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里山次郎の農業生活<その3>大根、ラディッシュ

 3回目の農業体験。 2週間前に種をまいたほうれん草。 芽が出ていた。

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 小松菜も。

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 先週植えたキャベツの苗も少し大きくなっていた(葉が少し黄色くなっていて心配)。

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 今日は、前回ビニールマルチを敷いていたところに大根の種をまき、ほうれん草の隣にラディシュの種をまく。来週の準備として、大根のとなりのとうもろこしを植えるところに肥料をまき、土と混ぜる。

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 10時になり、講習会スタート。

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 とうもろこしの作付準備。肥料をまく。

 枝豆の作付準備をしてもいいのだが、一緒にやると、間違えて、枝豆のところに大量の肥料をまいて失敗したりするので、今回は大根のとなりのとうもろこしを植える場所の作付準備だけをするという。

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 大根は先週ビニールマルチを敷いたところ、丸い穴があるのでそこに三つの穴をあける。一粒ずつ大根の種をまく。

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 ラディッシュは紐の中に種が入っている。これをほうれん草のとなりに“固定”。70cmくらいの列を4つ作り、コの字でつないで、紐を設置。土をかけて、じょうろ半分以上、しっかり水をやる。水やりをするのは今回が初めてだ。水はたくさんたまってる雨水を使う。水道水は高いから。

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 大根の種。30粒。

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 こんなふうに穴を三つあけ(1cmくらいの深さ、穴の位置は円周から1cmくらい内側)――。

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 種は一つずつ。

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 簡単に作業が終わったと思ったら、外側の4つの円の中に入れる種が足りない。

 「種が足りないです」と言いに行ったら、真ん中の4つには種をまかず、両側の5つにまくと話したらしい。聞いていなかった。(^_^;)

 真ん中の4つをほじくりかえし、小さな種を見つけて、その側の円の中にまき直した。

 大根は離して植えた方が大きく育つからだ。

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 やり直して、大根の種まき作業完了。

 次はとうもろこしの肥料を作る。4種を混ぜる。

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 1種類なぜか写真が撮れていなかったが――。

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 こんな混合肥料ができた。

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 とうもろこしエリアを確定し――。

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 肥料をまき――。

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 土と混ぜる。くわで耕す際、肥料をまいた土を手前に集めてしまう人が多いらしい。

 くわを入れ、前へ、前へ進のがコツ。

 1週間おかないと、肥料がガス化するので、ビニールが敷けないそうだ。

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 最後にラディッシュ。右から10cm長さ70cmで4列。ここに種の入った3mの紐を設置。

 後で紐は水をかける溶けるらしい。

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 土をかけ――。

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 十分に水やり。

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 最後に小松菜の残りの種をまいた。

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 今日は11時40分までかかってしまったが、少しファーマーになった気分。

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ソフトボール開幕戦、最後の打席でようやくヒット

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 ソフトボール開幕戦。秋が瀬公園S6のグランドでの試合。

 今年はインフルエンザにかかるなど、どうも体調が悪く、昨日まで咳止めの薬を飲んでいた。久しぶりの運動だ。

 1番ライト。守備はいつもの通り、へぼだが、好きな打撃がいまひとつ。ソフトボール

 1試合目、1打席目は、いい当たりだったが、センター正面へのライナー。
 2打席目はサードゴロ。3打席目は高~く打ち上げたレフトフライ。角度がもう少し低ければ、いい当たりだったのだが。4打席目は満塁で打順が回ってきたが、四球。打点1。
 2試合目は、サードゴロ、シヨートフライエラー、サードライナーエラー、三遊間ヒット。
 ようやく最後にヒットが出た。
 チームは連敗。
 家に帰って、はっさくを食べようと皮をむこうとするが、力が出ない。相当運動不足。
 これからは体を動かしたい。

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里山次郎の農業生活<その2>キャベツ(早生、晩生)

 里山次郎の農業生活、2日目は、来週、大根を植えるのに備え、ビニールマルチというもので土を覆う作業を行った後、キャベツの苗をもらい、植えた。

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 作付け計画表を見て、キャベツと大根を栽培する位置に線を引く。

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 黄緑色のところをビニールマルチで覆い、薄い緑色のところにキャベツの苗を植えた。

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 線の外側を掘り、土を盛る。通路より5cmくらい高く。

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 平らにならしてから、ビニールマルチを敷き、北側に土をかける。

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 次に東側。

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 ビニールを伸ばしながら、南側、西側にも土をかけて固定。

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 できあがり。ビニールマルチを敷くのは地温を上げるのが主な狙い。

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 次に北側にキャベツの苗を植える。端から20cm、あとは30cm間隔で4本線を引く。

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 早生を一列に、別の列に晩生を植える。

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 今度は自分で。晩生(左)と早生(右)の苗をもらう。

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 ビニールマルチももらう。

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 大根を植えるスペースを作ったが、土を高く盛り過ぎ、ビニールマルチで覆うと、表面積が足りないことが分かった。

