東京・根岸の西蔵院で友人が茶会
東京・根岸にある西蔵院(台東区根岸3-12-38)というお寺の「望城亭」という茶室で、高校時代の友人Kさんが石州流の茶会を開くというので、お邪魔した。
鶯谷駅から数分。お寺のちょっと先に「こごめ大福」で有名な竹隆庵岡埜(東京都台東区根岸4丁目7−2、03・3873・4617)で、友人に頼まれた「こごめ大福」を購入して、お寺へ。
中門をくぐり――。
「望城亭」へ。
腰掛待合。
飛石と、手や口を清める「蹲踞(つくばい)」。
広間。床の間がユニークだ。
茶席の花は、床の間に合うスケールの大きい生け花。
炉の釜。
釜に水を足したり、茶碗などを清めたりするための「水指(水指)。炉縁をはき清める羽箒も。
お客を迎える準備は整った。
亭主を務める友人のKさん。
お点前は、片桐宗猿派の森川宗悦さん。
Kさんと森川さんは、大学の同級生だ。
何人かのお客をもてなした後――。
亭主自らがお点前。
菓子は、竹隆庵岡埜の生菓子。
おいしく、いただいた。
その後も茶会は続き――。
Kさんの亭主ぶりも板についてきた。
これだけ大勢になってくると――。
水屋も大忙し。ふだんは表でお点前をされるSさんが、抹茶を裏で点てる。
良いお茶会は、亭主の入念な準備と、細かい気遣い、お点前をする人の技、裏方の人たちの手際の良さと力量(表のお点前に負けないお茶を点てる!)など、かかわる人たちの心と力によって、成り立っていることを実感した。
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