« 年末年始を箱根で過ごす(4)成川美術館 | Main | 年末年始を箱根で過ごす(6)箱根美術館 »

年末年始を箱根で過ごす(5)ポーラ美術館

 西洋近代絵画を多数収蔵するポーラ美術館(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285、0460・84・2111)に行った。

Simg_7553_2

Simg_7554_3

Simg_7555

 ポーラ美術館のパンフレットの説明。

 「2002年9月に箱根仙石原に開館したポーラ美術館のコレクションは、ポーラ・オルビスグループのオーナーでありました鈴木常司(1930-2000)が40余年をかけて収集した美術作品、総数約9500点から成っています。収蔵品は、19世紀フランスの印象派を中心とした西洋絵画や日本の洋画、日本画、東洋陶磁、ガラス工芸、化粧道具など、多岐にわたります」

 「西洋絵画 19世紀フランス印象派やエコール・ド・パリの作品、20世紀絵画を中心に約400点を収蔵。モネ、ルノワール、ピカソなど世界的な評価の高い作品をご覧いただけます」

 「日本の洋画・日本画 黒田清輝、岸田劉生、杉山寧など広く知られる画家の代表作を中心としたコレクションから、厳選した作品を常設展示しております」

 「陶磁 中国、日本、韓国の鑑賞古陶磁と日本の近現代陶磁は国内でも有数のコレクションです」

 「ガラス工芸 ガレ、ドーム兄弟など人気の高いアール・ヌーヴォーの作品をはじめ、繊細かつ華やかな工芸品を多数収蔵。透明感と色彩の調和が生み出す独特の美しさが観る人々を魅了します」

 「化粧道具 古今東西を問わず女性を美しく輝かせてきた化粧道具。工芸品として美しさをあわせ持つ貴重なコレクションをご鑑賞いただけます」

Simg_7562

 開かれていたのは、「ルノワール礼讃 ルノワールと20世紀の画家たち」展。

 「アネモネ」「レースの帽子の少女」「髪かざり」「水のなかの裸婦」「休息」「水浴の後」など、多数のルノワール作品を楽しめた。

 ルノワールの影響の受けた東西の画家の作品も展示されていた。

 

 個人的にとても印象的だった作品は、以下の3作品(絵葉書)。

Runoir_3

ピエール・オーギュスト・ルノワール「レース帽子の少女」

Korodaseiki

黒田清輝「野辺」

Okadasaburosuke_3

岡田三郎助「あやめの衣」

 黒田清輝と岡田三郎助は、ともに、「外光派」と言われる ラファエル・コランの指導を受けた。ルノワールの作風をそのまま真似た画家よりも、はるかに魅力的な作品を作り上げている。

 ガラス工芸では、エミール・ガレ、ドーム兄弟、ルイス・C・ティファニーなどの才能に驚嘆した。

Simg_7559
 レストラン アレイ

Simg_7556

ミュージアムショップ

 箱根を訪れたら、ポーラ美術館は必ず訪ねたい。

 開館時間は午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。
 年中無休(ただし展示替のための臨時休館あり)。

| |

« 年末年始を箱根で過ごす(4)成川美術館 | Main | 年末年始を箱根で過ごす(6)箱根美術館 »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 年末年始を箱根で過ごす(5)ポーラ美術館:

« 年末年始を箱根で過ごす(4)成川美術館 | Main | 年末年始を箱根で過ごす(6)箱根美術館 »