お茶の点て方の真髄を学ぶ

 よく行くワインバー、ラ・カーブ・イデアル(東京都新宿区矢来町118)で開かれた「大人のお抹茶教室」に参加した。

 先生は、高校時代の友人のKさん。これからは「師匠」と呼ぶことにする。

 facebookの「イベント」でのPR文は、“ちゃっかり”を強調していた。

 お作法とまでは申しません!! 無作法にならないお抹茶の頂き方だけ...ちゃっかり教えて頂きましょう!!
 そして、 ちゃっかり美味しいお抹茶のたて方だけ...これまたコツだけちゃっかり教えて頂きましょう!!
 ちゃっかり大人のお教室です。

  イデアルは、お習字で、自分の名前の書き方だけを“ちゃっかり”教えてもらう教室なども過去に開いたことがあるという。その流れにある教室なのだ。

 Kさんの開いたお茶会に昨年の11月16日、参加させてもらった。東京・根岸の西蔵院(台東区根岸3-12-38)というお寺の「望城亭」という茶室で開いた茶会だったが、その茶会の準備のため、Kさんは2ヵ月も前から周辺を歩き、根岸の里での茶会をどんなものにするか考えていたようだ。

 それは、「まっちゃあいすの独り言」というKさんのブログのなかで、3回、「根岸の里散歩」の様子がリポートされていることでも分かる。

 9月19日  そして、最後に茶会で使う和菓子をさがして、 老舗「竹隆庵 岡埜」へ。 「こごめ大福」が、店の一番の売りのようである。 江戸庶民の間で喜ばれたお菓子に「こごめ餠」があり、 ある時、根岸の里の茶屋がこの餠に餡を入れ、 上野輪王寺宮公弁法親王に献上したところ、 お誉めの言葉をいただき、これを「こごめ大福」と名づけられた、 との説明があった。 茶席では、せんべいや大福とはいかないけれど、 いろいろ買ってみた。 お店の人と話したかったから、ということもある。 みな、自分の店の品にとても誇りを持っているのがよくわかった。

 10月26日 この地の朝顔を多くの江戸の画家たちが描いている。そのなかの一人、酒井抱一(1761-1828)もここ根岸の地(かつては下谷金杉大塚村)に終の棲家「雨華庵」をつくり、暮らしていた(1809~)。
根岸5丁目の庵があった場所には今は全く別の建物があり、住居跡であることを示す説明板が立てられているらしい。
抱一は、江戸琳派の祖と呼ばれ、鈴木其一はじめ多くの弟子に教えている。琳派といえば、①俵屋宗達・本阿弥光悦~②光琳・乾山~③抱一~④其一とつながっているもの、と単純に覚えていたが、①と②、②と③のは、生没年を見ても全く重なっていない。
つまり、師と弟子として交わったことはなかったのだ。
にもかかわらず、抱一の光琳・乾山兄弟に対する敬愛の念は強く、光琳の百回忌を行い『光琳百図』を編集出版。乾山の墓に碑を立て『乾山遺墨』を出す。
遺された光琳・乾山の作品が、抱一という絵師を育て、抱一の出版によって、光琳・乾山芸術が後世に伝えられていく。
姫路藩酒井家の二男に生まれ、出家したものの、財力のバックアップは続いたのかもしれないが、直接教えられたこともない師匠に対し、ここまで傾倒するとは、常人ではない。
そういう抱一の生きた場所としての根岸を少しでも茶席で共有できれば、という思いになってきた。

11月8日 明治期に根岸2丁目に住んだ(今もその跡が「子規庵」として残る)、
正岡子規の句がある。
町中を 小川流るる 柳かな  (明治27年)
小川とは、音無川のことだろう。埋められてしまった、その流れを取り戻すことは
もうできないのだろうか。
震災や戦災を経たのち、すっかりコンクリートで固められてしまった街並み。
水の流れとその周辺に茂る草木の姿を、
今はもう、目を閉じて思い描いてみるしかない。

 

 床の間が大きい望城亭の茶室。その床の間に負けないように大胆に花を生けた。空間づくりが面白かった。

 そして、裏方の水屋の奮闘ぶりも見ることができた。

 

