有栖川宮記念公園と都立中央図書館

 有栖川宮記念公園(南麻布5丁目7番29号)と都立中央図書館(東京都港区南麻布5-7-13、03・3442・8451)に行った。
 今年、都内の公園に随分、行ったが、有栖川宮記念公園は公園の中に図書館まであり、お金をかけずにのんびり過ごす場所としては最適。シニア世代になると、たまり場にもなるかもしれない。

 広尾駅から徒歩数分。公園の入り口には見かけないスーパーがあった。
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 NATIONAL AZABU SUPERMARKET。店名も商品名も、すべて英語。
 ナショナル麻布スーパーマーケット(東京都港区南麻布4-5-2、03・3442・3181、営業時間:9:00~20:00=年始のみ休業)だ。

追記2011.11.28)建物が老朽化したため、10月末に休業した。再開を待ちたい。

お客様各位
休業のお知らせ
平素は、当店をお引き立ていただき厚くお礼申し上げます。
ナショナル麻布本店は創業以来約五十年の永きにわたり皆様の
ご厚情を頂き今日まで営業を続けて参りました。これもひとえに
皆様の日頃変わらぬご愛顧の賜と改めて御礼申し上げます。
今般当店麻布ビル老朽化のため、来る10月31日を
もちまして一旦閉店休業させて頂くことになりました。
皆様にご迷惑をおかけしますこと、心よりお詫びいたします。
尚、来年は当社の五十周年にあたります。この節目の年に向けて
麻布本店を早期に再開できますよう努めてまいります。
その節は、これまで同様のお引き立てを賜りますようお願い申し
上げます。
2011 年 9 月 26 日
ナショナル物産株式会社 代表取締役社長 瀬崎 巖
ナショナル麻布本店店長 デール鳥海 稔

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 入り口右の野菜売り場には、初めて見るButternut Squash(バターナッツスクワッシュ)があった。メキシコ原産の南瓜だ。日本でふつうに食べられる野菜も英語名で書いてあるのでまるで外国の野菜のようだが、正真正銘の外国の野菜もある。

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 魚もおいしそうに陳列してある。

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 チーズの種類が多い。ワインも多かった。日本の通常のスーパーにはあまりない楽しさが充ち溢れている。効率ばかり追求して商品の多様さを犠牲にする日本の大手スーパーも見習うべきではないだろうか。

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 有栖川宮記念公園。
 港区ポータルサイトによると、面積:67,131.11平方メートル。
 麻布台地の変化にとんだ地形を生かし、丘があったり、渓流や池があったりと、自然を大切にした趣きのある日本庭園です。豊かな緑はもちろんのこと、春はウメやサクラ、「区の木」のハナミズキなどがかわいらしい花を咲かせ、初夏にはハナショウブ、夏は「区の花」のアジサイ、秋は紅葉、冬は雪景色など四季折々の美しさを堪能できます。また、野球場、テニスコート、都立中央図書館などの施設も充実しています。

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 釣りも許されているようだ。ゆったりとした時間が流れる。

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 鴨ものんびり。

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 落ち葉で埋め尽くされた広場。ひなたぼっこの人も。

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 階段には、歩きやすい工夫。

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 図書館近くの広場。

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 記念碑(クリックすると大きな画像で見られます)。
 公園の沿革が書いてあるが、読みにくいので、港区ポータルサイトからも引用する。
 この地は、江戸時代、盛岡南部藩の下屋敷として使われていましたが、明治29年、有栖川宮威仁(ありすがわのみやたけひと)親王の栽仁(たねひと)王新邸造成の御用地となりました。大正2年、同宮家が絶え、大正天皇は第三皇子光宮宣仁(てるのみやのぶひと)親王に、有栖川宮の旧称高松宮の称号を賜り、その御祭祀をお継ぎになりました。その後、児童福祉を目的とする遊び場に深いご関心を寄せられていた高松宮殿下は、故有栖川宮威仁親王の20年のご命日にあたる昭和9年1月15日にこの地を東京市に賜与されました。そして、東京市は同年11月に記念公園として開園しました。その後、北東部を編入し、昭和50年には港区に移管されて、多くの人に親しまれています。

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 有栖川宮熾仁(たるひと)親王の銅像。
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 解説はこちら(クリックすると大きな画像で見られます)。

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 花壇を通り過ぎて、図書館に向かう。

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 都立中央図書館。
 
 4階 閲覧室、グループ閲覧室に行った。フロア全体が閲覧席で、ほとんどの席でパソコンが使える。無線LANの受信もできる。

 国会図書館と同様、荷物はロッカーに入れ、持ち込みたい荷物は備え付けの透明のカバンに入れ替えるのが原則。
 
 開館時間は月~金曜日が午前10時~午後9時。
 土・日、祝・休日が午前10時~午後5時30分。

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総本家 更科堀井 麻布本店(東京・元麻布、そば)

 そばの老舗、総本家 更科堀井 麻布本店(東京都港区元麻布3-11-4、03・3403・3401)に行った。
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 更科堀井は200年以上の歴史がある。同店のパンフレットによると――。
 寛政元年(1789年)、そば打ち上手として知られた信州の反物商、布屋太兵衛は、領主 保科兵部少輔の助言で、そば屋に転向。麻布永坂高稲荷下に「信州更科蕎麦処」を開店いたしました。明治8年(1875年)、名字必称の令により、職業にちなんだ屋号「布屋」改め「堀井」を名乗り、五代目より堀井太兵衛として伝統の更科そばを今日に伝えております。
 更科そばはその上品な風味ゆえに、古くは江戸城や大名屋敷に出入りを許され、御前に供する名誉も賜り、そば好きの江戸っ子に親しまれてまいりました。創業220余年、変らぬ老舗の美味を今、直系八代目堀井太兵衛の「総本家 更科堀井」でお楽しみいただけます。

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 まずは日本酒とおつまみで。

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 板わさ(550円)。

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 玉子焼(680円)。 

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 そばがき(1100円)。う~ん、やはり老舗。おいしい。

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 さらしなそば。堀井の名物。そばの実の芯の部分だけを用いて打つ真っ白なそば。ほんのりした甘みとのどごしのよさが特徴。そばつゆは、「さらしな」には「甘口」つゆがお薦めだという。吸い込みがいいため、辛口だと、辛くなり過ぎるからだという。薬味不要。とても、おいしい。

 営業時間は11:30~20:30。水曜定休。

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豆源 麻布十番本店本店(東京・麻布十番、豆菓子、おかき)

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 慶応元年(1865年)創業の豆源 麻布十番本店(東京都港区麻布十番1-8-12。フリーダイヤル 0120-410<ヨイマメ>-413<ヨイミセ>=10時~18時、03・3583・0962)に行った。
 店の一角で塩おかきの実演販売をしており、いいにおいがする。

 パンフレットにあった「豆源からの御挨拶」。
 私ども豆源は、
慶応元年(一八六五年)創業以来、豆の持ち味と
風味を守る製法で豆菓子の味覚を追求してまいりました。
 初代駿河屋源兵衛は”豆やの源兵ヱ“さんと
愛称されて煎り豆を肩に、また屋台荷車を引き歩いて
江戸下町の人々に親しまれていたようです。
 麻布十番に居をかまえてからは店頭に
大きな日傘のある店としても注目されてまいりました。
 おかげさまで江戸風味の豆舗として、多くの
お客さまからお引き立てをいただけるようになりました。
 今後ともよろしくお願い申し上げます。

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 ちょうど、節分の豆を売っていた。枡が二つで、「ますます」繁盛ということになるらしい。

 節分について店頭に説明があった。
 「節分」は本来季節の節目を指し、立春・立夏・立秋・立冬の前日、年間4回あったものでしたが、現在では立春の前日を指しています。旧暦では立春が新年、前日の2月3日が大晦日となり、前年の邪気を祓うという意味を込めて行われたのが「豆まき」です。豆まきの後に自分の歳の数、又は歳の数+1個の豆を食べ、無病息災を願います。

 節分の豆と、代表的な8種類の豆の詰め合わせを買って帰った。
追記2010.1.24)豆を食べた。商品説明は豆源ホームページより。
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 海老豆
 桜えび独特の香りをしっかりと閉じこめた静岡県蒲原産の海老粉は、ほんのりとした甘みが特徴。加えて寒梅粉(米の粉)をふんだんに使用し、南京豆の風味を生かしたバランスのよい食感の人気商品です。

 原材料名/寒梅粉、落花生(南アフリカ産)、小麦粉、砂糖、植物油、エビパウダー、海老粉、食塩、膨張剤、調味料(アミノ酸等)、(原材料の一部に大豆・かにを含む)

 落花生は粒が大きいので豆というより、おかきを食べる感覚で楽しめた。エビ味がgood!

