« 里山次郎の農業生活<その96>鍋の材料、出揃う | Main | 里山次郎の農業生活<その97>カリフラワーも収穫 »

誕生日に「スーパー歌舞伎II(セカンド) ワンピース」を観る

 高校の同期の飲み会の時にKさんに、「スーパー歌舞伎のワンピース、席がとれそう。だれか行かない?」と言われ、真っ先に手を挙げた。しかも、その日は誕生日。とても観たい舞台だった。公私ともに、ものすごく忙しいこのごろだったので、最高のプレゼントをもらった感じだ。

 歌舞伎はなんといっても、荒事!(元禄時代の江戸で初代市川團十郎によって創始された、荒々しく豪快な歌舞伎の演技)だと思っている。だから、そろを現代的にアレンジしてくれる市川海老蔵の芝居は大好きだ。新作歌舞伎は、「江戸時代の人たちは、はこんな感じで歌舞伎を楽しんでいたんだろうな」という感覚がわかる。教養も大事だが、それよりも当時の人たちと同じ楽しみ方で歌舞伎を観ることは、とても大事なのではないかと思う。
 で、「ワンピース」だ。これを観ないわけにはいかない。
 
 これに挑むのは、四代目市川猿之助。

One_piece_01

(クリックすると大きな画像で見られます)

One_piece_02

(クリックすると大きな画像で見られます)
 不勉強だったのだが、こうした新しい歌舞伎は、三代目市川猿之助(猿翁)が創設したらしい。筋金入りの、新作歌舞伎だったのだ。それをさらに新しく、挑戦的にということで「Ⅱ」というわけだ。二番煎じというわけではない。
 「ワンピース」がドラゴンクエストのような、仲間を集めて戦い、友情を深めていくドラマであることくらいは知っていたが、マンガを読んだことがないので、スマホソフトで、70話ほど一気に読んでしまった。

One_piece_03

 2話で120円だが4200円も払ってしまったわけだが、これで「ワンピースの世界観はわかった」。さあ、いよいよ、ワンピース歌舞伎が始まる!

20151120_155210

 新橋演舞場。開場前。

20151120_155241

20151120_155303

20151120_155433

 席は1階15列20番。ほぼ、真ん中の良い席だった。

20151120_163426

 開演前。ルフィの人形が出迎えてくれた。

20151120_174721

 映像も駆使、派手な役者たちが立ち回りを演じ、感情表現も豊か。ワンピースはまさに歌舞伎のためにあるようなマンガだ。すっかりワンピースの世界に入れた。幕間。

20151120_180737

 すっかり歌舞伎役者になっているワンピースのヒーローたちのお菓子がお土産売り場に揃っていた。

20151120_180815

20151120_180840

20151120_180939

 素直に楽しめるエンターテインメント。

 二幕の最後にはルフィ(猿之助)が宙を舞う(海を渡る)場面があり、ここでは会場のみんなが立ち上がり、さながらロックコンサートのように。

 歌舞伎は庶民の文化であったという。歌舞伎の真髄を見た気がした。

20151120_192226

 ヒーローのドラマは昔も今も変わらない。

 面白かった!

 ありがとう、ワンピース歌舞伎!

 ありがとう、猿之助!

| |

« 里山次郎の農業生活<その96>鍋の材料、出揃う | Main | 里山次郎の農業生活<その97>カリフラワーも収穫 »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 誕生日に「スーパー歌舞伎II(セカンド) ワンピース」を観る:

« 里山次郎の農業生活<その96>鍋の材料、出揃う | Main | 里山次郎の農業生活<その97>カリフラワーも収穫 »