 茶道は、日本のおもてなし文化を形作る、中心的な芸道。

 亭主の無駄のない動き、礼儀を重んじ、お互いを思いやる大人の世界。ゆっくりと流れる時間は、息つく暇もない日常を生きる現代人にとって、癒しの時間となる。

 特にKさんの茶道の流派、石州流は、遠州流と並ぶ武家の茶道で、武士がお茶を介して、様々な交流をする場を提供していた。

 そんな、どちらかというと重厚な茶会を体験させてもらった後の“ちゃっかり”抹茶教室とはどんな教室なのか、興味があった。

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 茶筅、抹茶、懐紙など、抹茶と和菓子を楽しむための道具が人数分用意されていた。楽しみだ。

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 美味しくお茶を飲むコツを教えてくれるというKさん。ワインバーという場所の制約もあり、茶道の稽古の一部、というより、料理教室のような感じになるのかな、と思った。

 実際、自分で抹茶を点てようとして、粉っぽい茶か水っぽい茶しか点てられなかった苦い経験があるだけに、こうした実用的な教室はありがたい。

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 まず、大事なのは茶筅を水につけるということ。「黒文字」と呼ばれる和菓子を食べる時につかう楊枝も水につける。

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 そして、抹茶がダマにならないよう、茶こし器で、サラサラにすることが肝心(茶こし器がない場合は濃茶をつくるときのように、抹茶を少量のお湯で練るようにしてダマをなくすという裏ワザもあるという)。

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 こんなにサラサラになる。

 抹茶は、冷蔵庫、できれば冷凍庫に保存する。

 

 茶碗はまずお湯を入れて温める。美味しいコーヒーを入れる時と一緒だ。

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 違うのは、その後、しっかり布で水分をぬぐうこと。

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 茶杓に山盛り2杯程度、抹茶を入れる。

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 このくらい。

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 お湯は柄杓に半分くらいの量(70㏄くらい)を、静かに入れる。バシャッとは入れない。

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 器を上からしっかり押さえ、器の底からしっかりかくはん。その後中程をかくはん。泡立ったら静かに真ん中からふわっと茶筅を抜く。

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 こんな感じになれば出来上がり。

 今回は、抹茶を点てる前に、和菓子もいただいた。

 “ちゃっかり”でも、抹茶を美味しくいただくための手順は省かない。

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 和菓子は手前から取る。

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 懐紙は折り目が手前。懐紙の束の一つを逆に折り返して使う。

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 茶事などでは、濃茶に対しては生菓子、そのあとの薄茶は干菓子、というのがふつうらしいが、茶会では、薄茶でも生菓子が出たりする。

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 干菓子もいただいた。

 こうしたところはしっかりと作法を守る。さすがKさん。“ちゃっかり”ではなく、やはり“しっかり”真髄を教えてくれる。

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 洋風のお菓子も、抹茶と合った。

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 掛け軸も生け花もなかったが、その代わり、雛人形を飾っていた。

 そうなのだ。手軽に楽しむ、ということと手抜きとは似て非なるものだ。

 自宅で手軽にお茶を点てるとは言っても、雰囲気作りや美味しい和菓子を用意するなどの「心地よさ」「楽しさ」は、必要なものだ。

 YouTubeでアクセスの多いお手軽な抹茶の点て方では「茶筅を濡らす」「器を温める」「器の水分を拭き取る」「和菓子を用意する」などはすべて省かれていた。お湯も水を電子レンジでチンして入れていた。主婦の手抜き料理の見本のような動画だ。

 Kさんの抹茶教室は、茶会の水屋という裏方作業をこなすことの多いKさんならではの「本物のお茶」の手軽な点て方を教えるものだった。

 コスト削減イコール手を抜くこと、のように勘違いしている人も多い昨今。今回のような、お茶の点て方の真髄を教えてくれる抹茶教室は貴重だ。

 Kさん、これからも頑張ってネ。

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映画『利休にたずねよ』

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 映画『利休にたずねよ』を観た。

 公式ホームページのイントロダクションを見ると、大切なことはほとんど言い尽くされていた。

 利休……彼こそは「茶聖」とまで称えられた至高の芸術家。「美」に対する見識や独創性の数々には、かの織田信長や豊臣秀吉でさえ一目を置いたという。もしも、その崇高なまでに研ぎ澄まされた美意識が、若い頃に体験した情熱的な恋に始まっているとしたら……?大胆な仮説のもとに希代の茶人の出発点を取り上げ、第140回直木賞を受賞した山本兼一の歴史小説『利休にたずねよ』(PHP文芸文庫)。それは、まさに美の本質に迫る極上のミステリーにして、心を焦がす究極のラブストーリー。もはや歴史小説の枠を超えた傑作が今、長編映画として新たな生命を宿す。