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 梅落花
 この味、この色、この香り。梅の味わいがしっかりと詰まった、女性に大人気の商品です。さっぱりした味わいで爽やかに仕立てた梅じそ風味。ほのかでかわいいピンク色がご進物などに華を添えます。合成着色料は一切使わず、梅の自然な色そのものを出しました。

 原材料名/寒梅粉、落花生(南アフリカ産)、小麦粉、砂糖、植物油、しそパウダー、梅パウダー、食塩、クエン酸、コチニール色素、膨張剤、調味料(アミノ酸等)

 素朴な海老豆に比べ、お化粧をしているような感じがある。だから、女性に人気があるのかもしれない。

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 おとぼけ豆
 人気NO.1の豆菓子です。「青海苔」「きざみ海苔」「海老」の3種類からなる磯風味。飽きのこない三色の味が評判で、お土産やご進物に必ずといっていいほど添えられる商品です。同じ値段で、170gのお徳用パックもご用意しております。

 原材料名/落花生(南アフリカ産)、寒梅粉、小麦粉、砂糖、植物油、海老粉、青粉、海苔、食塩、膨張剤、調味料(アミノ酸等)

 これは良く食べる。おいしい。

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 塩豆
 えんどう豆本来の風味を残しつつ、従来の「塩豆」よりやわらかく仕上げました。やわらかさの秘密は、えんどう豆を“直火”で煎るのではなく“熱風”で加工し、仕上げているからです。他にはないソフトな食感をお楽しみください。

 原材料名/えんどう豆(ニュージーランド産)、食塩、澱粉分解物、昆布エキス、貝カルシウム、調味料(アミノ酸等)

 ちょっと塩辛いが素朴な懐かしい味。

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 オニオングリンピース

 原材料名/えんどう豆(ニュージーランド産)、植物油、還元澱粉糖化物、蛋白酵素分解物、食塩、オニオンパウダー、醤油、酵母エキス、黒胡椒、ガーリックパウダー、蛋白加水分解物、澱粉、デキストリン、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(キサンタンガム・グァーガム)、乳化剤、(原材料の一部に小麦・大豆を含む)

 これは現代っ子が好きそうな今風の味。その分添加しているものも多いようだ。こういう商品開発も必要なのだろう。
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 白胡麻大豆

 原材料名/煎り胡麻、小麦粉、大豆(国産)(遺伝子組み換えではありません)、砂糖、寒梅粉、澱粉、還元澱粉糖化物、醤油、植物油、蛋白加水分解物、膨張剤、調味料(アミノ酸等)、(原材料の一部にゼラチン・乳を含む)

 見かけは中華のごまだんご。香ばしい。
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 福豆

 原材料名/大豆(国産)(遺伝子組み換えではありません)

 これは「鬼は~外~。福は~内~」の豆。
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わさび大豆

 原材料名/大豆(国産)(遺伝子組み換えではありません)、寒梅粉、小麦粉、砂糖、澱粉、植物油、澱粉分解物、醤油、還元澱粉糖化物、食塩、海苔、蛋白加水分解物、昆布エキス、香料、調味料(アミノ酸等)、膨張剤、ベニバナ黄色素 クチナシ青色素

 これも現代っ子が好きそうな今風の味。わさびの味が強すぎて、大豆本来のおいしさが感じられない。

 結論。素朴な味がいい。塩、海老、海苔・・・。やはり豆本来の味を引き出すのはこのあたりではないか。

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港七福神めぐり~新旧のコントラストが面白い その2 櫻田神社(壽老神)~氷川神社(毘沙門天)~大法寺(大黒天)~十番稲荷神社(宝船)


 天祖神社から櫻田神社までは、紹介した地図では一度六本木駅に戻るルートになっているが、ほぼまっすぐ行く道があるので、地図で示した。

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 国立新美術館を右に見て。
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 六本木ヒルズ方向に進む。
 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「六本木ヒルズ(ろっぽんぎヒルズ、英称:Roppongi Hills)とは、森ビルが17年の歳月を掛けて行った六本木六丁目特別再開発計画の一環で建築された、超高層ビル『六本木ヒルズ森タワー』を中心とした複合施設である」「主な施設として、ゴールドマン・サックス、J-WAVE、・・・などの企業テナントや森美術館、東京シティビューなどの文化施設が入居する森ビル所有の六本木ヒルズ森タワー、テレビ朝日本社ビル、ハリウッド化粧品本社やハリウッド美容専門学校のあるハリウッドビューティプラザ、ホテル(グランドハイアット東京)、シネマコンプレックス(TOHOシネマズ 六本木ヒルズ)、屋外型イベントスペース(六本木ヒルズアリーナ)、住居(六本木ヒルズレジデンス、ゲートタワーレジデンスなど)、TSUTAYAやルイ・ヴィトンなどを始めとする多数のショップやブティック、レストランなどがある」。

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 テレビ朝日通りに行くには、地下通路を通らなければならない。

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 少し歩くと右手に櫻田神社(港区西麻布3-2-17、03・3405・0868)がある。長寿を授ける「壽老神」を祀っている。15時9分。
 
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 MINATOあらかるとによると、「櫻田神社は、1180年頃に霞ヶ関の地に建立されたといわれ、その後太田道灌が再興し、1624(寛永元)年に現在のところに遷宮しました」「華やかな六本木ヒルズのすぐそばに位置し、六本木通りからテレビ朝日通りに入り、けやき坂通りを左に見ながら歩いていくと右手に鳥居があります」「テレビ局が近い場所がら、芸能人がお忍びで参拝することもあるとか」「神社周辺はかつて陸奥白河藩阿部播磨守(はりまのかみ)の下屋敷があったところ。新選組の沖田総司の生誕地でもあり、総司の墓が近くのお寺にあります」。

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 ここでも資料をいただいた。
 櫻田神社
 御祭神 豊宇迦能賣大神(とようかのめのおおかみ)
 
