これぞ中華の本領! チャイナハウス龍口酒家(東京・幡ヶ谷、中華)
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の「中華料理の種類」の項に以下のような記述がある。
俗に「広東人は二足なら親以外、四足なら机以外、泳ぐものなら潜水艦以外、空を飛ぶものなら飛行機以外なんでも食ってしまう」と言われるように、その食材は多岐多様にわたる。この為その種類は極めて多く、人間も食材に含まれる。 調理法についても同様で、炒め方ひとつとっても干炒、滑炒、清炒、生炒、爆炒など技法や時間の長短により10種類近くあり、それぞれの炒め方を冠した料理ができあがる。さらにこれに用いる調味料で変化を加えると、青菜の炒め物だけでも100種類を超える料理ができあがってしまう。こうしたことから1人の中華料理人が作れる料理の数は、何万種類にも及ぶと言われる。
チャイナハウス龍口酒家(Long Kou Jiu Jia、東京都渋谷区幡ヶ谷1-3-1ゴールデンセンタービルB1、03・5388・8178)は、シェフがまさに何万種類もの料理を作りそう中華料理店だ。幡ヶ谷駅とつながっているゴールデンセンタービルにある。

扉には「中国漢方料理」とあり、期待を抱かせる。

いろいろな食材が吊り下げられている。
メニューが書かれているのは飲み物だけ。食べ物のメニューはなく、すべてお任せ。ストップしないといつまでもメインの料理が出てくる。ふだん食べたことのないものばかりだ。「だから、メニューを置いていない」とシェフの石橋幸さんは言う。

まず、出てきたのは、大仙鶏。「これ、なんですか?」と聞いたら石橋シェフは「鶏だよ」(笑)。店の女性が「大仙鶏」と教えてくれた。確かに、メニューに書く説明で客にアピールしているわけではないから、大仙鶏だろうが鶏だろうがおいしいと思ってくれれば何でも良いのだろう。

今日はチェコに住むM君が久しぶりに帰国。彼のリクエストでこの店に来た。彼の友人がこの店にはまっているのだという。M君は2番目に出たベーコンと黄にらの炒め物を写真を撮る前にさっさと食べてしまった(笑)。

のれそれ(穴子の稚魚)のたまご炒め。

真鯛と金華ハムの炒め物。

スッポンの煮込み。スッポンくらいで驚いてはいけない。事前に言えばどんな素材でも料理するという。「今日はたまたま普通のものしかなかったけれど、クマ、イヌ、サル、サソリ、カイコ、なんでもOK」と話していた。恐ろしい。

お酒もいろいろあった。
オリジナルの薬酒は3種類。八珍酒(疲労回復・風邪・食欲不振など)〔スッポン・田七人参・紅人参・白人参・天麻・冬虫夏草・ナツメ・クコの実の白酒漬〕、蟻酒(血液さらさら・中性脂肪・血糖値を下げる)〔中国の長白山で採取された蟻の白酒漬〕、筍花酒(腰痛・肩こり・筋肉痛)〔筍に出来る茸(菌)の白酒漬〕(各ボトル4000円、各グラス500円)。このうち八珍酒、筍花酒=写真=は飲んだが、蟻酒は飲めなかった。たくさん蟻が浮いている。M君に強く勧めたが、意外にも嫌がっていた。

カウンターに座り、シェフとも仲良くなった。
名刺をいただくた。
皇膳料理 皇帝のための薬膳料理をオーナーシェフ石橋がお客様にアレンジ致します。五感をくすぐる皇帝料理を是非ご堪能ください。
本店/メニュー無・おまかせ料理 予約可 旬 旬の素材を中心とした繊細な料理を味わうなら本店。メニューが無いから、いつ行っても新しい味に出会えます。宴 宴会・出張料理(個人宅・野外・イベント等)
新宿髙島屋店/メニュー有 薬膳スープや、クロレラ入特製麺類など気軽に召しあがれます(イートイン) 単 単品からもギフト商品、また地方発送も承っております(テイクアウト)
なるほど。ゴールデンセンタービルの怪しい店かと思っていたが、髙島屋にも店があるのだ!

豆苗(とうみょう)。

海老団子の香味野菜炒め。

衣笠茸の煮込み。
「そろそろメインの料理は終わりにします」と言ってそばを注文。

クロレラそば。

炒飯。初めて普通のメニューが出た。

デザートはタピオカ。
どの料理も体に良い感じでおいしかった。堪能した。この店は◎だ。

客が少ないゴールデンセンターの中で、この店だけが満席だった。
月曜定休。営業時間は17:30~22:30。








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