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 やり直し。

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 なんとかビニールマルチで覆うことができた。

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 北側にキャベツの苗を植える。

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 大根、キャベツのエリアは、ネットで覆っておいた。

 今日は娘の助けがなかったが、80分ほどで作業を終えた。

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 4月は種まきが集中する。毎週、行かなければ。

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里山次郎の農業生活<その1>じゃがいも、ほうれん草、小松菜

里山次郎の農業体験初日。じゃがいもといろいろんな野菜の種をもらう。

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 午前10時からの講習に参加した。娘を助っ人で連れていった。

 指導してくださるのは、吉田忠男さん。

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 大小、いろいろな種をいただいた。

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 中身は次の通り。

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 こうやって線を引いて、じゃがいもの位置を決める――と解説。

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 小松菜とほうれん草の解説。まず石灰をまく。

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 土と混ぜるが、クワを上から入れて、混ぜる。

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 平らにならして――。

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 ほうれん草は、指で1cmほどの深さの穴を作り(10~15cm間隔で)、種を6~7個まとめてまく。ほうれん草は芽を出す力が弱く、いくつかの種が力を合わせて土をどけて芽を出すそうだ。

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 小松菜は4列くらいすじを作って、すじまき。

 たくさんできてしまうので今日は北側に半分、まく。

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 今日は黄色のところの作業を行う。

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 まずはスケールで、作付の位置を決める。

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 割りばしを立てていく。

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 じゃがいもエリアの線をひく。

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 このスケールで長さを測って、じゃがいもを植える位置を決める。

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 一節5cm。

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 クワの使い方さえ、よく分からない。お手本を見せてもらった。

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 結局、「塾長」(とほかの人が言っていた)にすべてやってもらった。^^;

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 ここに肥料を入れる。

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 バケツで混ぜてもいいのだが、よく混ざるように、箱で。

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 じゃがいもは芽がいっぱいついているところと、反対側の「へそ」を結んだ線でカット。

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 水分が多く、そのまま植えると腐るということで、灰を切り口につける。

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 まず肥料をまく。

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 その上に土をかけて――。

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 じゃがいもを並べる。

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 埋める。

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 次にほうれん草、小松菜に着手。石灰、缶コーヒーのカップ1杯分をまく。

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 そのあとがわからなくなったので、ほかの人を指導する塾長のやり方を見に行く。

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 水がたまらないように少し高く土を持って、平らにして、種をまくのだ。

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 ほうれん草の種。仁丹のよう。

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 小松菜はすじまき。

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 芽が出ると、鳥が食べにくるので――。

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 ネットで鳥よけ。

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 今日の作業完了。(^^) 2時間半もかかった。娘を連れて行ってよかった。

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「進撃の巨人」1~25話(KDDIビデオパス)

 KDDIの定額配信サービス「ビデオパス」で「進撃の巨人」1~25話を見た。インフルエンザB型に感染してしまい、寝ながら一気に見てしまった。

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 四方を50mを超える何重もの壁に囲まれた都市で暮らす人間たち。外には人間を捕食する不気味な巨人たちが徘徊し、人間は塀の中に追い込まれて暮らさざるを得なかった。

 巨人と言っても3~15mくらいのものだから、この塀があれば内側は安泰。鳥かごの中のような生活に慣れてしまえば問題はないのだが、自由を求める主人公たちは外での生活を知りたいと思う。

 ところがある日、塀の大きさほどもある超巨人が現れ、壁に穴をあけ、100年保たれた平安が失われる。次々に巨人が侵入、主人公の母親も巨人に捕食されてしまう。

 主人公は、塀の外に出て、巨人の発生の理由や弱点などを探索する調査兵団に入り、復讐を誓う。

 アニメではまだ、謎解きが残っており、完結したとは言えないが、逆に謎を残したまま終わったおかげで、いろいろなことを想像する余地が残り、個人的には十分満足した。

 いまの世界で絶対的な敵はなかなか想定しづらくなっている。

 放射能を吐きまくるゴジラは、デビュー時は絶対的な悪役として登場したが、そのうち、人気者になり、宇宙怪獣から地球を守るヒーローのようになってしまった。福島の原発事故を体験した我々は放射能を吐くなんて、なんと恐ろしい怪獣だと思うが、そうした「人類への脅威」のようなテーマを描いたうまい作品は最近、あまり見ていなかった。

 塀が安全の象徴であり、信仰さえ生まれる守りだったが、一歩外へ出れば、知恵もなく薄ら笑いを浮かべて人間を食べる巨人がわんさか。壁が破られるとすべてが終わるというのが、とてもわかりやすい設定で、リアリティを生み出していた。

 しかし、どうも人類の敵は人類の中にいるようで――。そこはあまり解き明かさないほうが、リアリティを増すのではないか、ここで終わってよかったと、余韻を楽しんでいる。

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里山次郎の農業生活<その0>練馬区の農園で農業体験

 園主(農家)の指導のもと、種まきや苗の植付けから収穫までを体験する「農業体験農園」が練馬区には16園ある。その中で自宅近くにある田柄すずしろ農園(練馬区田柄1-7-2、03・3930・7432)の平成26年度の利用者募集に応募したところ、当選し、今日、利用者説明会に参加した。