 御由緒
 今を遡ること800余年、治承4年(1180)武蔵国の奉行渋谷庄司重国が、霞山(現在の溜池から霞ヶ関にかけての小高くなった一帯)に焼狩をしようとした前夜、その夢枕にご祭神のお使いの白狐が現われ、狩りを行えば必ずや祟りがあるであろうと告げた。重国はこれは正夢と、直ちに狩りを中止し、当時東国に力を持っていた源頼朝公にことの次第を報告したところ、同年11月霞山稲荷大明神として、現在の霞ヶ関桜田門外に社を造り祭るよう命を下した。
 後の文治5年(1189)秋、頼朝公は奥州平討奉賽の祭りを行い、神供料として30貫の田地を寄進され、御神田と一般の田地との境界に桜の木を植えられた。この桜が、年毎に咲き誇り、人々が御神田を「桜田」と讃え、付近住民もその住地を桜田村と称するようになった。尚、この桜は当社御遷座にあたり「内桜田」現在の皇居吹き上げの庭に移されたと伝えられる。
 時は下り、文明年間(1461~86)太田道灌公は当社の縁起を伝え聞き、直ちに神殿を改修再興され、地領の守護神として崇敬された。また、当時道灌公は太刀甲冑等を寄進され永く当社の御神宝として伝えられたが、「青山火事」により焼失した。当社は永く霞ヶ関に御鎮座になられたが、徳川氏入国以来、譜代大名屋敷が出来るにつれ寛永元年(1624)に現在の地に御鎮座せられた。
 当社は幕末期から戦前にかけては、新撰組の沖田聡司や、明治の名将乃木希典将軍が、初参りに参詣した神社として知られ、将軍が当日着用した産着は現在赤坂8丁目に御鎮座になる、乃木神社に於て社宝として保存されている(非公開)。
 また、戦前は硫黄島にて玉砕された旧男爵、西竹一帝国陸軍大佐も当社氏子であった。戦前までの当社大祭には、二階屋を優に越す鳳輩(昭和20年空襲による戦火にて消失)を、現在の新橋内幸町交差点付近(当時の氏子地)に設けられたお旅所まで牛に引かせ、丸二日を掛けて当社とその間を往復する盛大な神幸祭が斎行された。又昭和30年代中頃までは、神振行事のお神楽や、境内に櫓を立てて盆踊りの輪が夜更けまで続けられたが、その後の都市化や氏子減少により衰退してしまった。その後の昭和50年、仙台宮司や氏子悲願であった社殿改築も無事終了し、現在の装いとなった。
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 ネット上で資料を調べている時に、櫻田神社宮司のブログを見つけた。神社参拝の作法なども紹介していて、神社初心者にはありがたいブログだ。

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 壽老神はこの稲荷神社に祀られているという。
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 テレ朝通りを下り、警戒厳重な中国大使館の前を通り過ぎ、愛育病院前交差点(交番がある)を左。
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 仙台坂上交差点を左。
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 少し歩くと毘沙門天を祀った氷川神社(港区元麻布1-4-23、03・3446・8796)がある。15時44分。
 MINATOあらかるとによると、「創建は諸説ありますが、万治年間(1658~61)に現在地より300mほど北にある一本松付近から現地へ移転」「江戸氷川七社の一つとして崇敬されてきました」「神社前の一本松坂を挟んで安藤記念教会、アルゼンチン大使館、パキスタン大使館、西町インターナショナルスクールが並んでいて、外国人の参拝者も珍しくありません」「鳥居をくぐるとすぐ右に大きな神輿が収められた神輿蔵があり、その左に立派な神楽殿が控えています。本堂は鮮やかな朱色で、背後にそびえる高層マンションとのツーショットが印象的です」。
 『ウィキペディア』によると、「1990年代の人気アニメ『美少女戦士セーラームーン』で、火川神社の名で登場し、且つ同作品の主要人物の一人であるセーラーマーズ・火野レイが巫女をしているという設定のため、放送当時ファンが押しかけたことで有名である」。ふ~ん。

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 ここでも資料をいただいた。
 麻布総鎮守 氷川神社 由緒
 ご祭神(おまつりしている神さま)
 素盞鳴尊(すさのおのみこと)
 日本武尊(やまとたけるのみこと)

 ご神徳 厄除け 災難除け 開運 商売繁盛 交通安全

 境内末社 
 應恭稲荷
  高尾稲荷

由来
 天慶五年(942)源経基朝臣が勅命を受けて 天慶の乱(平将門の乱)を平定するため東征したときに 武蔵国豊島郡谷盛庄浅布冠の松(現、麻布一本松)境内二千余坪を勧請しました。経基は文武に秀でた人物で、鎌倉幕府の栄華を築いた清和源氏の祖です。社ちかくには 度重なる火災にあった一本松の松木をご神木とし、宮村町、宮代町、宮下町、鳥居坂町等といった社に関連した地名もありました。
 江戸城を修築した太田道灌も 氷川神社を篤く崇敬していたことで関係がある人物です。
 一本松の社は遠く富士山を眺望でき四方絶景であったため武将・貴族たちは鷹狩りで遠出をした時立ち寄り参拝しました。
 萬治2年(1659)の時、方位の関係などで現在地にご遷座 しました。江戸時代以降も 祈願とともに 芝居や能も盛んにおこなわれています。天保3年(1832)のご祭礼の催行図も江戸のいきをにぎやかに表しています。江戸氷川七社の一社になっておりました。
 明治、大正時代を経て 昭和19年(1944) 戦災に遭遇。しかし、千貫宮神輿庫、神楽殿、手水舎は 難をのがれました。
 氏子区域(現、元麻布・南麻布・西麻布と麻布十番・六本木・青山の一部)には 多数の諸外国の大使館があり 国際色豊かな おやしき町のお社として広く人々に崇敬されて 現在にいたっております。

毘沙門天(港七福神) ご神徳 財運 勇気 勝運 学業成就
 福をよび徳をもたらす七福神まいりは 室町時代終りから江戸時代と盛んに信仰されてきました。神社におまつりしてある毘沙門天はまずらしく 勇気と財福寿を授け与える神です。
 善を積む人々の多くの願いを聞き入れ、それらをかなえてくれます。

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 少し歩くと大黒坂があった。次の大黒天を祀る大法寺(港区元麻布1-1-10、03・3451・6039)も近い?

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 大法寺に到着。15時55分。
 MINATOあらかるとによると、「創建は1597(慶長2)年。山門を入って左には、お稲荷様が祀られています」「毎年2月3日の節分の日に開かれる『豆まき』は盛大。境内でにぎやかに豆まきが行われた後、近くの麻布十番商店街の年男を乗せた山車がパティオ通り、十番通りなどを練り歩く『豆まきパレード』が繰り広げられます」。

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 このお寺については説明文が貼ってあったが、達筆なので読み違いもあるかもしれない。
 原文の画像は次の通り。
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(画像をクリックすると大きな画像で見られます)。
 港七福神 大黒天 縁起
当山は栄久山大法寺と号し江戸時代は赤門寺と呼ばれ、甲子の祭日には縁日が盛んで賑わいました。慶長2年11月(1597)、慈眼院日利上人によって創立されました。享保15年(1730)、日舜上人法華経三万部読誦の功徳によって不思議な大黒天尊蔵を感得されました。この御尊像は麻布六本木の旧家伊勢屋長左衛門の秘像仏で伝教大師御作三神具足大黒尊天でありました。ある夜、この御尊像長左衛門の夢枕にが立ち「我れ汝の家にあること久し今法華経読誦の功徳により法華経守護の為め大衆に福寿を授けんことを誓い法華経読誦の地に往かん」と、長左衛門夢さめて翌朝、この秘蔵仏を拝せんとせしが、不思議にそのお姿なきに驚き近隣に法華経読誦の地を求め、一本松に到り日舜上人の法華経三万部読誦を知り、茲に我が家の秘蔵仏あることを不思議に思い上人に霊夢を語り、献納されたました。
 時に当山五世妙乗院日亮上人 この尊像の霊夢を得て大衆に福寿を授けんことを誓い日舜上人より御尊像を拝受し永代当山に奉安し大衆帰依の道を開きました。
 一本松は天慶3年(940)、六孫王源経基公が承平の初め平将門の反逆を察し東征の帰路当地も来り一本松に衣冠を掛け休息せられし処より「一名冠の松」とも呼ばれ江戸名所の一つとなりました。
・三神具足とは御尊像のお姿が大黒天の福寿と弁財天の円満と毘沙門天の除災得幸をあらわして居られる処からたたえられることになりました。

