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高校で美術を習った佐藤先生の個展で、絵を買う

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 新年は毎年、高校で美術を教わった佐藤美智子先生の個展がある。

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(クリックすると大きな画像で見られます)
 今年も東京・有楽町の「ギャラリー日比谷」で開かれ、最終日に訪ねた。
 今回がなんと、49回目!

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 母校で20年も教えていたため、毎回、教え子らが多数訪れる。

 佐藤先生は一昨年、足を挟んだまま脚立から落下。足を骨折して、要介護2になってしまったが、入院せず、取材旅行を続け、昨年も個展を開催した。

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 その時の案内のはがきがこれ(クリックすると大きな画像で見られます)。

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 2013年11月。杖をつかなければ歩けなかったが、制作に没頭していた。

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 昨年も元気に個展を開催した。

 今回は新作は12点にとどまったが、教え子たちがデビュー作を倉庫から“発掘”。充実した個展になった。

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デビュー作、末人の海A(1961年)
 「ツァラトゥストラ」の中で、ニーチェが「何の目的もなく、人生を放浪し、生をむさぼるだけの人間」としたのが末人。
 太平洋美術展で文部大臣賞を受賞し、安井賞候補新人展に出品された。54年ぶりのお目見えという。

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デビュー作、末人の海B

 そして、今年の新作。

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 絵と言うのは不思議なもの。間近で見ていたら、そんなにいいとは思わなかったのだが、数メートル離れて見ていたら、この絵と心が通った。

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 購入することにした。高価な絵を買うのは初めてだ。12万円。

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 先生も一番気に入っていたという絵。

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 お金を振り込み、最終日なので、絵を外し、梱包してもらった。

 お金を払って絵画を抱えて帰宅するとき、とても嬉しかった。気に入った絵を買ったときに感じる満足感というものを初めて知った気がする。

 佐藤美智子先生の略歴は以下の通り(クリックすると大きな画像で見られます)。

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