“巨石のテーマパーク”筑波山
5月5日に長い距離を歩くので、足慣らしも兼ねて、前から登りたかった筑波山に登った。女体山は標高877m、男体山は同871m。ロープウェイやケーブルカーもあり手軽に登れる山だが、日本百名山の一つでもある。
つくばエクスプレス・つくば駅(つくばセンター)から出ている筑波山シャトルバスでつつじヶ丘へ。30分おきにバスが出ており、9時発のバスに乗った。
バスは、途中、ケーブルカーの駅がある筑波山神社の登山口にも停車するが、270mほどさらに登ったつつじヶ丘からの方が景色もよく、楽しく登れそうなので、つつじヶ丘に行くことにした。
50分でつつじヶ丘に到着。遊園地もあるが、全体に安っぽい雰囲気。百名山の登り口の一つとしては、いまひとつ。
しかし、山歩きには絶好の季節。いろいろな花を愛でることができた。
10時過ぎに登山口をスタート。「おたつ石コース」と呼ばれる登山道。
子供連れの家族も多い。子供たちは岩の多い山道を楽しんでいた。
ロープウェイでも女体山山頂まで行ける。
かなり標高の高いところから登り始めているので、眺めがいい。
弁慶茶屋跡地で筑波神社からの白雲橋コースと合流。女体山頂を目指す。
小さな社。
11時前。ここで少しだけ休憩。
少し歩くと「弁慶の七戻り」がある。古来「石門」といい、聖と俗を分ける門。頭上の岩が落ちそうで弁慶も七戻りしたといわれている。
このあたりからさまざまな巨石のオンパレード。さながら巨石のテーマパークだった。
高天原。「神様の世界」を意味し、天照大神を祀る稲村神社がある。
母の胎内くぐり。岩を抜けることで、生まれた姿に立ち返る。
陰陽石。
国割り石。往古諸神が集い、この石の上に線を引き、神々の行くべき地方を割りふったという。
出船入船。
北斗岩。天にそびえたつ岩で、天空に輝く北斗星のように、決して動かないことを意味している。
ロープウェイの女体山駅も間近。
女体山の頂上付近は混雑した。
頂上は、ちょっと怖い。
男体山も見える。
ガマ石。ガマの口に見えるが、説明は次のようなものだった。
元来「雄龍石」といい傍らに「雌龍石」もあり、この場所で永井兵助が「ガマの油売り口上」を考え出したことでガマ石と呼ばれます。
せきれい茶屋。つくばうどんがうまいそうだが、男体山への起点であり、下山の起点でもある御幸ヶ原で昼食をとることにし、先を急いだ。
ケーブルカー山頂駅や茶店のある御幸ヶ原に到着。12時53分。
男体山頂へ。13時48分。
筑波男大神を祀る本殿。
ケーブルカーだと8分で下山。岩を登ってきたためか、脚がすでにがくがくしている。ケーブルカーに乗る誘惑もあったが、本格的な山歩きの足慣らしで来ていることを思い出し、徒歩で下山する。
ガイドブックでは「表参道」「表登山道」とあったが、御幸ヶ原コースという案内だった。
14時30分下山開始。
階段が多く、単調なコース。これを登ってくるのは辛い感じがした。今日のコースが正解だと思う。
16時15分、神社の裏手に出てくる。
筑波神社。祭神は筑波男大神と筑波女大神。本殿は山頂にある。こちらは拝殿。
筑波神社を出る。16時24分。
近くのホテルの日帰り入浴は午後3時には終わってしまう。
ちょっと歩くが日帰り入浴施設のつくば湯へ。
16時44分。土日の入浴料は1300円。大急ぎで汗を流した。
道に合った看板に、「バス停まで送迎」とあったのだが、行ってみると「臨時便は対象外」。
筑波山はいい山だったが、周辺施設のサービスなどがいまひとつ。このあたりは改善してほしい。
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