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 七福神をめぐって、最後の宝船へ。麻布十番の豆源本店の横を通り、道路を渡ったところに、宝船を祀った十番稲荷神社(港区麻布十番1-4-6、03・3583・6250)がある。

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 都営大江戸線の麻布十番駅の入り口がすぐ右にある。こんなところに神社があるのかと思っていたが、この神社が宝船を祀っているのは知らなかった。16時15分。途中、食事もしたが、スタートしてから5時間弱かかった。

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 MINATOあらかるとによると、「七福神を乗せた宝船の石造は鳥居の左側にあり、右側には火傷、防火のお守りとして昔から伝えられる『ガマ池伝説』を物語るガマ親子の石像が置かれています」「古池から突如大ガマが現れ、水を吹きかけ猛火を消したという伝説から、火の災難から守ってくれるといわれていますが、最近では『若ガエル、幸せカエル、落し物カエル、何でもカエル』などのご利益が信じられ、親しまれています」。
 MINATOあらかると、書くことがないのか、七福神めぐりなのにガマのことばかり書いている。

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 こちらは神社と宝船にこだわろう。
 資料をいただいた。
十番稲荷神社御祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)(商売繁盛・生活守護)
日本武尊(やまとたけるのみこと)(武運長久)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
田心姫命(たぎりひめのみこと)
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
(宗像三女神 学芸 芸能 美貌)

十番稲荷神社(じゅうばんいなりじんじゃ)御由緒
 十番稲荷神社は、もと末廣神社(旧坂下町鎮座)及び竹長稲荷神社(旧永坂町鎮座)である。昭和20年4月15日、空襲により両神社は焼失してしまったが、昭和25年6月 復興土地区画整理により、両社境内地を現在地に換地、隣接指定された。その後両社は合併し十番稲荷神社と改称、平成9年3月29日に現社殿に建て替え、遷座祭が斎行された。

末廣神社(すえひろじんじゃ)御由緒
 慶長年間(1596~1615)に創建され、元禄4年(1691)には坂下東方雑式に鎮座していたが、同6年坂下町41の社域に遷座された。
 往古より境内に多数の柳があり「青柳稲荷」と称されていたが、後にその中の一樹の枝が繁茂して、扇の形を成していたことから「末廣の柳」と呼ばれるようになり、社名に冠され「末廣稲荷」と称された。その後、明治20年4月に「末廣神社」と改称された。

竹長稲荷神社(たけちょういなりじんじゃ)御由緒
 創建は一説に和銅5年(712)あるいは弘仁13年(822)に慈覚大師の八咫の神鏡を以て武蔵国豊島群竹千代丘(今の鳥居坂上)へ稲荷大神を勧請したと伝えられている。延喜式内社の稗田神社と目される古社である。その後、弘安2年(1279)に鳥羽氏が社殿を再建、そして寛永元年(1624)3月に永坂町に遷座された。
 現存はしていないが社宝に広重作の宝船の絵があり、戦前は宝船の巡拝所としても有名であった。 
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 十番稲荷神社のホームページでは「港七福神めぐりの沿革」を説明していた。
 港七福神めぐりの沿革は、戦前の昭和8年発足の「麻布稲荷七福神詣」を始めとします。これは旧麻布区内の稲荷神社(境内社を含む)で構成されており、氏神(産土)様へのお参りの励行と、お稲荷様の現世利益の信仰、加えて市電とのタイアップによる地域振興を意図して発足したようです。その後、港区の観光協会の提案により、弁才天、大黒天をお祀りする寺院二ヶ寺を加えて、新しく「港七福神めぐり」がスタートしました。
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 宝船の石造は鳥居に向かって左側にある。神様たちの表情がいい。

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 十番稲荷神社と宝船(ホームページより)
 当社は港七福神の内、「宝船」のおやしろとして知られております。「宝船」を入れて合計8ヶ所巡拝するのが特色となっております。
 なぜ当社が「宝船」のおやしろとして、七福神めぐりの中に加わったのでしょうか?実は当社の前身である竹長稲荷神社(永坂町)が、戦前の麻布稲荷七福神めぐりの「宝船」としてメンバーに入っていたのです。因みにもう一つの前身、末広神社(坂下町)は相殿に宗像三女神(市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命)をお祀りしていたので、弁才天の巡拝所となっていました(末広神社の弁才天は、江戸時代の江戸百社弁天めぐりの一社として著名でした)。
 竹長稲荷神社には、古くより安藤広重筆の宝船の画像が伝来していたようで(戦災により焼失、現存せず)それに因んで麻布稲荷七福神めぐりの頃は、竹長稲荷をお参りして、木のミニチュアの船を求め、各社寺にて七福神の木彫像を集めて歩く形式であったようです。
 現在、お参りの方に押しております「宝船」の印影は、当時の竹長稲荷神社でお授けしていた御朱印のデザインをそのまま踏襲しております。

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 今日、めぐった順に振りかえる。弁財天。
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 恵比寿。
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 布袋尊。
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 福禄寿。
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 壽老神。
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 毘沙門天。
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 大黒天。

 七福神めぐりを終え、更科堀井に向かった。

 ※来週は日本橋七福神めぐりに行く。

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Pe'z magic(ペーズマジック、東京・六本木、ハンバーガー・サンドウィッチ)

 ファーストフード店よりはおしゃれだけれど、カジュアルに楽しめるハンバーガー、サンドウィッチの店、Pe'z magic(ペーズマジック、東京都港区六本木7-5-11 カサグランデ・ミワ1F、03・5775・5281)に行った。
 ランチタイム(11:00~14:00)だったので、バーガープレート(ハンバーガー、フレンチフライ、サラダ、ドリンクで980円)を頼んだ。
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 感じがよくておいしい店。それで十分なのかもしれないが、もう少し説明が必要な気がして、ホームページを見る。写真がとてもきれいで、紹介されているハンバーガーやサンドウィッチはどれもおいしそう。幸せな気分になる。
 「エコロジー、及び、一層の健康をテーマに、美味しいものを味わうだけでなく、今まで以上に安心・安全を心がけ」と書いているが、具体的に何をしているかは書いていない。
 説明不要、まずは食べてみて、ということなのかもしれない。
 京風寒天とろ~りひやしあずき(630円)、わらびもち(630円)、ところ天(580円)などの甘味メニューもあった。

 営業時間は11:00~21:00(L.O.20:30)。無休。

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港七福神めぐり~新旧のコントラストが面白い その1 宝珠院(弁財天)~熊野神社(恵比寿)~久国神社(布袋尊)~天祖神社(福禄寿)

 東京七福神めぐり、新宿山ノ手七福神めぐりに続く第二弾は、「港七福神めぐり」。ダイナミックに変わる港区の新しいビル街と、古い神社仏閣の対照的な光景が楽しみだ。

 まずは下調べ。港区の中小企業や観光情報に関するホームページ、「MINATOあらかると」に七福神めぐりを紹介するページがある。
 モデルルートは久国神社(布袋尊)→ 天祖神社(福禄寿)→櫻田神社(壽老神)→氷川神社(毘沙門天)→大法寺(大黒天)→十番稲荷神社(宝船)→熊野神社(恵比寿)→宝珠院(弁財天)。

 しかし、スタートは宝珠院と決めた。
 理由の一つは集合場所。何人かでこのコースを回る場合、集合場所が必要だ。宝珠院のすぐ近くにザ・プリンス パークタワー東京(東京都港区芝公園4-8-1、03・5400・1111)がある。1階のロビーラウンジが待ち合わせに最適だ。
 そして熊野神社→久国神社→ 天祖神社→櫻田神社→氷川神社→大法寺→十番稲荷神社の順に回る。
 宝船の神社は珍しい。七福神を参拝し、最後に宝船、というのが楽しいではないか。
 さらに、近くに行きたいお店もある。寛政元年(1789年)創業の更科堀井だ。現代と「江戸以前」を行き帰りした後、老舗の蕎麦を食べる。これはいい企画だ!
 行く前から盛り上がっている。

 ただ、回ってみた時に、「MINATOあらかると」の地図では寺や神社の正確な場所がよく分からず、不便だった。熊野神社でもらった地図(平成15年12月作成)が分かりやすいのでその画像を添付する。
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(地図をクリックすると大きな地図で見られます。印刷はA4横で)。

 それでは、港七福神めぐりスタート!