 自宅から歩いて9分。近くに農園があって、よかった。

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 初めて契約書を交わす人よりも継続して農業体験の契約をする人の方が多かった。人気は高い。

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 3月1日から来年1月31日までの契約書を交わし、入園料1万8500円と農産物の代金1万3500円、計3万2000円を支払った。

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 いろいろな野菜を作れそうだ。

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 畑で説明会。

 3月は15日(土)、16日(日)のいずれか、22日(土)、23日(日)のいずれかに出るというスケジュール。午前の部(午前10時より)と午後の部(午後2時より)のどちらかに出ればいい。 

 持ち物は筆記用具、ビニール袋2~3枚、ハサミ、カッター、割り箸32本(初日のみ)。汚れてもいい格好で来る。

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 ここがほぼ1年間借りることになった30㎡の農地。

 釣りはあまりに船酔いがひどく、趣味として続けるのを断念したが、『里山資本主義』 を読み、農業はとてもしてみたくなった。

 「里山次郎の農業生活」というコーナー名で、農業体験をリポートしていこうと思う。

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 お土産の沢庵と小松菜。沢庵がうまかった。ヽ(*´∀`)ノ

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藻谷浩介、NHK広島取材班著『里山資本主義~日本経済は「安心の原理」で動く』

 『デフレの正体』で、生産人口の減少がデフレの正体であり、財政や金融の出動で経済を活性化しようとしても限界があることを説いた藻谷浩介氏が、NHK広島取材班の井上恭介、夜久恭裕の両氏とタッグを組んで著した『里山資本主義~日本経済は「安心の原理」で動く』(角川oneテーマ21、2013年7月10日発行)を読んだ。里山資本主義の実践は、特に都会に住む人間にとっては、そう簡単ではないと思うが、生きることを、全面的に「他者」あるいは「マネー」に依存していいものかということを真剣に考えさせてくれる本だった。

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 NHKの二人が中国山地やオーストリアですでに始まっている「里山資本主義」の実践事例を紹介する。

 製材工場から出る木くずを「木質ペレット」に加工し、「木質バイオマス発電」を行うという試みが中国山地で広がっている。そして、オーストリアが国を挙げて木質バイオマスは発電に取り組んでいることが紹介される。

 オーストリアは「世界でも珍しい『脱原発』を憲法に明記している国家である」。そして「オーストリアのエネルギー生産量の約28.5%は再生可能エネルギーによってまかなわれている」。

 二人のリポートを受けて、藻谷氏が総括する。

 「『里山資本主義』とは、お金の循環がすべてを決するという前提で構築された『マネー資本主義』の経済システムの横に、こっそりと、お金に依存しないサブシステムを再構築しておこうという考え方だ。お金が乏しくなっても水と食料と燃料が手に入り続ける仕組み、いわば安心安全のネットワークを、予め用意しておこうという実践だ」

 「今日本人が享受している経済的な繁栄への執着こそが、日本人の不安の大元の源泉だと思う」「マネー資本主義の勝者として、お金さえあれば何でも買える社会、自然だとか人間関係だとかの金銭換算できないものはとりあえず無視していて大丈夫、という社会を作り上げてきたのが、高度成長期以降の日本だった」

 「極度のインフレという、高齢者や中高年のこれまでの金銭的蓄積を、元も子もなくすような事態が起きる危険性も少しずつ高まりつつある」

 「里山資本主義はマネー資本主義の世界における究極の保険なのだ」

 保険であるだけでなく、里山資本主義が広まると、「明るい高齢化」も実現すると藻谷氏は言う。

 「山村部分では、土に触れながら良質な水を飲み、清浄な空気を吸って暮らし、自宅周辺で取れる野菜を活かした食物繊維の多い食事を摂る暮らしが続いている」

 これにより、日本人の健康寿命も延びる、と言うのだ。

 「里山資本主義の普及に伴って、今後ますます、金銭換算できない価値を生み出し地域内で循環させる高齢者増えていくだろう」

 「元気な高齢者が先に衰えた高齢者を介護するNPO、公共スペースに花壇を作る老人会、小学生の通学時に道路横断などを助けるボランティアのお年寄り、幼稚園や放課後の小学校などで子どもに遊びを教えるおじいさんなど、金銭換算できない価値を生み出し、増殖させている高齢者は全国に無数にいる」

 ほとんどのことが、いまだに、お金で解決できる、と正直、思う。しかし、お金で解決しないことにより生み出されるものは多い気がするし、お金で解決できないことも次第に増えている気がする。「里山資本主義」だけが「マネー資本主義」の欠点を補ってくれるものだとは思わないが、里山資本主義は、とても魅力的な解決策を我々に示してくれる。

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