 あとは役者の演技を楽しむだけ、という感じである。

 利休の茶の師匠役を故・市川團十郎が演じたことも含め、市川海老蔵でなければ、この原作の千利休役は務まらなかったのではないかと思った。

 利休切腹の際、利休が肌身離さず持ち歩く「美しいもの=香合」を差し出せば許すという秀吉の言葉に対し、「美に対してしか屈服しない」と語る利休。美しいお点前を見せ、美を追求すると言い切る利休の姿は、華がある海老蔵だからこそ演じられる。「千宗易」以降の利休は、父親が亡くなってから一心に歌舞伎に打ち込む海老蔵とオーバーラップしていた。

 しかし、この映画が海老蔵でなければできないと思ったのは、利休が完璧に近い芸術家、プロデューサーの境地に至る前の、若いエネルギッシュな時代が、親に心配をかけた海老蔵とダブったからである。

 美を体現する海老蔵も、はち切れんばかりの海老蔵も、どちらも海老蔵なのだろう。利休の二つの側面をどちらも完璧に演じてくれた。

 「本当に美しいもの」が、陶器ではなく、わび、さびでもなく、一人の女性だということが事実だったとすれば、日本の「おもてなし」の骨格を形作った原点も「恋」だったということになる。それは、とても素晴らしいことではないかと思うのである。 

 利休の美の原点となる高麗から人身売買されて日本に来た女性を演じたのはクララという韓国の女優。失った彼女を追い求めることが利休の美の追求になったと言われて、ナットクできるだけの、本当に美しい女性だった。この映画では、海老蔵に次ぐ大事な役だった。

 山本兼一の原作は読んでいないが、おそらく、原作者も満足のいく、芸のレベルの高い映画だったのではないかと思う。

 海老蔵がますます好きになった。

 監督 田中光敏

 キャスト
 千利休:市川海老蔵
 宗恩:中谷美紀
 武野紹鷗:市川團十郎
 織田信長:伊勢谷友介
 豊臣秀吉:大森南朋

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お茶を点ててみたが…

 昨日のお茶会に刺激され、自分でもお茶を点ててみた。

 先日、上野松坂屋で、茶道具を買ったのだが、そのままになっていた。包装をといて、デビューさせた。

 

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 器は汚れているのではなく模様です(汗)。

 山の頂上で点てようと思い、小さめの器と小さな茶筅、普通の茶筅を買った。

 器は温めておき、茶杓で山盛り二杓ほどの抹茶を入れる。茶筅も使い分けて点てた。飲んでみた。一つはお湯を多めに(80~100cc)、もう一つは少なめに(60~70cc)して点てた。

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 まずい!

 なんでこんなにまずいのだ。一つは水っぽいし、一つは粉っぽい。

 茶筅は大きい方がいいようだ。お湯は60~70ccくらいがいいようだ。

 しかし、泡立った感じも出ない。昨日のおいしいお茶の記憶が薄れていく――。

 

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 器が小さすぎたのだと思い、普通の茶碗で入れる。

 見るからにまずそう(涙)。まずかった~~~。後味も悪い。

 茶筅の使い方がそもそも間違っているのだろう。

 茶人への道は遠く、細く、険しい。

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東京・根岸の西蔵院で友人が茶会

 東京・根岸にある西蔵院(台東区根岸3-12-38)というお寺の「望城亭」という茶室で、高校時代の友人Kさんが石州流の茶会を開くというので、お邪魔した。

 鶯谷駅から数分。お寺のちょっと先に「こごめ大福」で有名な竹隆庵岡埜(東京都台東区根岸4丁目7−2、03・3873・4617)で、友人に頼まれた「こごめ大福」を購入して、お寺へ。

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中門をくぐり――。

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 「望城亭」へ。

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 腰掛待合。

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 飛石と、手や口を清める「蹲踞(つくばい)」。

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 広間。床の間がユニークだ。

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 茶席の花は、床の間に合うスケールの大きい生け花。

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 炉の釜。

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 釜に水を足したり、茶碗などを清めたりするための「水指(水指)。炉縁をはき清める羽箒も。