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 都営大江戸線赤羽橋駅下車。9時17分。
 東京タワーとザ・プリンス パークタワー東京が見える。
 ザ・プリンス パークタワーへ。

 1階のロビーラウンジでのんびり。
 ロビーラウンジで本などを読んでくつろいでいたら、2時間くらいたってしまった。(^^ゞ

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 さっそく外に出ると数分で宝珠院(港区芝公園4-8-55、03・3431・0987)に到着。11時21分。

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 MINATOあらかるとによると、「宝珠院は1685(貞亨2)年、増上寺三十世霊玄上人によって弁天堂の建立と同時に開創されました。公園を思わせる境内は、都心にいることを忘れさせてくれる増上寺周辺の木々に包まれ、中央には弁天池が広がり、散策の疲れを癒してくれます」「朱色の弁天堂のほか、高さ2mもある閻魔大王の木彫りの像(港区指定文化財)が収められた閻魔堂があり、宝珠院の縁日は「お閻魔さま」と呼ばれて親しまれていました」。

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 弁天様について説明があった。
 当院安置
 「開運出世辨才天」
 三井寺の開山智証大師が858年
 竹生島で奇縁に依り彫られその後
 源家に伝わり再興に当り頼朝公深く
 信仰し天下を平定される。
 又徳川家康公も厚く信仰され天下の
 平和を築かれ除波辨才天を改め開運
 出世辨才天と改称されました。古来より
 一心に崇敬拝する者に開運出世巳成金
 福壽円満厄難消滅縁結びの利益を
 授けられ現在港区七福神の一つに制定
 されている。
  各種祈願会・人生相談承ります。
  毎日朝10時より夕方5時まで 緊急は随時
  (予約制ご付き前もって当院寺務所にご連絡下さい)
 
 浄土院 宝珠院

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 『東京七福神めぐり』(東京街歩き委員会、生活人新書)に、より分かりやすい説明があった。少し長いが引用する。
 「住職の行方正明さんによれば、こちらの弁財天の歴史は清和天皇(858~76)の代にまでさかのぼる。三井寺の開山、智証大師が遣唐されて帰朝する際、大荒れだった海が突然凪ぎ、空には弁才天女が現れたという。帰朝後大師は、丹精込めてその尊像を彫刻し、「除波尊天」と名づけた。これが現在、宝珠院の厨子の中に安置されている弁財天だといわれる」「尊像は、貞純親王から源家、北条家に伝えられ、数人の上人の手を経たのち、西誉(せいよ)上人に授けられた。西誉上人は増上寺を建て、以後代々の上人が尊像を伝えてきたとつたえてきたという」「その後、増上寺と縁を結んだ徳川家康も尊像を篤く信仰し、江戸幕府の礎がかなったことから、これを『開運出世弁財天』と名づけた」「しかし、増上寺の中に安置されていては、一般人は直接参詣できない。そこで貞亨2年(1685)、増上寺の外に弁天堂を建立。同時に宝珠院が開創された」。
 
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 『東京七福神めぐり』によると、「千数百年の歴史をもつ弁財天はすでに真っ黒だという」。写真はご前像。
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 港区指定文化財の閻魔大王。
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 本堂。 
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 説明はなかったが、弁財天の化身「宇賀神」が巳(へび)の姿をしている関係で、へびの像があるのではないか。
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 お地蔵様を見ていると周りに東京タワーなどがあるのを忘れる。

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 東京タワーの横を通って桜田通りへ。
 次の熊野神社(港区麻布台2-2-14、03・3589・6008)までは、宝珠院から歩いて7、8分ということだったが、勘違いして飯倉交差点を右に曲がってしまい、時間がかかってしまった。

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 正解は飯倉交差点を左折し、麻布十番方向へちょっと行ったところ。12時15分。

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 MINATOあらかるとによると、「熊野神社は桜田通りの『土器坂(かわらげざか)』の途中にあり、この坂名は、かつて坂下に土器職人が住んでいたことから名付けられました」「東京タワーを見上げるように建っている鳥居をくぐって階段を上がると、右側に手水が流れ、さらに階段を上がった正面に本殿があります」「神社の勧請・縁起はとても古いのですが、1703(元禄16)年の火事で記録が焼失しわからないといわれています」。恵比寿神を祀っている。

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 『東京七福神めぐり』によると、「現在は本堂に合祀されている恵比寿神は、もともとは境内左手にある末社の太田稲荷神社に祀られていた。この社はその名のとおり、太田道灌の守護神で、勝手ヶ原で戦勝した際に鯛を供えて感謝したという。その故事により、人々が祈願成就に土製の鯛を供えるようになり、恵比寿神として信仰されるようになった」。

 飯倉交差点を飯倉片町交差点を経て、久国神社(布袋尊)へ。やや距離がある。警戒の厳重なロシア大使館や麻布郵便局の前を通る。

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 首都高速都心環状線沿いの道を六本木一丁目方向へ。クルマで走っているとあまり気づかないが、ここまで坂が本当に多い。行合坂もどんぶりのような坂。

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 高いビルが見えてくる。

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 アークヒルズ。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「アークヒルズは、東京都港区赤坂一丁目と同六本木一丁目にまたがって位置する複合施設である」「アークヒルズは森ビルが開発・設置し、管理を行っている。計画開始から20年近い歳月を経て、当時の民間による都市再開発事業としては最大級の規模の複合ビルとして1986年に完成した。赤坂=『A』kasakaと六本木=『R』oppongiのつなぎ目=『K』notに存在することから頭文字をとってARK Hillsと名付けられた」。主要施設はアーク森ビル(37階建のインテリジェントオフィス)、サントリーホール(パイプオルガンを擁する大ホールと小ホールで構成されるクラシック音楽専門ホール)、ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京全日空ホテルとして1986年に開業。2006年にホテル運営を英国インターコンチネンタルホテルズグループと合弁化(IHG-ANA)し、2007年4月より現名称へリブランドした)など。
 久国神社は六本木通りの向こう側。歩道橋で渡るか、地下道を行くか迷ったが、アークヒルズの前から地下道を通って行くことにした。 

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 地下道。地下鉄の地下通路のような感じだが、地下鉄の駅とはつながっていない。

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 赤坂駅方面に行き、最初の道を左。

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 少し歩くと右手に久国神社(港区六本木 2-1-16、03・3583・2896)がある。「布袋尊」を祀っている。13時5分。

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 MINATOあらかるとによると、「太田道灌が鎌倉時代の名工久国作の宝剣を寄進したことで、『久国稲荷大明神』として崇敬されています」「階段を上ると狛犬が出迎えてくれ、小ぢんまりとした境内の右手に大きな石灯籠が二つあり、その奥に本殿が鎮座しています」。

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 この神社には親切な宮司さんがいて、いろいろ教えてくれた。
 「久國神社由緒記」もいただいた。それによると――。
 御祭神  倉稲魂命(うがのみたまのみこと)
        古来より五穀を始め全ての食物や養蚕の「農業神」「福徳神」として、商売繁盛殖産興業の守り神で         す。

