ティオダンジョウ(東京・恵比寿、スペイン料理)
バル カマロンが良い店だったので、ほかのスペインバルにも行ってみたくなった。dancyu2006年6月号の同じ特集で紹介していた「ティオダンジョウ バル」に夜、「こらから行きますが予約、とれますか」と電話した。
「混んでいるので1階のバルで待ちますか」と言われた?ん?「こちらはスペインバルではないのでしょうか?バルを予約したいのですが」「こちらはレストランです。バルは立ち飲みで、予約はできません」「そうですか、ではレストランを予約します」。
レストラン、バルの電話は一緒だった。初め、スペインバルに行こうと思っていたのに、疲れていたので、あっさりレストランにしてしまった。
訪ねたのはティオ ダンジョウ(Tio Danjo、東京都渋谷区恵比寿1−12−5 萩原ビル3 2F、03・5420・0747)。

1階と2階は入り口も違うし、メニューも違う。2階のレストランはゆっくり料理を食べる雰囲気だ。

イベリコ豚生ハムと腸詰類の盛り合わせ。

イワシの酢漬け。

イベリコ豚バラ肉、白インゲンのソテーとトマトのサラダ。

スペイン風ポテトオムレツ。
1階のメニューも少し食べたいと頼んだら、イベリコ豚の生ハムのコロッケを取り寄せてくれた。

2階も悪い店ではなかったが、後で1階を覗くと、さすがスペインバルブームの火付け役となったといわれるだけあって、大勢の客でにぎわっていた。にぎやかな雰囲気が好きな私は、やはりバルだったかなと思い店をあとにした。次はバルにしよう。
営業時間は、14:00〜0:00(L.O.23:30)。2階は17:30〜23:00(L.O.22:00)。日、祝日定休。
葱や平吉 宇田川(東京・渋谷、葱料理)
紅虎餃子房を経営している際コーポレーションが出した葱料理専門店「葱や平吉 宇田川」(東京都渋谷区宇田川町36-18、03・3780・1505)に行ってみた。
渋谷駅から東急百貨店本店まで行き、数分歩いたところなのだが、路地の入り口に案内もなく、まさに隠れ家。

勘で、この路地かなと思って奥に行くと「葱や平吉」の文字が見えた。

後でよく見ると路地に葱が置いてあり、「盗むべからず」とある(笑)。

入り口を入るとカウンター。2階の堀りごたつ席に案内された。

古い民家に来た感じだ。

とてもくつろげる。

料理は葱料理だけでも20種以上。ほかに炭火焼き、魚料理、うどん、鍋料理などがある。
1月までは下仁田葱が食べられたので、「東京で”群馬”が味わえる店」に入れたい。群馬県関係者は下仁田葱の季節にぜひ、訪れてほしい。

まず頼んだのが「そのまま浅葱(あさつき) 双味味噌」。浅葱を黒胡麻味噌か辛味もろ味噌で食べる。シンプルでおいしかった。

そして、葱の黒焼き。大分の呉崎葱か埼玉の深谷葱を選べるが呉崎葱にした。黒く焼けた部分をむいて食べる。香ばしくておいしい。
お酒は芋焼酎を中心に焼酎70種類、全国の地酒も六十数種類ある。

けれどもこの日は葱料理に合うという国産ワイン「穂坂白」を注文した。甲州産の個性を引き出すためフランス産樫樽で熟成させたやや辛口の白ワイン(720ml)だ。

料理は葱づくし。京都葱豚焼き(お好み焼き)。

最後に鶏ねぎ鍋(鍋鶏肉と鶏だんご)。

鶏だんごを作って鍋に入れ、最後にねぎを加えて出来上がり。

すった葱の中に具と汁を入れて食べる。

美味。
脇役と思っていた葱を主役にする発想が面白い。都会人に受けそうな店だった。
無休。営業時間はランチが11:30~14:30(L.O.14:00)、ディナーが17:00~22:30(L.O.22:00)。
玉笑(東京・恵比寿、そば)=閉店
「次代を担う、気鋭のそば職人の店」として月刊pen2006年6月1日号特集「職人のそば屋へ。」で特集された店の一つが玉笑(東京都渋谷区恵比寿4-23-8 甲賀ビル1F、03・3443・5138)。

