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産みの苦しみ

2016年11月末に会社を定年退職ーーしたのだが、昨今は再雇用というのがあって、同じ仕事をしているので(正社員から非正規雇用になって労働時間が減り、収入が激減したものの)、見た目はあまり変わらない毎日を送っている。

定年の翌日も仕事を続けるので、後輩たちが作ってくれたアーチの下をくぐりぬけてお別れをするような、映画で見た退職の際の儀式は経験していない。けじめなく、ぬるーい感じの時間が流れている。
仕事量が減って、1つひとつの仕事が丁寧にできるようになったし、自由時間も増え、そんなに悪くはない毎日というのが正直なところ。けれども、内館牧子著「終わった人」で言うように「成仏していない」感じを引きずる。

この気持ちも含めて、定年後について、何かを書こうと思うのだが、そう思うだけで先に進まない。会社でノルマのようなものを課せられて、やっと動いていたのかもしれない。操り人形。幼稚園に入った頃から、与えられたスケジールをこなすのを中心とする生き方に慣れてしまっていて、何をしてもいいと言われると、固まる。定年後は自立して、何かを生み出したいーーとでも言わないと格好がつかないと思っているだけかもしれない。
今回のタイトルは「産みの苦しみ」だが、少しも本気で生み出そうとはしていないのかもしれない。ブログを書くのを怠けている言い訳として、「実は水面下ではがんばっている。今は産みの苦しみ」と書こうと思ったのだが、今の自分を正直に見つめると単なるナマケモノにすぎない。

ということで、ブログは麻雀で高い手を上がったり、面白い本を読んだ時に、たま〜に書こうとは思うが、この怠惰病が治るまで、休業状態が続きそうだし、そのうち、死んでしまい自然消滅になるかもしれない。

近況として、いま、時間を割いてしていることを並べるとーー。
茶道
農業
同窓会
ポケモンGO
再雇用の仕事
読書
料理
犬の散歩

そして。最近、解放されたこと
親の介護
子育て

やりたいのにやれていないこと
麻雀
美味しいものを食べること
旅行
スポーツ

人生、残り少なくなると、やりたいことが多くなって、処理しきれず、パソコンのようにフリーズしている、という側面もあるのかもしれない。単なる怠け、ではなく。

体力も落ちてきたし。

ブログを長らく空白にしていた、その理由のようなものを書いた。
でも、ブログももっと自由に、気ままに書けばいいのかもしれない。

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