 御由緒
 当社の勧請は年月不祥ながら、古くは元千代田村紅葉(現皇居内)に鎮守されていましたが長禄3年(西暦1457年)太田道灌江戸城築城につき、寛正6年(西暦1465年)溜池に城隍(筆者注=城壁と壕)の鎮守として遷座され、のちに久國作の刀が寄進されましたので久國稲荷神社と称しました。
 永禄3年(西暦1560年)基地が公用に属しましたので寛保元年(西暦1741年)に当初に遷座されました。当時の溜池には神木の榎がありましたが現存していません。昭和2年(西暦1927年)10月25日久國神社と称するようになりました。

 例祭日  6月8日
 御社殿  
 明治7年(西暦1874年)8月の記録には、「先年青山辺ヨリ出火のミギリ類焼ニツキ仮営」とあり明治21年(西暦1888年)5月6日拝殿再建、大正11年(西暦1922年)6月本殿、拝殿、社務所を再建しましたが昭和20年(西暦1945年)5月25日の大空襲で御神輿庫、御水舎を除き全焼しました。
 昭和28年(西暦1953年)8月復興再建し現在に至っています。

七福神
 当社、町会の諸祭事、諸行事などにより氏子の方々始め皆様方に尊崇されております。
 港区七福神の一つ布袋様も合祀されており、港区観光協会主催の「七福神めぐり」が昭和34年(西暦1959年)から発足したのを始めとして毎年正月の初詣には参詣の人達で賑わっております。

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 正面拝殿の額は勝海舟の筆によるもの。

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 布袋様が祀られている。

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 笑顔の布袋様。

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 六本木ヒルズが見える。

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 アークヒルズも。

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 10円でひけるおみくじ。外国人の多い六本木とあっておみくじの裏は英語で記載されている。大吉は「 Excellent」、吉は「Very Good」と書かれているそうだ。
 この時ひいたおみくじは「末吉」で英語では「Good」だった。
  
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 もえ出ずる
 若葉の色ぞ
 美しき
 花さき
 実のる
 末もみえ
 つつ

 How beautiful the color of new-born leaves, very soon are the flowers coming out.

 次第次第に運がひらけて盛になります あまりに一足とびにとんで事をしようとするとあやまります
 時を見て心ながくのぞみを達しなさい
 
 By and by your fortune will be better. But go steadly,or you'll fail. Take your time and realize your wish with patience.

 願事 にわかに事をなさんとすれば災あり
■wish:Don't be irritated or you'll fail.
 待人 おそけれど来る
■expected visitor:He(or she) will come, but late.
 失物 出る 低い所
■missing thing:It can be found on a lower place.
 旅行 よろし さわりなし
■travel:No problem.
 商売 次第に上りて利
■business:It's getting better. You'll get profits.
 学問 早目に目標をたて全力を尽せ
■study:Set your target early. Do your best.
 相場 上がる気配あり
■speculation:It's likely to rise.
 争事 勝つとも損あり
■game and match:You win but you'll make a loss.
 恋愛 誠意を示すことが大切
■love:It's important to show your sincerity.
 転居 十分ならず
■removal:Put it off.
 出産 さわりなし 安産
■childbirth:No problem.  
 病気 弱気にならねば治る
■illness:Have a strong will, and you'll recover from it.
 縁談 叶うともおそし
     さわげば破れる
■marriage proposal:It will be arranged,but later. Be patient, or it will be broken.

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 歩道橋を使うとここにおりてくる。歩道橋を使う場合は右に曲がって最初の角を左。
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 東京ミッドタウンを経て、天祖神社(福禄寿)に向かう。
 『ウィキペディア』によると、「東京ミッドタウン(英称:Tokyo Midtown)は、三井不動産主体で東京都港区赤坂九丁目にあった旧防衛庁跡地の再開発計画により誕生した、複合施設及びその地域一帯である」「シンボルであるミッドタウン・タワーは、地下5階・地上54階・高さ248mと、東京都庁舎第一庁舎をも追い抜き、都内で最も高い超高層ビルである。日本全体で見ると、横浜ランドマークタワー(296m)、大阪ワールドトレードセンタービルディング(256m)、りんくうゲートタワービル(256m)に次ぐ四番目の高さ」「注目すべき施設としてはミッドタウン・タワー最上層に位置しているホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」や「サントリー美術館」の移転、米国の医療グループと提携したクリニックや、テレンス・コンランの「コンラン」ブランドによるレストランなどが挙げられる」

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 国立新美術館への近道を行くと――。

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 右手に天祖神社(港区六本木7-7-7、03・3408・5898)がある。福禄寿を祀っている。14時ちょうど。

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 MINATOあらかるとによると、「『竜土神明宮 天祖神社』と書かれた大きな石柱を通り過ぎ、小さな鳥居をくぐって階段を上ると正面に本殿があります。右には赤い鳥居が三重にたてられ、お稲荷様が祀られています。竜土神明宮とは、創建当時、毎夜のように江戸湾から竜が灯明(とうみょう)をあげに飛んで来たという伝説から、『竜灯(りゅうどう)』に由来するといわれています」。

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 右側の稲荷に福(幸福)、禄(俸禄)、寿(長寿)の三徳を授けるといわれる「福禄寿」が祀られている。

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 この神社でも資料をいただいた。
 天祖神社(龍土神明宮)御由緒
 この天祖神社(龍土神明宮)(てんそじんじゃ・りゅうどしんめいぐう)の御祭神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)で、今から、約600年前、南北朝の後小松天皇の御代、至徳元年(西暦1386年)8月16日に、芝西久保、飯倉城山(現在のホテルオークラの南側付近)に、はじめて祀られたと伝えられています。
 このお宮に、品川沖から毎夜竜が御灯明を献じたということで、この地を、竜灯山(りゅうどうやま)と呼ばれたと言われています。有名な太田道灌が方五丁の祭田を寄進し、神社の社殿を再建し信仰したことも伝えられています。
 元和の時代、徳川二代将軍秀忠の時に江戸城郭改築の際に社寺の移転があって現在の地に移り、この地一帯を龍灯(りゅうどう)からとって、龍土村と唱えるようになり神社の名前も「龍土神明宮」と称えられ、氏子の町々も龍土六本木、龍土材木町と呼ばれ開けてきました。

 以来代々の将軍家より尊崇篤く、この近くの諸大名わけては肥前蓮池の鍋島藩・宇和島藩(旧麻布三連隊、現ナショナルギャラリー)・毛利大膳太夫の長州藩(旧一連隊、元防衛庁)、幕府の諸役人などの信仰篤く「東都歳時記」の9月21日の条には「龍土神明宮祭」と記されているほどです。江戸三ヶ所の神明又は東都大神宮十八社の一つに数えられており、文・武・官の神様として広く信仰を集めております。
 不幸にして、青山火事に社殿は類焼しました。その後瓦葺き権現造(ごんげんづくり)の社殿、神楽殿などが再興され、明治42年の大修理を経て、威容を誇りましたが、昭和20年戦災にて、手水舎のみを残して、烏有に帰しました。
 しかしながら、境内の石造りのものに江戸を偲ぶよすがの記録が残り、往時の歴史を物語っています。
 現在の御社殿は、昭和32年に神明造(しんめいづくり)として再建されたもので、その木肌の美しさ、簡素にして厳(いが)しい姿は、日本の伝統の象徴ともいえましょう。

