映画「花束みたいな恋をした」
大竹伸朗展の会場で見た「21世紀のBUG男 画家 大竹伸朗」をもう一度みたいと思い、ネットで調べたら、「動画配信サービスU-NEXT(ユーネクスト)で見られるとの情報がネットにあったので、1カ月無料体験を始めた。ところが、残念ながら見つからなかった。
そこで、最低何か一つは見ておきたいと、面白そうな作品を探した。
U-NEXTは、見たい作品を探すには、とてもいい沢はますあることがわかった。
いろいろな切り口で作品を紹介しているのだ。
⚫︎「日本アカデミー賞2022」受賞作
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このドラマに当てはまる映画が「花束みたいな恋をした」だった。
履いている靴も、好きな作家も、アニメやゲームも、全て一致。これ以上気が合う二人はいないのではないかと思える二人のラブストーリー。これは、現代の癒しの映画かと最初は思った。
ところが、「生活」が、男を変え、ピッタリ重なっていた二人がずれてくる。
就職した麦くんの関心は、自己啓発やビジネス分野に向かい、才能も感性も豊かだったはずの男が「その他大勢」の男になっていく。一山いくらという感じの…。
これは男にとって大変辛い映画だった。
しかし、会社を退職した今の私の視点で見ると、だからこそ自分らしく生きなければと強く思わせてくれる映画だった。もちろん65歳で会社を退職した後も、仕事一途の生き方は不可能ではない。そういう人も多いだろう。けれど、ビジネス書や自己啓発書につい手が伸びることはない。本を読み聞かせてくれる「audible 」は、そんなタイトルばかりで、「花束みたいな恋をした」の人が変わった麦くんのような男がきっと多いのだろう。
そんな二人の出会いの頃の関係を取り戻すには?
深ーい日本社会の問題をわかりやすく示してくれた作品だった。
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