赤に塗りこまれた壁。ちょっと面白い芸術的な空間だ。

そば屋で食べたいと思うものばかりがメニューにある。まずは板わさ。

続いて豆腐。

焼き味噌。

焼きのり。

卵焼き。

器も凝っているが、お銚子もユニークで楽しい。

そして、そば。これがうまかった。そば屋の名店ばかり回っているが、その中でもうまい。
月刊penによれば、茨城県常陸太田市の農家8軒から仕入れた玄そばは手刈り、天日干し。玄そばを2週間に1度、現地から送ってもらい、店の近くの低温倉庫で保管して製粉している。熱もりやかけそば用は細かく挽いた粉でやや太めに打ち上げ、キリッと冷して供し、せいろは粗挽きの細打ちに、と分けているらしい。
名店「竹やぶ」で培った技術と感覚が生きているという。「竹やぶ」にも行かなければ。
営業時間は11:30〜15:00、18:30〜21:30。土日祝日は11:30〜20:00。月曜日と第三火曜日定休。
追記)2008年末に閉店。
Fireking cafe(東京・代々木上原、カフェ)
老四川 飄香(ピャオシャン)で食事をした後、ちょっとコーヒーでも飲もうと入った代々木上原駅前のカフェが、とてもよかった。
Fireking cafe(東京都渋谷区上原 1-30-8、03・3469・7911)。

店内がギャラリーになっている。2週間から1ヵ月の単位で壁をアーティストに貸しているらしい。
コーヒーも飲めるし、ワインも飲める。食事もできる。いすの座り心地がとてもいい。適度に暗いのでくつろげる。
コーヒーを飲もうと思っていたのだがついワインになってしまった。

何でこういう店が都心部にないのだろう。すばらしい。
営業時間はLunch Time 11:30am~2:00pm Cafe Time2:00pm~7:00pm Bar Time7:00pm~midnight
代々木上原は奥が深そうだ。時間のある時に代々木上原をもっと探訪してみたい。
老四川 飄香(ピャオシャン、東京・代々木上原、四川料理)
高級住宅街の代々木上原はちょっとしゃれた大人の店も多いと評判。代々木上原に足を踏み入れた。
老四川 飄香 (東京都渋谷区上原1-29-5 BIT代々木上原001、03・3468・3486)を訪ねた。予約がなかなか取れない人気店。この日はたまたま8時からの予約のキャンセルがあり、予約を取れた。
井の頭通り、古賀政男音楽博物館の通りを挟んで向かい側にある。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、日本で四川料理を広めたのは陳 建民(ちん けんみん、 1919年6月27日 - 1990年5月12日)で日本における四川料理の父といわれる。現在の日本では当たり前のように思われている「回鍋肉にはキャベツ」「ラーメン風担担麺(中国では汁なしが一般的)」「エビチリソースにはトマトケチャップ」というレシピは、陳が日本で始めたものだと言われている。
「私の中華料理少しウソある。でもそれいいウソ。美味しいウソ」と、上記のような日本の味覚に合わせたアレンジを積極的に行った。このアレンジこそが日本での中国料理、とりわけ四川料理の普及に多大なる効果を発揮する事になった。
これに対して本場・四川料理を食べさせてくれるのがピャオシャンだ。
ということで、コースメニューは注文せず、食べたいものだけを注文した。
メモがなくなってしまい、記憶が定かでないものもあるが、まずは、人気メニューの「四川名物よだれ鶏(蔵王地鶏)」と、四川ピクルス、春竹の子と金華ハム煮といった冷菜を頼んだ。

続いてキャベツを使わない回鍋肉。

重慶酢豚。

葉ニンニクを使った麻婆豆腐。

それぞれに風味が従来の酢豚や麻婆豆腐と違っていて、知的好奇心もそそられる(と言いいながら、何が入っていたかほとんど忘れてしまった(^_^;))料理ばかりだった。
仕上げが担々麺(小椀)。太い麺がおいしい。

白きくらげとイチジクのデザートも初めて食べた。good!