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 お客を迎える準備は整った。

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 亭主を務める友人のKさん。

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 お点前は、片桐宗猿派の森川宗悦さん。

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 Kさんと森川さんは、大学の同級生だ。

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 何人かのお客をもてなした後――。

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 亭主自らがお点前。

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 菓子は、竹隆庵岡埜の生菓子。

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 おいしく、いただいた。

 その後も茶会は続き――。

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 Kさんの亭主ぶりも板についてきた。

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 これだけ大勢になってくると――。

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 水屋も大忙し。ふだんは表でお点前をされるSさんが、抹茶を裏で点てる。

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 良いお茶会は、亭主の入念な準備と、細かい気遣い、お点前をする人の技、裏方の人たちの手際の良さと力量(表のお点前に負けないお茶を点てる!)など、かかわる人たちの心と力によって、成り立っていることを実感した。

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本格的な茶道を体験できる「偕楽園お茶会」

 水戸の偕楽園内にある好文亭「何陋庵(かろうあん)」で開かれている偕楽園お茶会に出席した。

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(クリックすると大きな画像で見られます)

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 今年の4月から来年の2月までの予定で、毎月第一日曜日の午前10時から午後3時まで開催されている一般社団法人水戸観光協会主催の催しだ。

 実際に運営しているのが、茶の湯ボランティア「拙誠会」。

 水戸観光協会のホームページに「拙誠会(せっせいかい)」についての説明がある――。

 私どもは、表千家・裏千家・江戸千家・遠州・石州と煎茶東阿部流の各流派の同好が集い、平成17年から好文亭内に於きまして「拙誠会」と命名して茨城県、水戸市関係機関のご理解・ご協力のもとボランティアで呈茶をいたしております。
 「拙誠会」とは、この偕楽園を創設した水戸藩代9代藩主徳川斉昭公自ら書かれた茶道に対する心構えを説いた「巧詐 (こうさ)は拙誠(せっせい)に如(し) かず」を出典にいたしております。茶室「何陋庵」の寄付きに「茶説」と共々板額が掲げてございますので是非ご覧ください。(景山は斉昭公の号、生前の行跡にちなんだ諡名は烈公)
 「巧詐は拙誠に如かず」の意味は、茶の道や人生において「功詐」であるより「拙誠」である方が大切であると諭されております。
 「功詐」とは、うわべを取繕い、相手を偽って上手そうに見せる心無い行動のこと。「拙誠」とは、 見た目はつたなく不恰好、下手でも心が込った誠実な態度、行動のことで、必ずや相手の心に響き好感を持たれ爽やかな茶の湯になるはずです。
 私共は、常にこのことを意識してお点前や日常生活においても行動したいとの思いをこめて 「拙誠会」と銘し、月釜を掛けさせていただいております。

 今日は石州流の水戸何陋会の担当。

 経験の浅い私だが、水戸何陋会の茶席にはこれまで2度出席したことがある。

 まず、今年4月27日に開かれた櫻木神社奉献祭・茶会の濃茶席。次いで、石州連合会30周年記念茶会の濃茶席だ。

 水戸何陋会は好文亭の何陋庵を守ってきた石州流の古老たちが結成した会。その何陋庵で水戸何陋会が茶会を催すと聞いて、ぜひ、出席したいと思った。

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 今日は猛暑で偕楽園内を歩く人は少なかったが、茶席だけは盛り上がっていた。

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 水戸の銘菓「水戸の梅」。

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 男性によるお点前で、武家の茶道、石州流らしい雰囲気を醸し出していた。

 猛暑のなか、「氷点前(冷水点前)」で抹茶が供された。冷たい抹茶だ。

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 美味しかった。

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 今日は七夕でもあり、短冊も配られた。

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  それまで、正客を無難にこなしていた友人のeさんが短冊を渡され、即興で書いた一文がこれ。夏の偕楽園は、緑が美しかった。

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 亭主と正客の会話は弾み、石州流の心がわかった気がした。

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 葉蓋を替えて、お点前は終わった。

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 無料の茶会と聞いて、初めは、観光客向けに形だけ整えた茶会かと思っていた。

 しかし、さすが、「巧詐は拙誠に如かず」の精神を持って客に接する茶会。有料の茶会に決して劣らない茶会だった。爽やかな美の空間で、心地よい時間を過ごすことができた。

 好文亭は、水戸観光協会のホームページに、「徳川斉昭公により、偕楽園内に休憩所として建てられたもので、素剛優雅な外観は水戸武士の風格がただよう」「この名は梅の異名『好文木』に由来し、その三階の楽寿楼からの眺望は見事」との説明がある。