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 満福稲荷・福禄寿(港七福神の一)
 境内にある満福稲荷社は、従前、孫太郎稲荷と称えられましたが、近隣の稲荷社を合祀して、満福稲荷となりました。本社の文・武・官に対して、商売・事業の神様として、往古から商業・飲食業・ご婦人方の信仰篤く、霊験効(あらた)かな「お稲荷さま」として親しまれて御参詣の方の後が絶えません。
 この満福稲荷社に、七福神の一はしら福禄寿神をお祀りしてあります。
 福禄寿神は南極星に擬せられ、道標(みちしるべ)の神として、人の生きる道・事業・学業の道を教える神様として仰がれています。又、福禄寿神は泰山府君(たいざんふくん・泰山の神)と一体で、人の一生の福(しあわせ)、禄(おかね)、寿(いのち)を司る神様です。幸福・商売繁盛・子宝・病気平癒を祈願します。
 福禄寿神は、老翁のお姿で杖と巻物を持ち、鶴に乗り、国境を越え、自由自在に世界を飛び回り、道を教える「鶴上の仙人(かくじょうのせんにん)」です。このお姿にあやかって、海外旅行・留学の安全をお守り下さる神様としても信仰されています。

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 「海外旅行・留学の安全をお守り下さる神様としても信仰されている」というのは現代的だ。大使館の多い港区には必要な神様かもしれない。

 MINATOあらかるとによると、「港七福神めぐりは、 7つの福の神様を祀る神社、寺院に、宝船の巡拝所を加えた六社・二寺の8カ所をめぐるのが特徴。すべてを歩いてめぐると3時間ほどかかりますが(約6km)、六本木や麻布界隈の街並み散策も兼ね、半日かけてゆっくりと歩いてみませんか」と七福神めぐりを紹介しているが、4ヵ所で3時間近くかかってしまった。ゆっくり歩くと半日かかる。おなかがすいたので軽く昼食をとった。

        ◇           ◇           ◇

 ここで、今日回ったところの関連知識を――。
 『江戸散歩・東京散歩』(成美堂出版)によると、「赤坂見附から虎ノ門一体の外堀通りには、外濠を広げて溜池が造られた。江戸市民の貴重な上水源だったが、明治期には埋め立てられ、今は地名が残るのみ」「赤坂・六本木・麻布一帯は、坂の多い起伏に富んだ地域。高台の大名屋敷が町を見下ろし、傾斜地に小士邸、低地には町人たちが住んだ。今も残る大きな区画割りは、大名屋敷の広大な敷地の名残だ。多くの著名人が眠る青山霊園は、青山の地名の由来となった青山家の下屋敷跡。話題の最新スポット六本木ヒルズは、毛利家の上屋敷跡だ」。

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ザ・プリンス パークタワー東京(東京・芝公園)ロビーラウンジ

 ザ・プリンス パークタワー東京(東京都港区芝公園4-8-1、03・5400・1111)のロビーラウンジに行った。

 ゆったりとした椅子、テーブル。とても気持ちの良い空間だった。
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 日本紅茶協会『おいしい紅茶の店』認定店。
 モーニングセット(9:00~11:00a.m.)を頼んだ。自家製パン3種類とコーヒーまたは紅茶のセットで1500円。
 紅茶を選んだがレモンティーと言うと「それならばスタンダードなセイロンがいいです」と勧めてくれた。
 パンはバター、イチゴジャム、マーマレードが付くが、イチゴジャム、マーマレードは小瓶入り。貧乏症で残すのがもったいなく、パンにふんだんに付けて食べた。ポットも3杯くらい飲める。パンはおかわりもできたし・・・。なんでこんなに卑しいのだろう。(^^ゞ

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 東京タワーがきれい。
 ホテルでくつろぐのはいい気分。長い時間過ごしてしまった。
 主なメニューは次の通り。
 紅茶
 イングリッシュティー
 ダージリン、アッサム、ウバ、セイロン、キーマン各1200円 ロイヤルミルクティー1300円。
 フレーバー&ハーブティー
 アールグレイ、アップルティー、アプリコットティー、カモミール 1200円

 アイスティー
 アイスティー1200円

 コーヒー
 ロビーラウンジ オリジナル ブレンド コーヒー、アメリカンコーヒー、アイスコーヒー、エスプレッソコーヒー 各1200円
 カフェオレ(ホットまたはアイス)、カプチーノ 各1300円

 ホットチョコレート(ココア)
 ギラデーリ 1200円 
 
 日本茶
 玉露 和菓子添え 1300円

 ミネラルウォーター
 ペリエ、サンペレグリノ、エヴィアン、アクア パンナ 各800円


 自家製ケーキ
 10:00a.m.~9:30p.m.(L.O.)
 わらび餅入り竹炭ロール 490円
 苺のショートケーキ 550円
 利平栗と安納芋のモンブラン 770円
 100%ショコラ 550円
 ポルト・ボヌール 570円

 ドリンクセット 全品プラス1000円
 コーヒー(ブレンド、アメリカン、アイスコーヒー)
 紅茶(セイロン・アイスティー)

 アフタヌーンティーセット
 12:00noon~5:00p.m.
 アフタヌーンティーセット
 お好きな紅茶を一品とスコーン、ダンドウィッチ、フィンガータルト、生ケーキ、焼き菓子のセット 2800円

 今月おすすめのお飲み物
 ホワイトチョコレート ロイヤルミルクティー 1200円

 カフェモカ ミント風味 1200円

 アイスクリーム・シャーベット
 アイスクリーム(バニラ・ミントチョコレート・マカダミアナッツ)
 シャーベット(巨峰・林檎) 各種1100円

 ソフトドリンク
 100% オレンジ ジュース、100%グレープフルーツ ジュース 各1200円
 クランベリー ジュース 1000円
 トマト ジュース、コーラ、コカコーラ ゼロ、ジンジャー エール 各900円

 ビール
 生ビール
 生ビール(アサヒスーパードライ)、黒生ビール、ハーフ&ハーフ 各1200円
 
 瓶ビール
 国産ビール(キリン、アサヒ、サッポロ、サントリー) 1200円
 
 低アルコールビール(アルコール分0.5%未満)
 レーベンブロイ ローアルコール 1200円

 ワイン
 シャンパーニュ
 ルイロデレール ブリュットプルミエ 1900円
 
 白ワイン
 マウントネルソン ソービニヨン ブラン 1300円

 赤ワイン
 シャトー オー ベルナ 1300円

 ウイスキー
 プリンス スカッチ 18年 1500円
 グレンフィディック 12年 1400円
 ジャック ダニエルズ シングル バレル 1700円

 カクテル
 ジントニック 1500円
 カンパリ ソーダ 1500円
 キール 1500円
 ミモザ 1800円
 
 お食事
 サンドウィッチ
 コールドビーフと野菜のサンドウィッチ 1700円
 スモークサーモンとレッドオニオンのサンドウィッチ(胚芽パン使用) 2000円
 アメリカン クラブハウス サンドウィッチ 2000円
 国産牛フィレステーキサンドウィッチ 3000円

 パスタ・ライス
 11:00a.m.からのご用意となります。
 ナスとモッツァレラチーズのトマトクリーム スパゲッティー
 (ミートソース スパゲッティー) 1700円
 きのことベーコンのクリームスパゲッティー 1700円
 魚介類のトマトソース スパゲッティー 2000円
 オージービーフ入りカルボナーラ風リゾット(半熟玉子のせ) 2200円
 小海老のピラフ(野菜のブイヨン スープ付き) 2000円

  サラダ・スープ
 コンビネーション サラダ(和風またはフレンチドレッシング) 1200円
 パルマ産生ハムとシーザーサラダ 1800円
 野菜のブイヨン スープ(カップスタイル) 800円

 ※料金にはサービス料・消費税が含まれております。

 営業時間は9:00a.m.~10:00p.m.(ラストオーダー 9:30p.m.)。

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鹿角(東京・西麻布、きりたんぽ・秋田の味)

 鹿角(かづの)は、秋田を代表する郷土料理・きりたんぽ発祥の地。その名前がついた鹿角(東京都港区西麻布1-15-16、03・3402・8212)にきりたんぽ鍋を食べに行った。
 
