで利用できます。しかし、携帯電話に付いている無線ブロードバンドだけは実質1芽メガビット秒にも達していません」。
 「無線ブロードバンドというボトルネックを克服し、バランスのとれた融合ネットワークを構築することこそ、次世代ネットワークの目標となります」。

第四章
 日本のガラパゴス的電波政策にメスを入れる。
 「日本はワイファイの逼迫した状態を無視するかのごとく、旧態依然とした片方向の地域放送サービスに貴重な電波資源を割り当てようとしています」。
 「日本版ホワイトスペースで狙っている地域放送プロジェクトの多くは、インターネット/ブロードバンド・サービスで同じことができます」。

 「モバイル・ボトルネックはあと数年で大きく改善されるでしょう。日本でも米国でもLTEと呼ばれる第4世代(日本では3.9世代と呼ぶ)携帯データ網の整備が始まりました」「このLTEが整備されれば、モバイル網はようやくスピード面で固定網と同じ水準になるのです」。

 「ボトルネックはオフィスやホーム・ネットワークに移るのです」。

第五章
 家電メーカーなどの危機が迫っているようだ。
 「あと数年もすれば、企業システムにおいても、家電においても、ハードとソフトの分離が進みます。これまで日本や韓国が得意としていたハード・ソフトの一体設計が、アマゾンやグーグル、マイクロソフトなど米国のクラウド事業者によって浸食されることを意味します」。

第六章
 マス・メディアのサービス・モデルが苦境に陥る。
 「インターネット出現後、米国では『単体ネットワークによる有料サービスは難しい』ということが広く認識されています」。
 「インターネットはさまざまなコンテンツとサービスが相乗りする『多重化サービス・モデル』だということです」。

 「日本で準備が進んでいる携帯マルチメディア放送は、残念ながら単体サービス・モデルを狙っています」「次世代規格や次々世代規格で移動時100メガビット秒、固定時1~3ギガビット秒を超える速度が実現されれば、高コストな携帯マルチメディア放送は終了して、すべて4Gモバイル網で処理するほうが経済性も高く、サービスも充実するでしょう」。

第七章
 クラウドビジネスでは日本は挽回できない…。
 「日本にとって、クラウド・データ・センターの誘致は難題です。まず、日本の高額な電気料金と高い不動産コストが大きな障害となります。厳しい建築基準と高い人件費も日本におけるデータ・センター運営を難しくしています。加えて、法人税が高いこともデメリットです」「米国では『日本にデータ・センターを作れば、米国の3倍コストが掛かる』と敬遠されています」。 
 

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取手桜が丘ゴルフクラブ(茨城県取手市)

 D社とかつていた職場N社との間の対抗戦。第3回を取手桜が丘ゴルフクラブ(茨城県取手市 渋沼1393、0297・82・7300)で行った。
 前回は富貴ゴルフ倶楽部で開催。これまで1勝1敗の対戦成績だ。

 まずは練習。
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 練習場はアプローチ練習場もあり充実していた。

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 打ちっ放しも近所の練習場のような感じ。

 しっかり練習して、さあ、スタート。
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 3組の、1組目。
 実力が拮抗している組だ。N社はIさんとOさん。こちらは私とNさん。

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 池の多いコースで3回も池ポチャをしてしまった。

 驚くようなホールもあった。
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 ティーショットで水路を越えなければならないホール。

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 なんと、2打目で水路を超えなければならないホール。

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 フェアウエーのど真ん中にカード道路があるホール。

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 何よりも悩まされたのはベアグランドのようなグリーン。速くて短いパットが入らないとかなりオーバーすることが多かった。
 3パットを6回もしてしまった(汗)。

 対抗戦は最終ホールの一つ手前で同点に追いついたが、最終ホールで1打差で負けてしまった。残念。
 スコアカードを宴会のときに忘れてきてしまったようで、ホールごとの詳細なスコアは分からないが――。

私   48、53で101
Nさん 55、51で106 

Iさん 49、50で99
Oさん 52、55で107

 いい勝負だった。

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川口市浮間ゴルフ場・薄暮ゴルフ

 明日の「D社vsN社のゴルフ対抗戦」に備え、久々に川口市浮間ゴルフ場で実戦練習。薄暮ゴルフをした。

Ukima20120303

 1番、ショートカットを狙って、ティーショットOB。左グリーンなのに右グリーンを狙ったりしていきなり+4。
 しかし、アプローチは当たりが良く、6番まではまずまずだったが、やはり関門も7番は2打目OB。8番は2度、水路に入れた。
 スコアは∔4+0+1+1+0+0+3∔3∔1=+13で48。パット数は213222212。
 6番で1mのバーディーパットを外し、流れが悪くなった。
 
 二つのOBは攻め方を慎重にすれば、避けられたと思う。ペナルティ二つは避けられなかった。当たりは悪くなかった。

 明日が楽しみ。

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