 斉昭公は偕楽園内で最も深山幽谷を思わせる湧水泉「吐玉泉」(とぎょくせん)の水を使って好文亭の何陋庵で民とともに茶道を楽しんだという。

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 好文亭の開館時間は2/20 ~9/30が9:00~17:00、10/1~2/19が9:00~16:30。
 休館日は12/29~12/31。入館料は大人190円。

 水戸の茶道の中心地での茶会はとても印象深かった。

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石州連合会30周年記念茶会

 石州連合会30周年記念茶会が表参道駅すぐ近くの青山善光寺で開かれた。石州連合会は片桐石州ゆかりの茶道会派の集まり。濃茶席(水戸何陋会)、薄茶席(群馬石州会)、立礼席(片桐宗猿派、茗猿会)が催された。

 午前中、用事があって13時半ごろ青山善光寺に到着。

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 まず、水戸何陋会の濃茶席に入った。4月27日の櫻木神社奉献祭・茶会でも水戸何陋会の濃茶席に参加した。

 過去2回の茶会は、友人・知人に教えてもらいながらの茶会だったが、今回は一人で参加。「次の客に次礼する」(make a bow to the next guest)、「飲み口を右の親指と人差指で拭く」(wipe the place where you drank from with your right thumb and index finger)などの所作をつい忘れたりしたが、亭主(host)と正客(main guest)の会話などは以前より楽しめた(お茶の作法は淡交社の『茶の湯英会話』『茶席で話す英会話』で学んでいる。外国人と変わらないので^^;)。

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 濃茶は3人で一つの器から飲む。同性は手渡しでいいが、異性は一度、たたみに器を置く、という説明があった。

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茶中異香あり。

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 続いて、群馬石州会の薄茶席!

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 会記を一人ひとりに配ってくれた(クリックすると拡大画像で見られます)

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菓子は紅白3種類あり、客は分け合って食べていたが、私はさっさとゆずあんのこの菓子を食べてしまい分け合えなかった。(^_^.)

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 正客に供された薄茶の器を回して鑑賞。

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 私は「織部」で。

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 婦人たちのお点前を描いた明治時代の版画も飾られていた。

 最後の立礼席は、間に合わず、席に加わることができなかったが、お菓子、お茶をいただいた。雰囲気だけ――。お酒も振る舞われて大人気だったようだ。

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 片桐宗猿派は、片桐石州の長男、下條長兵衛の流れ。

 宗猿派門下の会名が「茗猿会」。会長の堀之内宗丘氏が入院中のため、代理として森川宗悦さんが席主役を務めた。出席したかった。

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櫻木神社奉献祭・茶会その3

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 茶会に出席。

 まずは、薄茶(裏千家石川社中・石川宗嬉さん)

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 菓子(sweet)

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 薄茶(thin tea)

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会記を見ると、茶会の全容が分かる。

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 茶碗(tea bowl)や棗(container for powdered thin tea)を拝見。

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 風炉(brazier)など。

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香合(incense container)。

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 庭園で昼食。

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 食事の後、濃茶席(石州流水戸何陋会・湊素仙氏)に。

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濃茶(thick tea)

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 風炉を矢を使った屏風が囲む。

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 掛け軸に関する説明。

 

 茶会に失礼なく参加するのが精いっぱい。亭主と正客の会話を味わえる域に達しないが、まずは「感じる」ことが大事。

 機会があれば、これからも茶会に出席、空気を感じたいと思う。

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櫻木神社奉献祭・茶会その2

 奉献祭を見学した。

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 石州流水戸何陋会の湊素仙氏が献茶の儀式を執り行った。

 荘厳な空気のなかで、無駄のない所作が美しかった。

 