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 『日経おとなのOFF』2009年11月号の特集「東京で見つけた幻の味 郷土鍋の絶品」の3位に輝いた店だ。

 実はきりたんぽをこれまで食べたことがなかった。
 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「きりたんぽ(切蒲英)は、秋田県の郷土料理。杉の棒につぶした粳(うるち)米のご飯を竹輪のように巻き付けて焼き、棒から外して、食べやすく切った物をいう。鶏がらのだし汁に入れて煮込んだり、味噌を付けて焼いて食べたりする」。
 「きりたんぽ発祥の地『鹿角(かづの)のきりたんぽときりたんぽ鍋』:最近では全国で食べられている。たんぽ
切る前の段階でのきりたんぽのことをさし、ほとんどの人がこれを『きりたんぽ』と思い込むが、切っていないので『たんぽ』という。『たんぽ』とは本来、稽古用の槍につける綿を丸めて布で包んだものを指し、杉(秋田杉)の棒に、半殺し(半分潰すという意味)のご飯を巻き付けたところがたんぽをつけた槍(たんぽ槍)に似ていることからその名が付いた。
 「きりたんぽ鍋:鶏(比内地鶏)のガラでとっただし汁をベースに、こいくち醤油、酒と砂糖(または味醂)で醤油ベースのスープを作る。煮え難い順に、ゴボウ、(しらたき)、(サトイモ)、(卵巣を含む鷄モツ)、マイタケ(金茸、銀茸)、比内地鶏、(つみれ)を並べ中火で煮立てる。きりたんぽとネギを入れ、味が染みる直前でセリを投入する。セリに火が通ったら完成」。
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 テーブル席に案内された。
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 大根を一度燻製にしてから漬け込んだ秋田名物の漬け物「いぶりがっこ」を頼んだ。燻製の香りがして、なかなかおいしい。
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 女将。みぢゃげどもそうだったが、女将が説明してくれると、郷土料理が一段とおいしく感じられる。
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 きりたんぽ鍋(3300円)。きりたんぽは焦げ目がついている。餅のようなものかと思っていたが、焼きおにぎりに近い。すべて鍋に入れるとスープを吸って柔らかくなりすぎるので、いくつかは後で補充する。
 中に入っているのは、ゴボウ、しらたき、マイタケ、比内地鶏、セリ、ネギなど。
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 具のうまみが染み出し、おいしいスープになっていた。

 営業時間は午後5時~10時30分。
 日曜・祝日定休(7、8月は第二、第四土曜も休み)。 

 東北の鍋はおいしい。次は山形かな。

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五代目 野田岩 麻布飯倉本店(東京・東麻布、うなぎ)★★★

 石ばし神田川に次いで行ったのが五代目 野田岩 麻布飯倉本店(東京都港区東麻布1-5-4 、03・3583・7852)。

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 野田岩はフランスのパリにも店を出している。本店でも鰻に合うお酒としてワインを薦めている。これがおいしい。
 今回、実は初めて「志ら焼」を食べたのだが、そのうまさに悶絶。今まで行った店も鰻の店としては最高なのだが、野田岩の食の楽しさへのこだわりはすばらしい。群を抜く存在ではないか。

 パンフレットの説明。
 毎度格別のお引き立てに預り御礼申し上げます。
 年々天然鰻は漁場の縮小により減少しており、また特に冬場は非漁期に入り11月下旬から4月上旬までは上質の養殖鰻を使い調理させていただきます。この期を除きましては霞ヶ浦、利根川、九州有明等の産地から、潮のさした半淡水の処で漁れる一級品の天然鰻を仕入れております。
 年間を通し、おいしい鰻の店とお客様におよろこびいただけるよう日々努力しております故今後共よろしくお願い致します。
 幕末から明治初期の飯倉は大名邸の数多く、商舗軒をつらね、花街もあり頗る賑を極め、野田岩は其の中に在り明治九年発行、東部食通番附には三番目の上位に載って居ります。現在五代目で創業百六十年に亘る鰻専門の老舗で御座います。   主人敬白

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 4人以上のみ座敷を予約できる、とのことで予約なしで店に。
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 別館に案内してくれるので、待たないで鰻を楽しめることになった。
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 志ら焼(2500円)。わさびを乗せて、塩、または醤油で食べる。わさびと塩、がたまらなく美味だった。
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 うな重(梅3000円)。

 野田岩は、レトロ風でまとめてみた(ぜひ、店に行って色つきの体験を!)。
 
 高島屋店(日本橋高島屋特別食堂内)、下北沢店(世田谷区北沢2-19-15、03・3413・0105)もある。
 
 営業時間は午前11時〜午後1時半、午後5時〜8時まで。
 日曜定休。

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ピッツェリア・トラットリア ナプレ 東京ミッドタウン店(東京・六本木、ピザ、イタリアン)

 東京ミッドタウン(最寄り駅は六本木だが、住所は赤坂)で人気のピザの店、ピッツェリア・トラットリア ナプレ 東京ミッドタウン店(東京都港区赤坂9-7-4 D-0117 東京ミッドタウン ガーデンテラス1F、03・5413・0711)に11時半ごろ行った。
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すでに列ができていた。
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 レジの向こうに見えるピザ窯。
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 12時半前にようやく席に案内されたなかなか列が前に進まないので小さな店かと思ったら、店内は広かった。何時くらいから来ている人たちなのだろう。女性が多い。

 この店はなぜ有名なのか。
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 「World Pizza Cup 2008(世界ピッツァ選手権2008)2年連続、2冠達成」
 テーブルに世界ピッツァ選手権2年連続2冠を伝える案内があった。
 2008年6月10・11日、昨年に引続き、イタリア・ナポリのピッツァ協会である『マルゲリータ・レジーナ協会』主催の『World Pizza Cup2008(世界ピッツァ選手権)』において、ベラヴィータ・グループのピッツェリア(『ナプレ』『ナプレ東京ミッドタウン店』『サルヴァトーレ』)を統括するピッツァイオーロ :山本尚徳が、 Pizza Personalizzata(オリジナル部門)優勝、Pizza Artistica (芸術部門特別賞)の2冠を受賞いたしました。
 ピッツァイオーロとはピッツァ職人のこと。
 
 ランチメニューは3種類。
 AがInsalata, Pasta, Caffe(サラダ、パスタ、コーヒー)1200円
 BがInsalata, Pizza, Caffe(サラダ、ピッツァ、コーヒー)1600円
 CがAntipasto, Pasta, Pesce o Carne, Caffe(前菜、パスタ、魚料理または肉料理、コーヒー)2200円
 ※ピッツァマルゲリータをご注文の場合は、トッピングの追加ができる。
 アンチョビ 300円
 ルーコラ 400円
 モッツァレッラディブッファラ 500円
 生ハム500円
 上記のA・B・Cのコースは平日のみ:月~金 11:00~14:00(ラストオーダー)。

 Bを頼んだ。
 ピッツァは
 Margherita~マルゲリータ~トマトソース、モッツァレラ、バジル
 Cicinielli~チチニエッリ~トマトソース、モッツァレラ、しらす、キノコ
 Cotto~コット~トマトソース、モッツァレラ、ハム、ナス
 Salsiccia~サルツッチャ~トマトソース、モッツァレラ、自家製ソーセージ、ししとう
 から選べる。
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 トマトソース、モッツァレラがのった基本的なピザを頼んだが、本当においしい。焼き加減もいい。
 増田煉瓦のラ・ピッツェリアのピザやその窯を使っているクラウディアチッチョリーナ ピザトリアもこの店のピザに負けないピザだと思うが、それ以外ではこれだけおいしいピザはあまりない。
 営業時間
 Lunch ランチ 11:00-15:00 (14:00 L.O.)
 Dinner ディナー 17:30-24:00 (22:30 L.O.)
*ランチコースは平日のみ。

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