内装も落ち着いた感じ。


今日は一品ごとにスリリングな感覚を味わった。これまでにない中華体験だった。
円卓で大勢で楽しむ中華ではない。親しい友人と来てゆっくり料理の味を楽しみたい店だ。
月曜と第3火曜定休。営業時間はLunch 11:30~14:00(L.O)、Dinner18:00~21:30(L.O)。
珉珉(<珉は玉偏に民>みんみん)羊肉館(東京・渋谷、餃子)
日本の餃子店の元祖とも言える店、珉珉羊肉館(<珉は玉偏に民>みんみんやんろうかん、東京都東京都渋谷区道玄坂2-7-5、03・3461・8262) に行った。
昭和22年の終わりか23年の初めごろだったという。渋谷の百軒店で創業者の高橋通博さんが「友楽」という中華料理店を始め、この店で鍋貼児(コウテル=水餃子が冷めてしまったとき、鉄鍋で火入れしたことから始まったと言われる焼餃子)を出したのが始まり。4年後、友楽は恋文横丁(現109裏)に移り「珉珉羊肉館」に名前を変えた。
当時、豚肉は高く、餃子の具に羊肉を使っていた。羊肉は羊毛を取るために日本でも飼われていた。歳をとった羊が肉にされて安価で出回ったという。その代わり臭いが強く、それを消すためにたくさんのにんにくを使ったのが、にんにくを使う日本的な餃子の始まりらしい。中国では水餃子が主流で、具にはにんにくを入れないのが一般的だ。
その後、大阪にいた高橋さんの知人が珉珉の商標を使わせてもらい、大阪ににんにくを使った餃子の店を開いたという。この店がヒットし、チェーン展開もした結果、にんにく入り餃子が全国に広まった。
珉珉羊肉館は1967年に道玄坂裏に移転。高橋さんは亡くなり、奥さんが店を守りつづけた。その奥さん(現在81)は最近、転んで腰の骨を折ってから店には出なくなり、いまは長男の衛(まもる)さん(49)が店を継いでいる。衛さんによると、お母さんは渋谷で生まれ育ち、生きている忠犬ハチ公も見ていたという。
さて、店に着いて、さっそく焼き餃子(6個530円)2人前に水餃子(同)を頼んだ。ビール(大瓶、550円)は各種あるが、サッポロラガーを頼んだ。サッポロラガーは業務用のみが出ているが、なかなか見かけない。とても懐かしい味で、迷わず頼んだ。

水餃子は汁に味のついたタイプと鶏がらスープに入っている水餃子を醤油で食べるタイプの二つがあるが、醤油で食べるタイプを選んだ。

オーソドックスな味。今は豚肉を使っていて、当時よりはにんにくの量も少ないという。どちらかというと焼き餃子が好きな私だが水餃子も焼き餃子と同じくらいおいしかった。

創業者の長男、衛さん。

店内には映画や演劇のポスターが数多く貼ってある。関係者がたくさん訪れているのかと思ったら、「ポスターハリス・カンパニー」という会社が道玄坂にあり、「その店が貼っていく」と衛さんが解説してくれた。自らは文化的な演出などせずに、味一筋で生きている。

めんも食べてみた。鶏そば(塩味)780円。うまい。鶏がらスープに塩を入れたお汁がおいしい。餃子と鶏そばを注文すれば大満足だ。
宇都宮のみんみん本店とは直接の関係はないが、衛さんがある大学教授に、「宇都宮のみんみんに店名の相談を受け、『東京で珉珉という店が流行っているので、みんみんという名前はどうか』とアドバイスした」という話は聞いたことがるそうだ。

日曜定休。営業時間は17:00~23:30。
MARGE(東京・渋谷、バー)

魚可津に誘ってくれた友人のM君が連れて行ってくれたのが、MARGE(渋谷区道玄坂1-16-13、03・5428・5920)というバー。6月にオープンしたばかりという。
タクシーを246号線のセルリアンタワーを過ぎたところで降り、強引に道を渡って、ちょっと歩いたところにあるのだが、わかりにくい場所だ。店の人も「電話かかってきて説明したが、来ることができなかった」と話していた。
インターネットで検索すると最近はあらゆる店が検索できるが、この店は出てこなかった。文字通り、インターネット時代の隠れ家的バーだ。
驚いたのは、ドアを開けてから感じの良い薄明かりの廊下があり、そこを少し歩き、もう一つドアを開くと店に入れるという仕掛けだ。薄明かりの廊下には灯明が並べてあり、足元だけが明るい。幻想的なムードが漂う。
お店も和風デザインを取り入れた落ち着いた空間。
お酒はオリジナルカクテルなどはないが、お酒も食べ物もおいしく、満足できる。
日曜、祝日休み。営業時間は午後8時から午前4時まで。
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