 献茶の儀式を堪能した後、茶会に出席。その3で。

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櫻木神社奉献祭・茶会その1

 櫻木神社(野田市桜台210、04・7121・0001)で奉献祭と茶会が催された。 Sakuragijinja001

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 同神社のホームページによると、櫻木神社は、「平安朝の仁寿元年(西暦851年)に、大化の改新で活躍した大職冠藤原鎌足公五代の後胤で、冬嗣公三男の嗣良公が、この地に居を移した時、この処に桜の美しい大木があり、公がこれの木のもとに倉稲魂命を祀り、その後武甕槌命の神を祀ったのが始まりです」。    「櫻木神社の御祭神は、倉稲魂命 (うかのみたまのみこと)、武甕槌命 (たけみかづちのみこと)、 伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)、伊弉冉尊 (いざなみのみこと)」。「倉稲魂命は、豊宇気比売神(とようけひめのかみ:伊勢神宮外宮の祭神)と同神と言われている食物の神様です。人々の生命を守り育ててくれる祖神であり、食物・生活の守り神と言われています」「武甕槌命は、国護りに活躍した神として知られ、我に強さを与え給ふ神として、また強さは祈る人に与えられるものと考えられ、勝運・開運の守り神と言われています」「伊弉諾尊、伊弉冉尊は国生みの神として知られ、生命の祖神、また男女良縁の祖神であると言われています」「また、当社は桜の開花に因み開運・良運のご利益があると言われています」。

 由緒ある神社での茶会。私にとっては2度目の体験。楽しみだ。  その体験をリポートする前に、この神社の驚くべきスポットを発見した。

 トイレだ。

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 トイレの名前は「KAWAYAホール」。

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 川屋(厠)神社もある。

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 (クリックすると大きな画像で見られます)

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 男性用便器はモダン。

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 中の人は「むやみ」じゃなくても覗いちゃだめだぞ(笑)

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 可愛らしい子供用便器。

 なかなか伝統的で、ユニークな櫻木神社。そこでの「奉献祭」をその2でリポートする。

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バラとお茶が愉しめる旧古河庭園(東京都北区西ヶ原)

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 洋館とバラ、そして日本庭園が美しい旧古河庭園(東京都北区西ヶ原1-27-39)を訪ねた。

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 庭園の解説がある案内板。クリックすると大画面になるが、読みづらいので、東京都公園協会のホームページ「公園へ行こう!」の説明を引用する。

  武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。

 この庭園はもと明治の元勲・陸奥宗光の別邸でしたが、次男が古河財閥の養子になった時、古河家の所有となりました。尚、この当時の建物は現存していません。

 現在の洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア コンドル博士(1852~1920)です。博士は当園以外にも、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを設計し、我が国の建築界に多大な貢献をしました。

 日本庭園の作庭者は、京都の庭師植治こと小川治兵衛(1860~1933)であり、彼は当園以外にも、山県有朋の京都別邸である無鄰菴、平安神宮神苑、円山公園、南禅寺界隈の財界人の別荘庭園などを作庭し、造園界に多大な貢献をしました。

 戦後、国へ所有権が移りましたが、地元の要望などを取り入れて、東京都が国から無償で借り受け、一般公開されました。

 数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在で、伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例であり、また、現存する近代の庭園の中でも、極めて良好に保存されている数少ない重要な事例であるとして、平成18年1月26日に文化財保護法により国の名勝指定を受けました。

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 洋館。周辺には見たことのないバラがいっぱい。
 ほんの一部をご紹介しよう。

Leonidas
 レオニダス。フランス。花名はベルギーのチョコレート会社に由来。

Oklahoma
 オクラホマ。アメリカ。芳香あり。

French_lace
 フレンチレース。アメリカ。

Diannaprinsess_of_wales
 ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ。アメリカ。ダイアナ元英国皇太子妃に捧げられた品種。

Prinsess_of_wales
 プリンセス オブ ウェールズ。イギリス。品種名は故ダイアナ元妃の英国肺病基金の活動に対し、英国女王が名付けることを許可したもの。

Inka
 インカ。ドイツ。

Double_delight
 ダブル デライト。アメリカ。「二重の喜び」という品種名は、美しさとフルーティーな香りにちなむ。

Rio_samba
 リオ サンバ。アメリカ。開花するにつれ花色が変化する。

Pope_john_paul
 ヨハネ パウロ 2世。米国。このバラは第264世の偉業を称え、バチカン法王庁がバチカン庭園に植樹するために選ばれました。

Hakucho
 白鳥。日本。鈴木省三。

White_christmas
 ホワイト クリスマス。アメリカ。芳香あり。

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 バラ園から離れると、日本庭園になり趣きががらっと変わる。

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 茶室があった。

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 水の音がするので近づいてみると、滝があった。

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 味わいのある滝なのだが、どうしても写真では、その良さが伝えきれない。

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 上のほうにいくと洋館が現れる。タイムスリップしたような感じ。

 日本人は和洋折衷が実にうまいと改めて思った。


  昭和31年4月30日開園。面積は30,780平方メートル(平成22年5月31日現在)。
 開園時間は午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)。
 年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで) は休園。

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