雨の中、歌舞伎役者約60人が銀座中央通を「お練り」
27日の午前10時から、歌舞伎役者(新聞などは「俳優」と書くのが決まりのようだが、「役者」のほうがしっくりくるので「役者」で通す)約60人が銀座(中央)通りを練り歩く「お練り」があると聞いて、行ってみた。 9時45分に銀座4丁目付近に到着すると、すでに人でいっぱい。2丁目付近がまだ人が比較的少ないと聞いて、並んだ。
傘しか見えない。(^_^;)
「お練りが始まったら、傘を閉じてください」と放送があったので、見られることは見られるなと思ったがだんだん雨足が強くなる。
徳光和夫アナが実況・司会を担当。雨が降っているうえ、寒かったので、少し辛かったが、いろいろなエピソードを語ってくれたので、飽きずにお練りのスタートを待つことができた。
10時過ぎに中央区長の矢田美英氏、日本俳優協会会長の坂田藤十郎氏の挨拶などセレモニーが行われたが、肝心のお練りはなかなか始まらない。
「雨による交通渋滞で一部の役者の到着が遅れ」「ぶっつけ本番でどう練り歩くか協議中」「雨にぬれるわけにもいかないので傘を配っている」など、徳光アナの説明が何度もあり、そのうちに、雨も小降りになってきた。
10時45分になって、ようやくお練りが始まった(ようだ)。
このイベントは、春のパレード「GINZA 花道」実行委員会(中央区、全銀座会、銀座通連合会、銀座街づくり会議、松竹、歌舞伎座 他)が主催した。「祝祭と観光の街 銀座」という新しい街づくりのコンセプトをアピールするため、銀座(中央)通り約400mを花道に見立て、歌舞伎役者に歩いてもらうことになった。
参加した歌舞伎役者は、中村時蔵、中村芝雀、中村福助、中村翫雀、中村扇雀、中村橋之助、市川染五郎、尾上松緑、市川猿之助、尾上菊之助、市川海老蔵、片岡愛之助、中村獅童、中村勘九郎、中村七之助ほか、歌舞伎俳優総勢約60人。
パレードの先頭が来た!
歌舞伎役者は紋付き袴姿だった。
実は助六みたいな舞台衣装で登場。見得をきったりするのだろうと勝手に想像していたので少し裏切られた(笑)が、海老蔵や勘九郎が登場すると、観客は大いに盛り上がった。
実は、iPhoneで動画を撮ろうと思ったのだが、待っている間に電池切れ。
しかたなく写真で紹介する。
50分待ったが、目の前をパレードが通ったのは5分だった。
沿道の観客は雨に濡れながらも、みな、楽しそうだった。新しい歌舞伎座に期待!
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